小さな住吉祭の住吉大社と大鳥大社
毎年、7月30日から8月1日まで住吉大社では、住吉祭が行われます。
所が、今年はコロナの為中止となり、神職と関係者で行われる小規模な住吉祭となりました。
賑やかではないですが、厳かに行われ、見に来てよかったです。
時間もあったので、大鳥大社へお詣りしました。
住吉大社の住吉祭
コロナの影響
毎年7月30日から8月1日は、住吉大社では住吉祭が行われれます。
今年はコロナの影響が沢山ありましたが、ずっと住吉祭はどうなるんだっとが心配していました。
神職の方に伺うと、「例年のような大規模な祭は中止で、今年は住吉祭は神職や関係者で行われ、小さな規模で行われる」と言う事です。
一般の人も見れると言う事なので、中止になった今年も住吉祭を見に行きました。
例年は賑やかな住吉祭。どうなるのでしょうか。
参道を歩くと・・・
住吉大社前の信号から見ると、「住吉祭」と書いてる掲示板と提灯が見えます。
住吉祭は行われているようですが、人があまりいないようです。
一の鳥居
例年なら参道には沢山の出店が所狭しに並んでいて、見物客で人が溢れているのですが、今年はご覧の通り人があまりいません。
寂しいものです。
コロナが悪いのですね。
コロナめ!許さん!
太鼓橋
太鼓橋は美しいものです。
「反り橋」とも言うのですが、僕は太鼓橋と呼ぶ方がお洒落な気がして好きなのです。
太鼓橋の上に上がると周囲が見渡せます。
住吉祭なので、提灯を立てていますね。
不思議なのですが、ここに来ると写真を撮りたくなるのです。
僕は参拝する度に太鼓橋で写真を撮っています。それも毎回同じ構図で・・・
幸寿門と茅の輪くぐり
「幸寿門」には、茅の輪が飾られています。
夏越しの大祓は、6月の終わりに行われるのが多いですが、住吉大社では7月の終わりに行われます。住吉祭りの為でしょうか?
またいつか調べますね。
門に茅の輪が飾られているので、参拝する人は全員、穢れを払う事が出来るのですね。
素晴らしいアイデアです。
本殿
「幸寿門」をくぐると目の前に、第三本殿があります。
住吉大社は本殿が4つあるのです。
本殿前にロープが貼ってあり、1メートルの間隔で2列に並ぶようになっています。
コロナの影響ですね。
神輿
本殿の横に、神輿が置かれていました。
大きな物から小さな物まで数台並んでいます。
御朱印を頂いた時に、巫女さんに「1時から遷霊祭」が行われると教えて頂きました。
今は12時半。
グッドタイミングです!
儀式
本殿前に神輿が一台置かれ、宮司さまが神輿に向かって礼をしました。
テントの中に数人の神職が座っています。
指が写っていますね。。。
ゴメンなさい。。。
本殿前に白い幕が張られ、その幕で神輿を隠しました。
何かを見えなくしているようです。
白い幕は本殿まで運ばれました。
隠されていたのは神様でしょうか。
神様を神輿から本殿に移って頂いたのだと思います。
本殿に宮司さまが祝詞を上げました。
神職の方々が退出し、神輿が運び出されました。
30分程の短い間ですが、終了のようです。
例年の賑やかな住吉祭と違って、静かに厳かに祭りは行われました。
雑念が取り払われ、気持ちがスッとした気分なりました。
暑いはずなのに不思議な物です。
このような静かな住吉祭は二度とないと思いますので、貴重な体験をしたと思います。
(今頃コロナは、住吉大明神に怒られていると思います)
本殿の後ろ姿
本殿を裏から見た風景もいい物ですね。
さて、時間もあるので大鳥大社に向かいます。
住吉大社から1時間くらいで着く予定です。
昨年の住吉祭(2019年)
住吉大社の由緒
神功皇后摂政11年(西暦211年)。
神功皇后が新羅遠征(三韓遠征)された時の事です。
神功皇后は、住吉大神の加護を得て強大な新羅を平定し無事帰還します。この凱旋の途中、住吉大神の神託があり、この住吉に祀られました。
住吉大神とは、底筒男命 、中筒男命 、表筒男命 の事です。
住吉大社の祭神
住吉大社の祭神は、伊弉諾尊が禊祓を行われた際に海中より出現された底筒男命・中筒男命・表筒男命の三神、そして神功皇后が祭神です。
第一本宮 | 底筒男命 |
---|---|
第二本宮 | 中筒男命 |
第三本宮 | 表筒男命 |
第四本宮 | 息長足姫命(神功皇后) |
住吉大社の御朱印
住吉大社の拝観時間
開門時間 |
|
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閉門時間 |
|
御守授与所 | 午前9時00分~午後5時00分 |
---|---|
祈祷受付 | 午前9時00分~午後4時00分 |
五所御前(五大力) | 開門~午後4時00分 |
楠珺社(初辰さん) | 午前8時30分~午後4時00分 |
種貸社 | 午前9時00分~午後4時00分 |
おもかる石 | 開門~午後4時00分 |
住吉大社への行き方(アクセス・地図)
- 南海本線「住吉大社駅」から東へ徒歩3分
- 南海高野線「住吉東駅」から西へ徒歩5分
- 阪堺線 「住吉鳥居前駅」から徒歩すぐ
住吉大社の駐車場
普通車 | 1時間200円 以降30分100円 |
大型車 | 1時間500円 以降30分200円 |
※吉祥殿利用無料 ※正月・住吉祭は閉鎖
※入庫:午前6時から 出庫:午後10時まで
住吉大社の所在地・連絡先
〒558-0045 大阪府大阪市住吉区住吉2丁目 9-89
TEL : 06-6672-0753 FAX : 06-6672-0110
大鳥大社へ
南海電鉄「浜寺公園駅」で下車しました。
南海「羽衣駅」でJRに乗り換え、JR鳳駅で降りると近いのですが、参拝の為に歩くのが好きなので「浜寺公園駅」で下車して歩きます。
ほんの30分歩けば大鳥大社に着きます。
オススメですよ。
駅からすぐに、「大鳥大社」と書いた大きな看板が見えます。
矢印が左にあるのが見えるでしょうか。
太い道路のある踏切があり、ここを左に太い道路に沿って歩きます。
ここを真っ直ぐ歩けば大鳥大社です。
分かりやすいでしょ!
