世界の中心で、愛をさけぶ(2004年)

ドラマ
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世界の中心で、愛をさけぶ(2004年)

あらすじ(ネタバレ)

ざっくり、あらすじ

同級生で恋人同士のサクとアキ。
二人は、カセットテープで気持ちを伝え合う。
二人で遊びに行った無人島でアキは倒れる。白血病だった。アキは入院するが病気は悪化し、無菌室に入れられる。
二人を繋ぐのはカセットテープ。
アキは病院に遊びに来る少女律子にカセットテープに運んでもらって、サクと連絡を取り合っていた。

アキはオーストラリアのウルルに行きたいと言う。
サクは病院からアキを連れ出して空港へ。台風が近づき飛行機は飛ばない。
アキは、最後のテープを律子に渡した。
律子は病院から走って出て行くが、車とぶつかってしまう。
アキは永遠の眠りに着く

届く事のなかったカセットテープ。
17年の月日が流れ、律子は見つける。
サクはテープを聞き、律子と一緒にオーストラリアに向かう。
サクはアキの願い通りウルルから遺灰を撒く。

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詳しく、あらすじ

カセットテープ


台風29号が近づいているとニュース。
律子は荷物を纏めていると、中からカセットテープを見つけました。
「86/10/28」
とテープの背には書いてあります。
律子はウォークマンにテープを入れました。

「10月28日。
どうしてかなあ。眠れないの。
明日が来るのが怖くて眠れないの。
私もう直ぐ死ぬと思う。」
アキの声です。
律子の目から涙が溢れました。

置き手紙


「しばらく出かけて来ます。心配しないで下さい」
朔太郎がマンションに帰ってくると、律子からの置き手紙がありました。
朔太郎が馴染みの喫茶店に行きました。
「何だよ。お前かよ」
マスターは昔馴染みです。
「律子がいなくなった」
朔太郎が慌てています。

テレビのニュースで台風の中継が行われています。
「これ、律子ちゃんだろ」
雨の中、歩いている律子がいました。
そこは高松でした。
朔太郎は急いで出て行きます。

サクとアキ


1986年。
朔太郎の高校の校長先生の葬儀が行われました。
写真館の重じいが遠くから見ていました。
「初恋の女だ。死顔の写真が欲しかったんだ。顔も見られんかったよ」

サクがバイクで帰ってくると、アキが神社の階段の下で座っていました。
「やっぱりバイクで通っていだんだ。」
アキはバイクの後ろに乗り、二人は海まで走りました。
「サクってさあ」
「サクって呼ぶのやめて下さい」
戸惑うサク。

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ウォークマン


二人は海を眺めた帰り、アキは電気屋でウォークマンを見つけました。
「3万2千円かあ」
「高いね」
「これと同じの、ミッドナイトウェーブでハガキ読まれたらプレゼントされるんだけどね」
二人でハガキを出して、どっちがウォークマンを先に手に入れるか競争する事にしました。

サクは家戻り、ベットの上でラジオを聴きます。
「これだ」
ミッドナイトウェーブでは、佐野元春の『サムデイ』が流れました。
アキもラジオを聴いていました。

ロミオとジュリエット


二人の話題はラジオ番組。
親しくなる二人。
アキは文化祭で「ロミオとジュリエット」のジュリエットに選ばれました。
「目覚めた時のジュリエットの気持ちってどんなんだろう?」

サクのハガキ


ミッドナイトウェーブが始まりました。
「焼きそばパンさん」
サクは驚いてベッドから立ち上がりました。
サクのハガキが読まれたのです。
「僕の彼女は『ロミオとジュリエット』のジュリエットの役なのですが、舞台に立てないのです。白血病なのです。
長かった髪も抜け落ち、痩せ細ってしまいました」
サクは喜びました。

「僕の勝ちだよ」
学校でアキに言うと、アキは黙って去って行きました。
アキは授業にも出て来ません。
何故か、怒っているのです。

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アキのテープ


放課後、アキはカセットテープを渡して去って行きました。
「86年7月7日。
アキです。直接サクを見たら、また無視してしまうか引っ叩いてしまうかも知れないのでテープに吹き込む事にしました。」

サクは屋根に登って聴いています。
「あのね、サク。ああいう嘘は良く無いと思う。病気の人の気持ちを考えた事ある?
私が死んだらサクはどうする?」

サクのテープ


サクは学校で謝りました。
「次はサクの番ね。私に話したい事とかテープに吹き込んで来て。そしたら、また返事する」
サクはテープに吹き込みます。
「えー今、夜の8時です」

