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ジョーカー(2019年)

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ジョーカー(2019年)

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  1. ジョーカー(2019年)
    1. あらすじ(ネタバレ)
      1. ざっくり、あらすじ
      2. 詳しく、あらすじ
        1. 笑う病気を持つアーサー、心臓病の母
        2. 女性を救い、富裕層を撃ち殺した英雄
        3. トーマス・ウェインの隠し子
        4. 司会を撃ち殺す
        5. 英雄ジョーカー
        6. 病院のカウンセリングで
      3. かなり詳しく、あらすじ
        1. ピエロの仕事
        2. ソーシャルワーカーとの面談
        3. 笑う病気
        4. トーマス・ウェインへの手紙
        5. マレー・フランクリン・ショー
        6. ランドルの銃
        7. 叱られるアーサー
        8. 黒人女性の笑顔
        9. 跡をつける
        10. コメディ・クラブ
        11. 黒人女性との小さな会話
        12. 小児病棟での出来事
        13. アーサー、クビになる
        14. 地下鉄での事件
        15. トーマス・ウェインの失敗
        16. 予算削減、面談の閉鎖
        17. コメディ・クラブ
        18. 街を歩く二人
        19. 手紙の中身
        20. ブルース・ウェイン
        21. イカれた女
        22. 母親、倒れる
        23. コメディ・クラブでのライブ映像
        24. アーサー、トーマス・ウェインに会う
        25. 番組への出演依頼
        26. ペニー・フラックの書類
        27. 現実
        28. 母の最後
        29. 素敵な笑顔だ T.W.
        30. ランドルを殺す
        31. 「ジョーカー」で頼む
        32. アーサーのネタ
        33. アーサーの怒り
        34. 英雄
        35. ジョーカーの笑い
    2. 感想・考察 (ネタバレ)
      1. 賛否両論!ただ不幸ばかりの映画なのか、社会問題を指摘したジョーカーの誕生秘話なのか
        1. 否定的な見方をすると・・・
        2. 肯定的な見方をすると・・・
      2. 「人生は悲劇だと思っていた。だが今分かった。僕の人生は喜劇だ」の意味
      3. 「この人生以上に硬貨な死を望む」の意味
      4. ウェイン・ホールで観ている映画は?
      5. アーサーは、トーマス・ウェインの子供なのか?
      6. アーサーが病院に監禁された理由
      7. アーサーが冷蔵庫に入ったのは、どういう意味?
      8. ラストの言葉「ジョークを思いついた」の意味
      9. ラストの言葉「理解できないさ」の意味
      10. ラストでジョーカーが歩く足跡が赤い意味
      11. 時計の時刻が全部”11時11分”
      12. 全部、ジョーカーの妄想???
      13. 全部、ジョーカーの作り話???
      14. アーサーとジョーカーは別人?
      15. 影響受けたと言われている『タクシードライバー 』
      16. 影響受けたと言われている『キング・オブ・コメディ 』
    3. 作品
    4. スタッフ・出演
    5. 関連

ジョーカー(2019年)

あらすじ(ネタバレ)

ざっくり、あらすじ

母が心臓病で、自分自身も、突発的に笑ってしまう病気を持つアーサーはコメディアンを夢見ています。しかし地下鉄で女性にチョッカイを出していた男を銃で撃ち殺してしまいました。この事が原因で貧困層の人々がピエロの格好をして、富裕層に対するデモを引き起こるのです。
母は、自分がトーマスウェインの隠し子だと言うが、それは母の妄想でした。ある日アーサーは心臓病で倒れた母の首を絞めて殺してしまいます。
そんな時、運よくコメディー番組に呼んで貰いますが、そこで司会者に冷たい仕打ちをされるのです。怒りが込み上げ、アーサーは、自分が地下鉄殺人事件の犯人だと名乗り、司会者を撃ち殺しました。
アーサーは暴徒から英雄視されるのでした。

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詳しく、あらすじ

笑う病気を持つアーサー、心臓病の母

アーサーは、心臓病を患う母と二人で暮らしていた。アーサー自身、突然笑っしまう精神疾患に悩まされ、まともに仕事をする事も出来ない。
ピエロの格好をして看板を持ち客引きの仕事をするが、悪ガキに看板を盗まれ、追いかけるが逆にボコボコにされてしまう。看板を無くした事でクビになる。
職場の同僚に舐められないようにと銃を貰う。しかし、小児病連の慰問でピエロの芸を披露している時に、その銃を落としてしまい、それが原因でクビになる。

