(令和3年)なにわ七幸めぐりを行く!梅咲く住吉大社から大念仏寺と太融寺(その2)
融通念仏宗の大本山である大念仏寺は、流石は大本山だけあって大きく威厳がある寺でした。
これから大阪北にある太融寺に向かいたいと思います。
〜 前回 〜
なにわ七幸めぐり
ここ数年、僕の中で恒例となった『なにわ七幸めぐり』です。
大阪の有名な神社仏閣を巡って、ご利益をあやかろうと始めたのですが、年始から巡るのが習慣になりました。
巡るのは、
・今宮戎神社 (商売繁盛)
・四天王寺 (家内安全)
・大念仏寺 (諸芸上達)
・太融寺 (無病息災)
・大阪天満宮 (学業成就)
・四條畷神社 (心願成就)
の七つです。
これだけ立派な神社仏閣が並んだら、廻りたくなるでしょう!
良い事があるに違いないはず。
専用の色紙またはバインダーを購入して、御朱印を集めます。
7つの神社仏閣のどこから始めても良いです。
太融寺へGo
大念仏寺から太融寺までは、太融寺の西側にある太い道路を南に10分くらい歩いて、大阪地下鉄の谷町線で行きます。
こんな感じです。
40〜50分ほどかかり離れているのですが、道は分かりやすいですね。
太い道路沿いに地下鉄「平野駅」の入り口があり、見逃すことは無いと思います。
電車は空いていたので、座って楽々でした。
大阪地下鉄は、御堂筋線はかなり混んでいるのですが、他の路線は割と空いています。
「東梅田駅」で地下鉄で降りるのですが、この北西改札で降りるのが大切です。
大阪の梅田の地下は兎に角ややこしいです。
もう何十年も利用しているのですが、あまり自信がありません。。。
改札のすぐにある「イーストモール」を真っ直ぐ東へ。
たくさんの飲食店があって、食欲がそそられるのですが、我慢しました。
突き当たりにある泉の広場で、階段を上がって地上に出ました。
最近改装されて、とても綺麗になって魅力のスポットです。
僕と同じように写真を撮っている人もいますね😀
地上に上がって、そのまま東に進めばすぐです。
太融寺は、この道路沿いにあります。
太融寺
太融寺に到着です。
ここは西門になります。
本堂
西門から入ってすぐにある本堂。この写真の左側に西門があります。
線香と蝋燭を供えて、般若心経を唱えました。
ここにいらっしゃるのは、千手観世音菩薩です。観音さまと少しお話をしました。
観音さまと話をすると気持ちが落ち着きます。
本尊は千手観世音菩薩で、脇仏に地蔵菩薩と毘沙門天がいらっしゃいます。
観世音菩薩
観世音菩薩は、全ての人々をよく観察して、観音の名を唱えて助けを求める人があればすぐに救ってくれます。三十三の姿に変化して我々を救ってくれると観音経には書かれています。観音菩薩さまは救う相手によって、様々な姿になって現れます。
千手観世音菩薩は、千の手を持っていて、一つ一つの手の掌には眼があり、この眼で一切の衆生の願い事を余す事なく見届け、千の手にあるように、あらゆる手段で願いを叶えてくれます。とても人気のある観世音菩薩です。
地蔵菩薩
地蔵菩薩さまは、釈迦がこの世を去ってから56億7000万年後に弥勒菩薩が現れるまでの「無仏の時代」に、娑婆世界にとどまって人々を教え導き救済するように、釈迦から頼まれた菩薩です。
地蔵菩薩は全ての人を救うまでは、娑婆世界にとどまって、自分は成仏しないと固く決意しました。
人が死んだあと地獄の苦しみから地蔵菩薩が救ってくれるとも言われています。
毘沙門天
毘沙門天は四天王の一人、多聞天の事です。その名の通り、仏の教えを数多く聞いて精通し、仏教を守護する仏です。
単独で祀られる場合は毘沙門天と言い、四天王の一人として祀られる場合は多聞天と言います。
日本では七福神の一人として信仰されて、馴染み深い仏様です。
一願堂
本堂の右側を奥に進んでいくと、一番奥に、この不動明王を祀った一願堂があります。
太陽の光が直接当たらないので、薄暗く、神秘的な雰囲気です。
「どうしても叶えたい願い」を胸に百度参りすると、不動明王さまが願いを叶えてくれると信じられています。
奥には奥の院があり、滝があり、岩穴があります。そこには戦前の不動明王、つまり先代の一願不動さまが祀られています。
不動明王
凄まじい破壊の側面と人々を救済する慈悲の心とを兼ね備えている大日如来の化身。激しい憤怒の表情をして火炎の中にあり、その炎であらゆる障害と一切の悪を焼き尽くします。
不動明王は空海によって伝えられ、山岳信仰と結びついて修験者の間で信仰を集めました。
火炎を背にして、右手に剣、左手に羂索を持っていて、その顔は激しい憤怒の表情をしています。
白竜明神
一願堂を出て西門まで戻ると、赤い鳥居があり、白竜明神が祀られています。
真言宗らしい神仏習合の匂いがあります。
縁結びのご利益があり、多くの女性がお参りされます。
狛犬さんは今にも飛びかかってきそうな雰囲気です。
悪い事は出来ませんね!
