アナと雪の女王 (2014年)
あらすじ (ネタバレ)
ざっくり、あらすじ
エルサとアナはアレンデール王国の王女として生まれました。エルサは物を凍らせ、雪や氷を作る魔法を持っていました。両親が事故で亡くなりエルサは王位を継ぐ事になります。アナは戴冠式で知り合ったハンスと婚約しました。それを聞いて怒ったエルサは魔法が暴走してしまい、アレンデール王国は雪に包まれてしまいます。エルサは、山に氷の城を作って閉じこもってしまいました。アナはエルサを追いかけます。途中で出会ったクリストフと共に氷の城にエルサを迎えに行きますが、魔法でアナの心臓に氷が刺さってしまいす。氷を溶かすには、「真実の愛」しかありません。ハンスとキスをすればいいと思い城に戻り、キスをお願いするのですが、ハンスは王位が欲しくて婚約したのだと拒否しました。ハンスは女王のエルサを殺そうと考えます。ハンスがエルサに剣を振り下ろそうとした時、妹のアナが身を持って守るのです。アナをエルサが抱き締めるとアナの氷は溶けました。これが「真実の愛」だったのです。そして、アレンデール王国の雪が溶け、街に夏が戻りました。
詳しく、あらすじ
エルサとアナ
ヨーロッパの北にあるアレンデール王国が舞台です。
お城では幼いエルサとアナが遊んでいます。エルサは魔法の力で雪や氷を生み出し、二人は雪山や雪だるまで遊んでいました。ところが、エルサは魔法をアナの頭に当ててしまうのです。
引き裂かれる姉妹
両親はエルサとアナを山に連れて行きました。妖精トロールに会いに行ったのです。トロールの長老は、エルサを治療しアナの魔法の記憶を消しました。そして、魔法の制御を学ばせるように言いました。
全ての人々から魔力を隠すため、城は閉ざされエルサは幽閉されました。
魔力を制御出来ないエルサは、アナと遊ぶ事も会う事も出来ません。
時は経ち、両親は海で嵐に会い遭難しました。
戴冠式
3年後、エルサが王位を継ぐための戴冠式が行われる事になりました。沢山の人々が招かれました。
何年かぶりに城の扉が開かれます。アナは大喜びをしています。エルサは不安を隠すことが出来ません。感情をコントロールして魔法を制御出来るか心配だからです。
不安に思いながらもエルサは何とか戴冠式を終えました。
魔法の暴走
アナは、浮かれています。アナは招待客の一人、南諸島のハンス王子と気が合い結婚の約束をしてしまいました。
出会ったばかりの人と結婚するなんてエルサは許しません。二人は喧嘩をしてしまいます。
エルサは感情を押さえきれず魔法を暴走させてしまいます。城が凍り始め、エルサは城から飛び出してしまいました。
氷の城
エルサは山に向かいます。歩く跡は凍り、山には雪が降り積もりました。アレンデール王国も雪に包まれました。
そして、エルサは、魔法の力で氷の城を作り閉じこもりました。ここなら誰にも迷惑は掛けません。自分の感情を抑える必要もないし、魔法を使っても大丈夫です。
アナ、クリストフとオラフと出会う
アナはエルサを追って雪山に馬を走らせました。途中の店で、トナカイのスヴェンを連れた氷売りのクリストフに会います。アナはエルサのいる山に連れて行くように頼みました。
二人は、トナカイに乗って北の山に向かいました。雪だるまのオラフが話しかけて来ました。そうオラフは幼い頃エルサと一緒に作った雪だるまだったのです。
氷の心臓
三人は氷の城を見つけました。エルサがいるはずです。アナが城に入って行くとエルサがいました。アナは自分が悪いと謝りました。オラフは「僕を作ったのを覚えているでしょ」と話し掛けますが、エルサはアナを傷つけたことを思い出し、拒否します。「冬を溶かして欲しい」と頼みますが、またエルサは魔法をアナに当ててしまうのです。
氷の怪物が現れ、襲って来ます。
クリストフはアナを連れて氷の城を出ました。
心臓を溶かせるのは
クリストフは、「友達に会う。彼らが何とかしてくれる」と歩き出しました。彼らは、幼い頃から家族のようにクリストフとトナカイのスヴェンの面倒をみていたそうです。誰なんでしょうか?