女性を救い、富裕層を撃ち殺した英雄

その帰りの地下鉄で女性がウェイン産業の社員三人にチョッカイを出されていた。アーサーの持病のせいで、笑いが止まらなくなる。男達が気を取られた隙に女性は逃げる。男達は、アーサーに詰め寄る。アーサーは持っていた銃で男達を撃ち殺してしまう。
その事件は、ピエロの格好をした男が女性を救う為に大企業の社員を撃ち殺した、と新聞に載る。
この事件は富裕層に対する不満を刺激した。街にピエロの格好をしたデモが起こる

トーマス・ウェインの隠し子

ある日、母は、アーサーの実の父はウェイン産業の経営者トーマス・ウェインだと言う。嘘だと思いながらも、トーマスの家に行くと、まだ幼いブルースがいた。ブルースに声を掛けると、追い出されてしまう。
トーマスに直接会うが、母の妄想だと否定された上、母が精神病でアッサム州立病院に入院していたことを知る。
アッサム州立病院で書類を調べると、その通り母は、妄想障害があり、実は自分は養子で父に虐待されていた事を知る。
アーサーが家に帰ると母が倒れた。母は入院するが、アーサーは母親に枕を被せて殺してしまいます。

司会を撃ち殺す

これで、何も守るべきものは無くなった。
家に遊びに来た同僚を刃物で刺し、殴り殺した。その同僚はアーサーを馬鹿にしていた男だった。
以前偶然出たコメディショーの司会者が、テレビにアーサーを呼んだ。
アーサーは、テレビに出演するが、司会者はアーサーをからかい始める。突然、アーサーはピエロの殺人事件は自分がやったと言名乗り、司会者を撃ち殺す。そしてアーサーは逮捕された。

英雄ジョーカー

テレビの放映を観て、デモは暴徒化する。ブルースの両親は暴徒に襲われ、ブルースだけが生き残った
アーサーを護送するパトカーに暴徒の車が追突する。中から出てきたアーサーを暴徒は英雄視する

病院のカウンセリングで

アッサム州立病院にアーサーは入院する。
アーサーは、病院のカウンセリングで、「ジョークを思いついた。君には理解できない」と 謎の言葉を残して席を立つ。
部屋からジョーカーは踊りながら出てくる。その足跡には血が・・・。

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かなり詳しく、あらすじ

ピエロの仕事


1981年10月15日木曜日。
アーサー・フレックは、ロッカールームでピエロのメイクをしています。
そして、楽器店の前で看板を持ち踊り、呼び込みをするアーサー。
すると、悪ガキが集団で看板を盗んで逃げました。
アーサーは走って追いかけます。

路地裏で追いつきますが、アーサーは悪ガキ共に殴られ蹴られてボコボコにされてしまいました。
可哀想なアーサーです。

ソーシャルワーカーとの面談


書類や荷物が積み上げられた薄汚い部屋。
アーサーは黒人の女性と向かい合っています。彼女はソーシャル・ワーカーです。
「狂っているのは僕か?世間か?」
とアーサーは呟きます。
「日記は?」
「日記だけでなく、ジョークのネタも書いている」
とノートを女性に渡しました。
この人生以上に硬貨な死を望む
アーサーは、定期的にソーシャルワーカーの面談を受けているのですが、不満そうです。

笑う病気


バスに乗っていると、黒人の子供がアーサーの方を見ていました。
アーサーはいないいないバーをすると、子供はケラケラ笑って喜びますが、そばにいた母親が
「構わないで!」
と冷たくあしらいました。

アハハ、ハハハ・・・
とアーサーは大きな声で笑い出しました。
ハハハ・・・と笑いが止まりません。
アーサーは、母親にカードを渡しました。
笑うのは許して病気です。
脳および神経の損傷で突然笑い出します
母親は汚い物を見るような顔をしてアーサーから顔をそらしました。

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トーマス・ウェインへの手紙


アーサーは、街の長い階段を登り古い建物に入って行きました。
アーサーの住んでいるマンションです。
郵便受けを確認した後、エレベーターに乗り、自分の部屋に入って行きました。

「ハッピー、郵便受けは見た?」
母親はアーサーをハッピーと呼んでいます。
「何も入っていない」
「何通も出したのに」
「トーマス・ウェインは忙しいのさ」

マレー・フランクリン・ショー


テレビで『マレー・フランクリン・ショー』が始まりました。アーサーは見入っています。
コメディアンでマレーが司会を進めます。
観客席を見ると、何故かアーサーがいました。
「愛しているよ、マレー」
とアーサーが叫ぶとマレーがスポットライトを指示しました。

「君には特別な物を感じる。」
アーサーは舞台に呼ばれました。
「君が息子なら今すぐ全てを捨てる」
とアーサーをハグします。
アーサーはテレビを見ながらニヤッと笑いました。