アキは教室でテープを聴いています。
アキ、なんて言っていいか思い付かず・・とにかく今の気持ちを告白します。
アキといると楽しいし、アキといると直ぐに時間が経ってしまう。
今更ですが、僕と付き合って下さい

教室にはサクもいました。
「いいよ」
アキは笑顔です。

夢島


二人は無人島の夢島に泊まりに行く事になりました。
夏休みの最後の思い出です。
友達のボートで夢島に向かう二人。

夢島に着くと、二人は海で遊びました。
楽しそうです。

廃ホテルで夜を過ごします。
信じられない程ボロボロです。
古い写ルンですを拾いました。

キス


たわいない会話をする二人。
サクはアキにキスをしようとします。
あのねサク。キスと言うのは夢を語ったりしながらするものよ。
「夢って何?」
「教えない」
「何だよ」

朝になり、ボートが来ました。
サクは出迎えに行きます。
遠くから手を振るアキ。
アキはその場に倒れました。

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入院


「あの日以来、両親はちょっと怒っています。
 でも、気にしないで。ロミオとジュリエットになったみたいで少し楽しくない?
テープからアキの声が聞こえます。
「実は今日から入院する事になったのです。
だけど心配しないで下さい。私のサクへの思いは変わりません。
その証拠を学校に残して来ました」

“広瀬亜紀
ここでハカセの眠たい授業を受ける
1986年”
と化学実験室の机に記してあります。

白血病


「サクちゃん、体育館って好きよ。ステージに上がって」
ピアノで『アヴェ・マリア』を恥ずかしながら弾くアキ。

「好きよ。
好きよ、サク。」
二人は抱きしめ合います。

ねえ巡り合いって、どんな出会いを言うのかな。
アキは白血病でした。
運命なの。
でも私は絶対死なないから。サク、信じていて

律子


サクの下駄箱にテープを入れる幼い少女がいました。サクを見て逃げます。
少女は写真館に入って行きました。
幼い頃の律子でした。

重じいに現像して貰った写真を持って病室に入って行きます。
「アキ姉ちゃん、写真できたよ」
「オーストラリアのエアーズロック。凄いでね」
オーストラリアの写真を見ながらアキは言います。

サクの祈り


「以前クラスメイトの女の子が白血病になったって書いた者です。何と彼女の病気が治りました。すっかり元に戻って以前よりも2倍も3倍も元気になりました」
アキのラジカセから、渡辺美里の『君に会えて』が流れました。

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世界の中心


ロミオ、参上
病室にサクが現れました。
アキはサクに抱きつきます。
「これ見て」
写真を見せました。

「オーストラリアだって。ここウルルって言うの。
 ウルルって土地はね。オーストラリアの先住民が大切にしている神聖な場所なんだって。
 ここが『世界の中心』って思えるくらい。
行ってみたいな」
サクは「行こう」と言います。
アキはうなづくのでした。

忘れられるのが怖い


二人は写真館にパスポートの写真を撮りに行きました。
アキは壁に掛けられてある、沢山の写真を見ています。
「これ全部重じいが撮ったの?
 私忘れられるのが怖い。今の私を撮ってくれない?
写真って永遠に残る者でしょ

重じいは、二人をタキシードとウェディングドレスに着替えさせました。

少しぎこちない二人。
写真に映る二人は幸せその物でした。


病院の中を走るサク。
サクは無菌室に入って行きました。
「こんなになっちゃった」
とアキは頭を触ります。
「でも心配しないで。大丈夫だから」
アキの髪をありませんでした。

サクは紙を見せました。
それは、『婚姻届』でした。

ガラス越しに、二人はキスをしました。
それは、アキの夢でした。

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台風


「もうすぐ17歳だね。
で、突然ですが約束の場所に君を連れて行く事にした。
今夜、真夜中迎えに行くよ」
アキは、咳をしながらテープを聴いています。

夜の病室、外は強い雨が降っていました。
「本当に迎えに来たんだね。」
「当たり前だろ」

台風29号が近づいて来ています。
二人はタクシーに乗り空港に向かいました。

欠航


ロビーでは、飛行機を待っている乗客がたくさんいます。
寄り添う二人。
ねえ、サク。
サクがこの世に生まれてから私がいなかったことは一度もないんだよ


空港のアナウンスが飛行機の欠航を知らせました。
サクはカウンターに駆け寄ります。
僕達どうしてもオーストラリアに行かなきゃいけないんです。
職員に掴みかかるサク。

アキは立ち上がり、サクの方へ歩き出します。
しかし、その場に倒れてしまいました。

助けて下さい!