森の中に広場がありました。岩が沢山転がっています。クリストフは、岩に話し掛けています。するとどうでしょう。岩が動き出しました。ハリネズミのような姿をしています。そう、あの妖精トロールだったのです。
トロール達はクリストフと会って大喜び。更にアナを見て彼女を連れて来たと大喜び。
クリストフは、トロールの長老に事情を説明した。長老が見た所、アナは大変危険な状態でした。魔力でアナの心臓は氷が刺さっていて、このままでは永遠に凍ってしまうのです。長老は、「ワシには出来んのだ。すまない。”真実の愛”だけが凍った心臓を溶かせる」
婚約者のハンスとキスをすれば治るのだとアナ達は考えました。
そして、ハンスいる城に向かいました。
エルサの戦い
ハンスは、アナを追って、エルサのいる氷の城に向かっていました。兵士の二人が氷の城に入りました。兵士はエルサを襲います。その兵士はエルサを化物と考えていたのです。エルサは魔法で戦いました。
その時、ハンスが「化物になってはいけない」と止めました。
ハンスは城にエルサを連れて帰りました。
城に連れ戻されたエルサは、両手を鎖で拘束されていました。魔法を封じ込めるためです。
ハンスはエルサに「冬を終わらせて、夏を取り戻して欲しい」と頼みますが、エルサには出来ません。
アナ、ハンス王子の元へ
アナとクリストフがトナカイに乗って城に戻って来ました。
「暖かくして、至急ハンス王子の元へ王女を頼むよ」とアナを預けて、クリストフは山に帰って行きました。トナカイのスヴェンは寂しそうです。
偽りの愛
アナは、ハンスに「キスして欲しい。心臓が凍っているの。”真実の愛”だけが私を救えるの」とキスをしようとします。
ところが、ハンスの顔つきが変わりました。
ハンスは「哀れなアナ」と言います。
ハンスは、自分が王位継承の望みが薄いためアナと結婚し王位を狙おうと思っていたのです。アナと結婚した後エルサを殺すつもりでした。
ハンスはアナを部屋に閉じ込めてしまいます。アナは凍り始め、もうダメかも知れません。
ハンスはエルサを殺しに行きました。どうなるのでしょうか。
部屋の扉を開けると、エルサが逃げた後でした。
戻れ、クリストフ
雪山をクリストフとトナカイのスヴェンが歩いています。スヴェンがクリストフの前に立ちはだかり、何か言いたげです。
振り向くと城は冷気に包まれていました。クリストフは「アナー!」と城に向かいます。
愛というのは・・・
アナが閉じ込められている部屋の扉が開きました。雪だるまのオラフが助けに来たのです。オラフは暖炉に火をつけて部屋を暖めました。
オラフが言います。
「愛というのは、自分よりその人の為を思うこと。クリストフが君をハンスの元に残したように」
窓からクリストフがトナカイに乗って走ってくるのが見えます。
「彼こそ”真実の愛”。王のように優しく、フィヨルドを駆ける」
二人は、駆け出して行きました。
エルサの危機
雪の中、エルサは歩いていました。後ろに誰かがいます。現れたのは、ハンスでした。
どうなるのでしょう。
「エルサ!もう逃げられないぞ。アナは死んだ。あなたのせいで」
エルサはショックでうずくまります。
ハンスは剣を構え、エルサに振り下ろしました。
「やめて」
とアナは剣の前に身を投げ出しました。
アナの体は見る見るうちに凍ってしまいました。
ハンスの剣は、凍った体に当たって砕けました。
真実の愛
エルサは、アナを抱きしめました。エルサは涙を流しています。
するとどうでしょう。
アナの氷は溶け出しました。
”真実の愛”がアナの氷を溶かしたのです。
二人の周りから氷が溶け始めました。フィヨルド、城、山が元の姿を取り戻して行きます。
まるで夏の妖精が現れたようでした。
甘いキス
街に活気が取り戻って行きます
アナとクリストフが二人で話しています。