ランドルの銃


ロッカールームで靴紐を結んでいると同僚のランドルが入って来ました。
「大丈夫か?襲われたって?不良どもめ。やるよお前に」
紙袋をアーサーに渡しました。それには、銃が入っていました。
「自分の身を守れ。やられる前に」

叱られるアーサー


小さな男ゲイリーがアーサーを呼んでいます。
アーサーはボスの部屋に入って行きました。
「またしくじったな」
ボスがカンカンに怒っています。看板の件です。

「君は仕事場から消え、看板も返していない」
盗まれたと言っても聞いて貰えません。
「君がいると迷惑と言っている連中もいる」
黙って小言を聞いているアーサー。

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黒人女性の笑顔


自宅に帰りエレベーターに乗ります。
「ちょっと待って」
すると黒人女性ソフィが入って来ました。小さな娘を連れています。
二人は一緒に降りました。

ソフィは、左手で頭を銃で撃つマネをしました。
アーサーも同じように銃で撃つマネをすると、ソフィはニコッと微笑みました。

アーサーは母親を風呂に入れていました。
「郵便配達が捨てたのよ」
母親は手紙の返事を待っています。ウェインの所に30年前に働いていたのです。

跡をつける


アーサーは、学校のフェンスからソフィと娘を見ていました。
電車でソフィが帰る様子をアーサーはじっと見ています。
ずっとソフィをつけていたのですね。

コメディ・クラブ


コメディ・クラブにアーサーは入りました。
アーサーはコメディを見て笑っています。
家でノートを書いていました。
心の病を持つ者にとって重要なのは世間の目だ。
こう訴えてくる。
心の病などない。普通の人のようにしてろと

黒人女性との小さな会話


人が尋ねて来ました。あの黒人女性ソフィです。
「私をつけて来た?」
「ああ」
「強盗に来たのかと」
「銃があるから明日押し入る」
「面白い人ね」
ソフィは笑いました。

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小児病棟での出来事


小児病棟でアーサーはピエロを演じています。
『幸せなら手を叩こう』の歌に合わせて踊っています。
とても楽しそうです。

ポケットから何か落ちました。
ランドルに貰った銃です。
アーサーは慌てて隠します。
誰も銃に気づいている様子はありませんでした。

アーサー、クビになる

公衆電話でアーサーは怒鳴られています。
「なぜ小児病棟に銃なんか持ち込んだんだ」
「小道具です。盛り上げる為の」
アーサーはクビになりました。

地下鉄での事件


地下鉄に乗るアーサー。
落ち込んでいます。
ピエロのメイクをしたままです。

同じ車両にスーツを来た男3人が酔っ払って、一人の女性にチョッカイを出しています。
アーサーはじっと見ていました。
ポテトを女性に投げつける男たち。
アーサーは突然笑い出しました。病気が発症したのです。

「何笑ってんだ!」
怒鳴る男の隙を見て女性は逃げ出しました。
3人はアーサーに絡み、ボコボコに蹴ります。

一発の銃声がしました。
アーサーは男を撃ったのです。
二人倒れ、一人は逃げ出しました。
駅に電車が止まり男は逃げますが、アーサーは追いかけて撃ち殺しました。
アーサーは慌てて逃げて行きます。

ソフィの部屋をノックしました。
出て来たソフィにいきなりキスをするアーサー。

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トーマス・ウェインの失敗


自宅で母親とテレビを見ていると、地下鉄での殺人事件のニュースがやっています。
ピエロのマスクを被った男が女性を救う為に3人を殺したと話題になっています。
貧困層には殺人者を支持する声もあります。
トーマス・ウェインが出演していました。

殺された3人は我が社のエリート社員。」
アーサーはイライラしながら聞いていました。
仮面なしでは人を殺せない卑怯者だ。我々が築いたこの社会で彼らのような落伍者は、ただのピエロだ!
見ていたアーサーは、笑い出しました。

予算削減、面談の閉鎖


ソーシャルワーカーと面談をしています。
ちょっと前まで誰も僕を見ていなかった。僕は存在するのかなって。僕はずっと自分が存在するはが分からなかった。でも、僕はいる。世間も気付き始めた
「残念な話が・・・」
アーサーの話は聞かなかったようにソーシャルワーカーは話始めました。
「市の予算削減で、ここは来週で閉鎖。面談は今日が最後よ」

コメディ・クラブ


コメディ・クラブでアーサーは舞台に立っています。
「僕は子供の頃・・・」
アーサーがネタを披露しようとしますが、病気の笑いが出て上手く話しません。
僕は子供の頃学校が嫌いだった。
母が言った。楽しんで!いつか社会人になるのよ。
違うよ。僕はコメディアンになる