お利口さんにしています😌
淀殿の墓
奥にあるのは、淀殿の墓です。
僕は、そっと手を合わせました。
淀殿は、浅井長政の娘三姉妹の一人茶々で、豊臣秀吉の側室として知られ、豊臣秀頼の母です。
1615年の大坂夏の陣で敗戦し、豊臣秀頼と共に自刃しました。
遺骨は大坂城外の鴫野郷弁天島の淀姫神社に石塔を建てられていたのですが、明治10年(1877)に城東練兵場(現大阪城公園)造成にあたり、豊臣家に縁りの深い太融寺に移されました。
太融寺に咲く梅の花
太融寺にある石庭の隅に、梅の花が美しく咲いていました。
今日は3月1日。
梅も満開です。
良い日に参拝できた事を心から喜びました。
太融寺の本尊
千手観世音菩薩
太融寺の縁起
○ 弘仁12年(821)、弘法大師が森の中から異香の薫りを放つ霊木を採られ、地蔵菩薩と毘沙門天とを刻んで草庵を結ばれたことがその始まりです。
大いに興趣を感じられた嵯峨天皇が、その翌年この地に行幸なされ、ご自身の念持仏を下賜されました。
その念持仏こそ千手観世音菩薩であり、本堂のご本尊として信仰されています。
○ 豊臣家に縁が深く、淀君の墓があります。
淀君は、あの豊臣秀吉の側室であり、秀頼の母です。また淀君の母は織田信長の妹・市です。
太融寺の御朱印
「なにわ七幸めぐり」の御朱印5つ目です
太融寺への行き方(アクセス・地図)
電車
- 阪急大阪梅田駅から徒歩10分
- 地下鉄梅田駅から徒歩10分
- JR大阪駅から徒歩10分
- 地下鉄谷町線「東梅田駅」より徒歩7分
- 地下鉄御堂筋線「梅田駅」より徒歩10分
- 阪神「大阪梅田駅」より徒歩10分
自動車
- 阪神高速 扇町出入口から3分
太融寺の駐車場
なし
近隣の有料駐車場をご利用ください
太融寺の所在地・連絡先
所在地 | 〒 530-0051 大阪市北区太融寺町3-7 |
電話番号 | 06-6311-5480 |
帰り道
外に出ると、車がバンバンと走れ、騒々しい都会です。太融寺は都会のオアシスでした。
もう5時です。
住吉大社から大念仏寺、太融寺と参拝した旅もこれで終わり。
満足の1日でした。
楽しかったですね。
読んで頂いた皆さん、お疲れ様でした。
ゆっくりと寝てください。
合わせて読みたい
基本情報
参拝レポート
前回までのレポート
住吉大社で「なにわ七幸めぐり」のバインダーと御朱印を頂きました
昨年のレポート
昨年は住吉大社から始めて、5日掛けてゆっくりと巡りました
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