クリストフ「キスしてもいい?許される?ダメかな・・・」
アナは、ほっぺにキスをしました。
そして、二人は甘いキスをしました。
感想・考察 (ネタバレ)
さすが、ディズニー
映像と音楽の美しさそして感動のストーリー。さすがディズニーと言う作品です。前に字幕版、吹き替え版を観て、『アナと雪の女王2』が公開されるのに合わせて観たのですが、改めて良かったです。
「あらすじ」はもっと簡単に書こうと思っていたのですが、映画の感動が蘇って出来るだけ皆さんに伝えたくなり、沢山キーボードを叩いていました。読んで映画の感動が伝われば嬉しいです。
主題歌”Let It Go”の力強さ
エルサが城を抜け出し、山に向かう時、主題歌「 Let It Go』が流れます。
歌詞をじっと聞いていると力強いですね。過去の扉を閉じて前に進もうと言う気持ちが伝わって来ます。
今までは自分の感情を抑えてきたけれども、もう思いのまま生きていいと前向きに、状況を捉えています。
嫌なことがある時、僕達は耐えるのがいいと思ったりします。でも、逃げても良いんですね。逃げても良い、新天地で生きれば良い。自分の道を歩めば良い。そんな事を思いました。
良い歌詞です。世界中で流行ったのも分かります。
二つの”真実の愛”
オラフが愛について良い事を言いますね。
「愛というのは、自分よりその人の為を思う事」
この話で”真実の愛”は2つありましたね。
一つはアナとエルサです。アナがエリザを守る為に身を投げ出した。それが”真実の愛”でした。エリザとアナの姉妹は幼い頃から仲良しでいました。兄弟姉妹でも、助け合わないどころか嫉妬し憎しみ、足の引っ張り合いをしているのも多いです。情けない話ですね。皆さんはエルサとアナのようであって下さい。
もう一つクリストフとアナです。クリストフは好きだったアナを救う為に婚約者ハンスの元に残しました。アナの事が好きなのに、彼女を救う為他の男の元に残すのです。辛い選択だと思います。彼女を愛するが故に彼女から離れる。これも”真実の愛”なんですね。
僕もそうありたいです。努力します。辛いですが。
クリストフとアナの甘いキス
クリストフとアナが結ばれて本当に良かったです。映画を観ながら、二人の関係がずっと気になっていました。二人は良い雰囲気なのに、結ばれないのだろうか、と気になっていました。アナはハンスとキスをする気満々でした。その様子を観た時、身分に差があると無理だよなと思ってしまいました。
ラストで二人が甘いキスをした時が、この映画で一番良かったですね。ホッとしました。それで「あらすじ」も二人のキスで終わらせました。
愛は身分を超えるんですよ。きっと。。。
作品
スタッフ・出演
監督 クリス・バック ジェニファー・リー
脚本 ジェニファー・リー
原案 クリス・バック ジェニファー・リー シェーン・モリス
原作 ハンス・クリスチャン・アンデルセン 『雪の女王』
出演者 クリスティン・ベル イディナ・メンゼル ジョナサン・グロフ
主題歌 英語版 イディナ・メンゼル/デミ・ロヴァート「レット・イット・ゴー」
日本語版 松たか子「レット・イット・ゴー~ありのままで~」(日本語歌)
May J.「レット・イット・ゴー~ありのままで~(エンドソング)」
配給 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
公開 アメリカ合衆国 2013年11月27日 日本 2014年3月14日
上映時間 102分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
関連
公式サイト
上映中「アナと雪の女王2」公式サイト
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