客席では、ソフィが笑顔でアーサーを見ていました。

街を歩く二人


街を歩く二人。
新聞に「殺人ピエロ 逃走中」と書かれているのを見て、ソフィは言いました。
「この街のヒーローよ。3人死んで、マヌケはあと百万人」

通り過ぎるタクシーの座席にピエロのマスクを被った女性がいました。彼女はアーサーをじっと見ています。
アーサーは笑顔を返しました。

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手紙の中身


自宅に帰ると
「忘れずに投函して」
と母親はウェインへの手紙を渡しました。
アーサーは母親が去ると手紙を開けました。

あなたの息子と私は助けが必要です。
トーマス、私たち親子はあなただけが頼りです。
永遠の愛を。ペニー・フレック
アーサーは怖い顔をしていました。
アーサーは母親に怒鳴ります。
「ママ、あの手紙は本当?」
あの人は特別な人よ。恋に落ちたの。でも騒ぎになる前に離れようと言われたの

ブルース・ウェイン


電車に乗り出掛けました。
屋敷の中には、幼い男の子がいます。
アーサーはピエロの鼻を付けてスティックを持って踊ります。

「名前は?」
「ブルース」

イカれた女


男が駆け寄って来ました。
「何者だ。御子息に話しかけるな」
「僕の母の名はペニー・フラック。昔ここで働いていた。ウェインさんに合わせて欲しい」
アーサーは二人の関係を知っていると脅します。
何もなかった。秘密などない。彼女の妄想だ。イカれた女だ

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母親、倒れる


自宅に帰ると母親が救急車で運ばれて行きます。
母親はマスクを付けて寝ています。
アーサーは椅子に座っていました。
その横には黒人の女性がいました。

コメディ・クラブでのライブ映像


病室のテレビではマレーが
「コメディクラブでのライブの模様です」
アーサーが映っています

僕は子供の時学校が嫌いだった。
母は言った。楽しんで。いつか社会人になるのよ。
違うよ。コメディアンになる
あの時の舞台です。
「もう一つある。彼は最高だ」
アーサーは続けます。
変だな。子供の頃はコメディアンになると言ったらみんなに笑われた。
今は誰も笑わない
「全くその通り」
とマレーは相槌を打ちます。

アーサー、トーマス・ウェインに会う


「怒りと不満の高まりは爆発寸前のようです」
テレビでは、通りを埋めるピエロ姿の人々がデモを行っています。
ウェインホールの前でも大規模なデモが行われていました。
デモの中をアーサーは通り抜けてホールに入って行きました。

ホールでは、チャップリンの「モダンタイムス」が上映されていて、観客は笑っています。
客の一人が立ち上がってトイレに向かいました。アーサーは追いかけます。
トイレでアーサーは男を待っていました。

「何かね」
「僕はアーサー。母はペニー・フラック。母から話を聞きあなたに会いたくて」
そう、男はトーマス・ウェインです。
「君の父親ではない。君は養子だし、彼女とは寝ていない。金か?」
アーサーは動揺しています。
彼女は逮捕され州立病院へ。君が幼い時だ。イカれた女だ

アーサーは怒ります。
「僕が欲しいのは温もりとハグだよ。パパ。何故あんたらは母を悪く言う?」

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番組への出演依頼


自宅に帰ると電話のベルが鳴り響いています。
冷蔵庫の中身を取り出すアーサー。
警察官の声が電話から聞こえます。
アーサーは冷蔵庫の中に入ってしまいました

電話のベルが鳴り響いています。
フランクリン・ショーの番組担当者からです。
アーサーは電話を取りました。
アーサーのライブ映像が物凄い反響で、マレーが是非番組のゲストに来て欲しいと言うのです

ペニー・フラックの書類


アーカム州立病院で男が段ボール一杯の書類を運んで来ました。
30年前の書類を頼んだのです。
「ここに入れられるのはどんな人?」
とアーサーは尋ねました。
「犯罪者もいるが、あとはイカれて危害を加える連中さ。ここ以外に行くところが無い」
男はペニー・フラックの書類を取り出しました。
診断は、妄想性精神病・自己愛性人格障害・自分の子供の健康を危険に晒した罪で有罪

アーサーは男から書類を奪い逃げました。
非常階段の踊り場で書類を読んでいます。
虐待 ネグレクト
極度の異常行動 身体的虐待

ペニーの顔にはアザがありました。
幼いアーサーの顔にもアザがあります。
恋人が暴力をふるい、ペニーが黙って見ていたのです。
栄養失調で無数のアザがあり、頭部に酷い外傷がありました。