30分歩くと、鳥居が見えてきました。
ほらね、簡単でしょ!
これが大鳥大社の一の鳥居です。
温かみのある木で出来た大きな鳥居ですね。
着いたのは、4時半。
遅かったせいか、暑いせいか、人があまりいませんでした。
独占です!
参道沿いに、日本武尊さまの銅像が建てられています。
古代の服装が特徴的ですね。
大鳥大社は日本武尊さまが祀られているのです。
覚えて置きましょう!
宮に戻って休む事なく、東国の平定を命ぜられます。
その途中で伊吹山の荒ぶる神を倒すために山に入ったところ神の祟りにあって、亡くなってしまいました。
日本武尊の御霊が白鳥となり、ここ大鳥大社に降り立ちました。
悲しい物語ですね。
これが何だか分かりますか?
神社の真ん中に現れるのが、工事中の拝殿です・・・
拝殿・舞殿があるのですが、建て替え中で見る事が出来ませんでした。
少しショックですが、リニューアルした拝殿を楽しみにしましょう。
右手に大きな楠木が見えます。
隣に臨時の拝殿があります。
この前から祝詞を上げ、祈りました。
滅多と無いことでしょう。
臨時と言えども、神様に祈りを捧げるのは同じ事です。
心が清らかになりました。
臨時の拝殿の後ろには本殿があり、塀で囲まれています。
「鳳造」と呼ばれる特徴のある本殿で、力強い感じがします。
干支の描かれた大絵馬が3つ並べてありました。
初宮詣の記念写真の為にあるのです。
きっと可愛い赤ちゃんが詣られるのでしょうね。
赤ちゃんの将来が楽しみですね。
境内社の大鳥美波比神社です。
天照大神が祀られてあり、相殿には菅原道真公が祀られています。
何やら矢印があります。
何々・・
「商売繁盛・財運向上の御神木
根上がりの大楠」
善は急げです!
行ってみましょうか!
これが「根上がりの大楠」です。
木の根が隆起している事から「根上がり」
「値が上がる・価値が上がる・運気が上がる」
とされ、古より商売繁盛・財運向上の大楠と伝えられているそうです。
樹根部分の穴に「楠神霊」が祀られています。
僕は、しっかりと念入りに手を合わせました。
本殿の裏まで回ると、祠がありました。
大鳥大社のHPにも紹介されていない謎の祠です。
中には石の柱のような物がありました。
謎ですね。
誰か知っていたら教えてください。
帰りも歩きました。
ここは、「浜寺公園駅」のそばの踏切です。
今日も一日楽しかったです。
神さま、ありがとうございました。
大鳥大社の由緒
熊襲と東国を平定した日本武尊が伊吹山の賊を倒した時に、病に冒され死んでしまいます。日本武尊の屍は白鳥と変わり空を飛びました。
そして、最後にこの地に留まったそうです。
この地に留まると一夜にして種々の樹々が生い茂った、と伝えられことから、千種の森と呼ばれています。
そして創建されたのが大鳥大社です。
また大鳥の連祖神が祀られていて、天児屋命と同一視されています。
大鳥大社の祭神
日本武尊
大鳥連祖神
大鳥大社の御朱印
大鳥大社の拝観時間
開門時間:午前5時30分
閉門時間:午後6時
御祈祷受付:午前9時~午後4時30分
(御朱印も4時30分までです)
大鳥大社への行き方(アクセス・地図)
南海電鉄「浜寺公園」駅から
JR「鳳」駅から
大鳥大社の駐車場
無料駐車場 有り
大鳥大社の所在地・連絡先
所在地 | 堺市西区鳳北町1丁1-2 |
---|---|
電話番号 | 072-262-0040 |
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