「もう帰ろうか?」
「行けないの?」
「行けるよ、この次」
行けないんだってば。この次なんてないんだってば。
まだ大丈夫よ。生きているよ。まだ私生きているよ

アキは目を閉じ、意識を失いました。

助けて下さい!
   助けて下さい!
サクの声がロビーに響き渡ります。

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最後のテープ


10月28日。アキの誕生日です。
アキはラジカセのボタンを押します。
律子に録音したテープを渡しました。
アキは体を起こし、笑顔で見送ります。

「あのね。私たち会わない方がいいと思うの。
 あなたと過ごした永遠の何分の一かの時間が私の宝物です。
 あなたがいてくれて幸せだった。

律子は車とぶつかってしまいます。
カセットテープは道路に落ちました。

「いいよね。私たちは今日でお別れ。
 あなたが大人になって、結婚して、仕事をして、未来を生き続けることを想像しながら、
今夜は眠ります


アキは目を閉じ、静かに眠りました。
幸せそうな表情でした。

世界の中心で愛をさけぶ


2004年。
サクと律子は空港からオーストリアへ向かいました。
17年間、届かなかった最後のテープ。
ウルルに着いたサクは、最後のテープを聴きながら歩き出しました。

目を閉じるとやっぱりあなたの顔が忘れられない
テープから聞こえて来るアキの声。

本当にそばにいてくれてありがとう。忘れないよ。あなたと過ごした大切な時間
サクの手には小さな瓶。

最後に一つだけ、お願いがあります。私の灰をウルルの風の中に撒いて欲しいの。
律子は瓶を取り、サクの手に開けました。

そして、あなたは、あなたの人生を生きて。あなたに会えて良かった。
 バイバイ
アキの遺灰は、ウルルの風の中に消えて行きました。

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感想・考察(ネタバレ)

涙が止まらない

今まで何度か「世界の中心で愛をさけぶ」は見たことがあるのですが、久しぶりに観ました。
映画を観ている間もストーリーは知っているのですが涙が止まりません。

テープを交換するような恋愛はした事はないのですが、二人の恋愛に感情移入してしまいます。
結末を知っているだけに、余計に涙が出てしまいます。
ずっとテープから聞こえるアキの声が切ないですね。

今回は、出来るだけアキの言葉を書き起こしました。
映画を観た人は、二人の恋愛を思い出しながら読んで頂けれたらと思います。

爆発ヒット 発行部数

未曾有の原作の爆発的ヒットでした。純愛に国民は飢えていたのだと思います。

2003年2月 3万部
2003年4月 10万部
2003年6月 36万部
2003年11月 100万部到達
2004年3月 171万部
2004年5月7日 251万部 – 『ノルウェイの森(上巻)』を超え日本国内小説の最大発行部数を記録。
2004年5月20日 306万部
2004年12月2日 321万部以上

主題歌と挿入歌

映画の中でラジオから流れる
佐野元春『サムデイ』
渡辺美里『君に会えて』
アキがピアノで弾く
シャルル・グノー作曲『アヴェ・マリア』
最後に流れる主題歌
平井堅『瞳をとじて』
どれも名作ですね。
10代の人には心に響く作品です。僕は何度も繰り返し聴きました。

アキの夢とは

夢島でサクがキスをしようとすると、
あのねサク。キスと言うのは夢を語ったりしながらするものよ。
と言ってダメと断ります。

「夢」って何でしょうか?
サクの将来の事かなって思ってしまいました。
将来、都会に出て働きたい、とか、小説家になりたいとか。

無菌室で入院しているアキにサクは「婚姻届」を持って来ます。アキはガラス越しにサクにキスをします。
アキの夢は「サクと結婚する事」なのです。
女の子にしたら当たり前ですね。
ロマンチックですね。

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作品

スタッフ・キャスト

監督  行定勲
脚本  坂元裕二 伊藤ちひろ 行定勲
原作  片山恭一
出演者  大沢たかお 柴咲コウ 長澤まさみ 森山未來 山﨑努
主題歌  平井堅「瞳をとじて」
配給  東宝
公開 日本  2004年5月8日
上映時間  138分
製作国   日本
言語  日本語

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