現実


雨の中自宅のマンションに戻って来て部屋に入ります。
アーサーはソファーに座りました。
壁には子供の絵が飾られ、テーブルにはパズルが置かれています。

「何してるの?」
ソフィが驚いています。
部屋間違えているでしょ。確かアーサーでしょ?出てって
何か変ですね。
まるで知らない人のようです。

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母の最後


病室で母親に話し掛けます。
僕の笑いは病気だ。僕はおかしいって。これが本当の僕だ
母親がか弱い声で
「ハッピー」
と声を掛けます。
何がハッピーだ。幸せなど一度もなかった。
人生は悲劇だと思っていた。だが今分かった。僕の人生は喜劇だ


アーサーは母親の枕を取り彼女の顔の被せました。
母親がもがきます。
それでもアーサーは抑え続けました。
そして動かなくなりました。

素敵な笑顔だ T.W.


アーサーは自宅で髪を緑に染めました。
鏡を見ながらピエロのメイクをします。

母親の若い頃の写真を見つけました。
その裏には、
-素敵な笑顔だ T.W.-
( Love your smile T.W. )
と書いていました。
アーサーは目を閉じ写真を握り潰します。

ランドルを殺す


玄関のブザーがなりました。
アーサーはポケットにハサミを入れ玄関に向かいます。
ランドルとゲイリーでした。
警察が店に来て地下鉄殺人事件の聞き込みをしたのです。
「もう警察と話したそうだな。俺も調べられる。で何て話した」

アーサーは、ハサミをランドルの首に刺します。
壁にランドルを何度も何度も打ちつけ殺しました。
ゲイリーは驚いています。
「心配するな。君は襲わない」

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「ジョーカー」で頼む


番組の控室です。
アーサーは待っていると、マレーが入って来ました。
番組進行の打ち合わせです。
「マレー、一つだけ。僕の紹介は「ジョーカー」で頼む」

アーサーのネタ


「ジョーカーの登場です」
マレーが紹介するとアーサーが踊りながら入って来ました。
「新しいネタを披露してくれるかい」
アーサーはノートを広げネタを探しています。
「一晩でも待つ」とマレーが突っ込み、笑い者にします。
ノートを見ながらネタを始めると、「暗記できないの?」とまた笑い者にします。
ネタは全く受けません。

アーサーの怒り


アーサーは地下鉄での殺人の話を始めました。
「証券マンを三人殺した。僕にはもう失うものは無い。傷つけるものもいない。」
突然の自白にマレーはアーサーを問い詰めます。
何故彼らに同情する?僕が歩道で死んでも踏みつけるだろう。誰も僕には気づかない。
世の中への不満をぶちまけます。

「あんたは最低だ。この番組に呼んだ、笑い者にするために」
マレーへの怒りをぶちまけます。
「社会に見捨てられゴミみたいに扱われた男だ!報いを受けろ」

銃声が鳴り響きました。

英雄


ゴッサムの街は燃えています
パトカーで運ばれるアーサー。
暴動を見てアーサーは笑っています。
パトカーに救急車がぶつかりました
大破したパトカー。

救急車からピエロ達が出て来てアーサーをパトカーのボンネットの上に載せました。
「立て!立つんだ!」
と声援が起こります。

アーサーはゆっくり立ち上がり、踊って見せました。
そして、唇の血を頬まで伸ばしました。

騒動の中で、トーマス・ウェイン夫妻は銃で撃たれて亡くなりました。

ジョーカーの笑い


アーサーの笑い声が響いています。
病院の中です。
アーサーは白い服を着て手錠を掛けられています。

「何がおかしいの?」
ソーシャルワーカーが尋ねました。
ジョークを思いついて
「聞かせて」
理解できないさ

部屋から出ていくジョーカーの後には赤い足跡がありました。

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感想・考察 (ネタバレ)

賛否両論!ただ不幸ばかりの映画なのか、社会問題を指摘したジョーカーの誕生秘話なのか

映画館で観た時、近くの席に3組のカップルがいた。よくこの映画を選んだなと不思議に思った。
この映画は賛否両論のようですね
僕自身、賛否両論なんです

否定的な見方をすると・・・

アーサーの人生は、酷く。ただ苦しんで苦しむ抜く人生で、観ていても気分が暗くなった。はも自分も病気で、クビになり何の希望もない。ウェインの経営者が実の父かも知れない、と希望を持つが、実は母の妄想で、自分は養子な上に虐待を受けていた事を知る。希望を失った上に生まれた時から不幸だった。
何の希望もない、不幸ばかりの映画だった
そればかりでは無い。
人を殺した犯罪者が英雄になる。

肯定的な見方をすると・・・

幾つもの「バットマン」の映画を観てきて、ジョーカーが出てくる作品も3作観た上で、ジョーカーの誕生秘話が分かったことです。これだけ、酷い人生ならば、あんな風になるよなと理解出来ます。酷い環境に育ち、病気も持っているなら、当然でしょう。
もし、バスのあの女性は冷たい対応をしなかったら、アーサーの人生は違ったでしょう。
もし、クビにしなかったら、アーサーの人生は違ったでしょう。
もし、テレビの司会者が冷たくしなかったら、アーサーの人生は違ったでしょう。
この映画は、酷い環境で生きる人々の社会問題を含んだいると考えられます。
(更にもしもの話をするなら、もし地下鉄で女性にチョッカイを出したのが、大企業の社員でなくギャングだったら、正義のヒーローになってたかも知れません。あのバットマンのように

どちらにしても、カップルで観にくるような映画では無い事は確かでしょうね。。。

「人生は悲劇だと思っていた。だが今分かった。僕の人生は喜劇だ」の意味

「僕の人生は喜劇だった」と言っています。
彼の人生は、悲惨な人生です。悲劇だと言えるのですが、言い方を変えると「馬鹿ばしい人生だった」のです。
彼は親からの虐待を受けて来たのに、心臓病の親の面倒をみている。なんて馬鹿馬鹿しい事をしているんだ。笑えるよね、と言うことです。

と僕は思います。

I used to think that my life was a tragedy, but now I realize, it’s a comedy.
人生は悲劇だと思っていた。だが今分かった。僕の人生は喜劇だ
チャップリンの
Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot.
人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇だ
が元ネタになります。
悲劇と言うのは近くで見るのと遠くで見るのと違うのです。
自分が不幸になれば同情して欲しいと思うのですが、他人が不幸であれば馬鹿にするのです。
人間は実に愚かですね。

「この人生以上に硬貨な死を望む」の意味

“I hope my death makes more cents than my life.”
(自分の人生よりも死の方が価値があることを願う)
は、
“I hope my death makes more sense than my life.”
(自分の人生よりも死の方が意味があることを願う)
と意味を掛けているのです。
アーサーらしいブラックジョークですね。
価値があると言っても”cents”

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ウェイン・ホールで観ている映画は?

チャーリー・チャップリンの『モダン・タイムス』です。
工場で働くチャップリンが休む間も無く、歯車となり働く労働者を演じます。
慌てて食事をとる様子やベルトコンベアに流されてしまう様子がコミカルに描かれて面白いのです。

しかし、『ジョーカー』で映画を鑑賞して居るのは、労働者を働かせる上流階級の人々。意味が変わって来ます。上流階級が労働階級を見下し、馬鹿にして観ているように思えるのです。
外で上流階級を批判するデモが行われているのに、その上流階級は優雅に映画を観ているのです。
こういうのも『ジョーカー』らしい社会批判ですね。
『モダンタイムス』はオススメです。是非、観てください。

アーサーは、トーマス・ウェインの子供なのか?

僕はトーマス・ウェインの子供だと思います。
理由の一つは、若き日のペニー・フラックの写真です。
その裏には
-素敵な笑顔だ T.W.-
( Love your smile T.W. )
と書いていました。
もう一つは、ペニー・フラックの養子だと書類に書かれていますが、ペニーのような女中をするような貧しい女性が養子など迎えられないのです。(養子縁組の審査があります)
書類はトーマス・ウェインが作ったのでしょう。ペニーは「書類にサインした」とも言っています。
以上から、アーサーは、トーマス・ウェインの子供だと考察されます。

と言うことは、トーマス・ウェインは自分の保身・出世の為にアーサーを養子扱いにしたと言うことです。
ペニーが妄想性精神病や自己愛性人格障害として精神病院に入ったのもウェインの差金ではないでしょうか。ウェインの病院ですし、市長候補になるくらいの権力者だから手を回すことくらいできるでしょう。
トーマス・ウェインの為に、アーサー母子はずっと貧しい苦しい生活を送った事になります。

アーサーが病院に監禁された理由

ソーシャルワーカーが「考えてみた?監禁された理由を」とアーサーに尋ねます。
その理由はなんでしょうか?
トーマス・ウェインは自分の保身の為に、ペニーを精神病院に入れました。同じように手を回してアーサーを精神病院に監禁したのでしょう。
もしかしたら、アーサーの不遇の理由はトーマス・ウェインとの関係にあるのかも知れません。
アーサーがペニーの恋人に虐待されたのも、アーサーが仕事先で嫌がらせを受けたのも、トーマス・ウェインの差金とも考えられます。

 

アーサーが冷蔵庫に入ったのは、どういう意味?

アーサーの母親は、恋人による虐待を黙認するような冷たい女性です。もしかしたら、自分の虐待を行っていたかも知れません。
欧米では、冷たい母親の事を「冷蔵庫マザー」と言っていた頃がありました。
つまりアーサーの母親は、「冷蔵庫マザー」です。
アーサーが家に帰ると、警察からの電話が鳴り響きます。
母親がそばにいれば、ハグして貰うなりして欲しかったのだと思います。
冷蔵庫に入るのは、母親にハグして貰うのを表しているのだと思います。

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ラストの言葉「ジョークを思いついた」の意味

もし、作り話なら、僕達は映画館でジョーカーの作り話に一喜一憂していた事になりますね。。。
ラストのジョーカーの言葉「新しいジョークを思いついた」の意味
これは2通りに解釈できると思います。
一つは、ここまでの身の上話は作り話で、更に新しい身の上話を思いついた、と言う事。
「自分の人生は喜劇だった」のだから、身の上話はジョークと言えるかも知れません。
2つ目は、これからのジョーカーが犯す犯罪のアイデアを思いついた、と言う事です。
3つ目は、この面談までに話したアーサーの人生です。つまり、最後の面談シーン以外はジョーカーのジョークです。

ラストの言葉「理解できないさ」の意味

ラストのソーシャルワーカー(SW)とジョーカー(JK)の会話は、
SW:”What’s so funny?”
「何がおかしいの?」
JK:”I’m just thinking of a joke.”
「ジョークを思いついて」
SW:”Do you want to tell it to me?”
「聞かせて」
JK :”You wouldn’t get it.”
「理解できないさ」
となります。

解説すると、
ソーシャルワーカーの”Do you want to tell it to me?”
に対して、ジョーカーは、”You wouldn’t get it.”と言っています。
it“が指しているのは”joke“です。
直訳すれば、「あなたは、それを手に入れる事は出来ない」と言っているのです。
ソーシャルワーカーを殺して、ジョークを話したのだと思います。

そのジョークとは、映画の初めから語られるアーサーの人生だと僕は思います。

整理すると、
1最後のカウンセリング
2アーサーの人生が語られる
3ジョーカーが歩いて行く
となると思います。

ラストでジョーカーが歩く足跡が赤い意味

ソーシャルワーカーが「ジョークを聞かせて欲しい」と言うと、ジョーカーは「理解できないさ」と答えます。
理解する前に殺されると言う事です。
つまり赤い足跡は、ソーシャルワーカーの血です

時計の時刻が全部”11時11分”

・最初のソーシャルワーカーとの面談での時計が11時11分
・監禁された病院の時計が11時11分
・アーサーがクビになり出ていく時のタイムカードの時刻が11時11分
です。
・最初ニュースで「10月15日木曜日10時30分」と言っています
・最後のマレーの番組で、時計が10時35分から進んでいます
です。
全部が11時11分と言うわけではないようです。

11時11分と言うのは神秘的な意味もあるようですが、不思議な事に、時計を見た時に11時11分である場合が多いようですね。

ジョーカーがソーシャルワーカーに「アーサーの人生」を話している時に見た時計が「11:11」だったのだと思います。

“11時11分”が鑑賞者の心を離さないのは理由があります。
聖書のエレミア書11章11節には
「11 それゆえ主はこう言われる、見よ、わたしは災を彼らの上に下す。彼らはそれを免れることはできない。彼らがわたしを呼んでも、わたしは聞かない。」
神との約束を守らない民には災を下すとあるのです。
神の教えを守らないエルサレムの民に災がもたらされました。
映画で暴動が起こりますが、これは神の怒りとも言えるのです。
(1981年10月15日に何かが起こったのなのかも知れません)

そして今、現実の世界では、コロナウィルスの為に世界中で混乱が起こっています。これは神の教え、仏の教えを守らない人類に対する神仏の怒りと考えるのは、僕だけでしょうか?

(日本では、菅原道真のようなに「怨霊が災いもたらす」と考えるようです。)

全部、ジョーカーの妄想???

この映画が全部ジョーカーの妄想と言っている人もいます。
正確に言うなら、「妄想」と言う言葉と「作り話」と言う言葉を使い分けるべきです。
妄想のシーンは、2つあります

一つは、序盤に『マレー・フランクリン・ショー』でマレーに舞台に呼ばれて、「君が息子なら今すぐ全てを捨てる」とハグされます。
これは妄想です。テレビを観ているシーンから観客席にアーサーが現れるので、すぐに妄想だと分かります。

もう一つは、黒人女性との恋愛です。
二人は、コメディ・クラブでのデートをしたり、キスをしたりしますが全部妄想です。
病院で30年前の書類を観た後、黒人女性の部屋に入ると、「部屋間違えているでしょ。確かアーサーでしょ?出てって」を冷たく対応されます。そして、女性との幸せなシーンが回想される事から、アーサーの妄想だと分かります。
黒人女性とのデートは現実であって欲しかったと思うのは、僕だけでしょうか。

(実際の妄想シーンは2つなのですが、見ている僕達は「もしかしたら全部妄想かも」と思ってしまうのがこの映画の面白い所です。監督はわざとやっているのだと思います。)

全部、ジョーカーの作り話???

この映画の思い白さは、話の大半は、ジョーカーの作り話かも知れないと言う事です。
アーサーは逮捕され病院のカウンセリングを受けて話が終わっています。逮捕されるまでの話は、カウンセリングでジョーカーが話した作り話かも知れません。
何と言っても、「ダークナイト」で観たようにジョーカーは自分の身の上の作り話ばかりしているからです。
でも、本当はどうなんでしょう。作り話でしょうか?
(僕は、ソーシャルワーカーに語った作り話だと思います。)
最後シーン以外はジョーカーの作り話とすれば、凄い映画ですね。

アーサーとジョーカーは別人?

不遇な人生を送り、貧困層の英雄になるアーサーと、最後にカウンセリングを受けるジョーカーは別人だと思います。
理由は、時計です。
テレビで映る時計は進んでいますが、他のシーンの時計は11時11分です。
テレビでアーサーを観て、その他の部分はカウンセリングを受けながらアーサーの話を作ったんだと思います。カウンセリングを受けている時に観た時刻が11時11分なのでしょう。

では、本当のジョーカーはどうしていたのでしょう。
ネットでは、ウェイン夫妻が殺されてたのをジョーカーが知っているのがおかしいとよく書かれています。
僕は、ウェイン夫妻を殺したのがジョーカーではないかと思うのです。

影響受けたと言われている『タクシードライバー 』

ロバート・デ・ニーロ主演の映画『タクシードライバー 』の影響を受けたと言われています。
社会の暗い雰囲気、孤独な主人公が英雄になると言う流れは似ています。
ただ、ジョーカーは何の正義もない悪党なんですが、『タクシードライバー 』は正義の為に殺人を犯したんです。どちらかと言うとバットマンに近い主人公だと思います。
『タクシードライバー 』は名作だと思うので、もし観ていないのでしたら観てください。オススメです。暗い社会を、孤独な主人公がどのように生きるか、『ジョーカー』と対比して見るのが面白いと思います

『ジョーカー』で、黒人女性が左手で頭を撃つマネをしているのは、『タクシードライバー』の一シーンを彷彿させます。

影響受けたと言われている『キング・オブ・コメディ 』

バート・デ・ニーロ主演の映画『キングオブコメディ 』の影響を受けたと言われています。
コメディアン志望のパプキンが、憧れのコメディアン・ラングフォードと知り合い、彼の番組に出ると言う話が出ます。パプキンは好きな女性がいて、彼女との結婚や憧れのラングフォードとの共演を妄想するのは似ていると思います。
最後にラングフォードの番組に出て、パプキンが自分の人生をジョークにして披露するのです。
この映画を観ると、『ジョーカー』で語られるアーサーの人生がジョークであるのではないかと思うのです。
アーサーとパプキンを対比、マレーとラングフォードを対比して、映画を観ると面白いと思います。

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作品

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スタッフ・出演

監督  トッド・フィリップス
脚本  トッド・フィリップス スコット・シルヴァー
製作 トッド・フィリップス ブラッドリー・クーパー エマ・ティリンガー・コスコフ
出演者  ホアキン・フェニックス ロバート・デ・ニーロ ザジー・ビーツ フランセス・コンロイ
配給 アメリカ合衆国 日本 ワーナー・ブラザース
公開 アメリカ合衆国 日本 2019年10月4日
上映時間 122分
製作国  アメリカ合衆国
言語  英語

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『ジョーカー』公式サイト

ヒース・レジャーのジョーカー

バットマン映画 まとめ

影響を受けたとされる『タクシードライバー 』(ロバート・デ・ニーロ主演)

影響を受けたとされる『キング・オブ・コメディ』(ロバート・デ・ニーロ主演)

ホアキン・フェニックス主演映画

ロバート・デニーロ出演映画

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