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最強のふたり(2011年)

ドラマ
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最強のふたり(2011年)

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あらすじ(ネタバレ)

ざっくり、あらすじ

パリで貧民街に住む黒人ドリス。
ドリスは大金持ちの障害者フィリップの介護の手伝いに採用されます。
マッサージ、洗髪の仕事を失敗しながらもこなします。

ドリスは障害者用の車でなく、スポーツカーにフィリップを乗せる。演劇鑑賞もゲラゲラ笑って周りに迷惑をかける。パーティーでの音楽鑑賞では自分の好きな音楽を掛けて踊り出す。
でもフィリップは喜んでいます。彼の事を気に入っているのです。
しかし、フィリップの親戚はドリスが嫌いです。実はドリスは前科者なのです。

ある時ドリスの弟が犯罪を犯します。ドリスの過程は複雑なのです。
フィリップはドリスに家庭に戻るように勧めるのでした。
ドリスがいない間、別な介護の手伝いが来ますが、フィリップは気に入りません。
怒鳴り散らし追い出してしまいました。
何の元気もないフィリップ。

ドリスは心配になり戻って来ました。
フィリップをスポーツカーに乗せ、田舎の海まで連れて行きます。
海を見せて、ジョークを連発するドリス。
フィリップに笑顔が戻りました。
その後も二人の友情はずっと続きました。

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詳しく、あらすじ

面接


大金持ちで身体障害者のフィリップは、介護の手伝いを募集していました。
貧民街に住む黒人ドリスは面接を受けます。
たくさんの人が面接を受けていました。

ドリスは順番を抜かして面接室に入って行きます。
「書類にサインして」
ドリスは就職活動をした証明が欲しかったのです。あと3件で失業手当が貰えるのでした。

「すぐにはサイン出来ない」
と、フィリップは明日9時に来るように言います。

ドリスの家族


ドリスが家に帰りました。
たくさんの子供らが一緒に住んでいます。
ドリスは風呂に入りますが、その周りでも子供らが遊んでいるのです。

母親が帰って来ました。
「突然現れて。もうここには来ないで。荷物をまとめて出て行って頂戴。」
母親はカンカンです。

ドリスは仕方なく出て行きました。
母親の顔は悲しそうです。

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書類のサイン


朝、ドリスは約束通りに書類を取りに屋敷に行きました。
女中のイヴォンヌが家の中を案内します。
「契約どおりあなたには個室が与えられる」
豪華な部屋に案内されました。
部屋には絵がたくさん飾っていました。
浴室は広く、トイレとは別室です。

フィリップの部屋に案内されました。
彼はベットに横たわっています。
「書類にサインしたよ。そこの机に」

ドリスは書類を手に取りました。
フィリップ続けて話します。
「自分は働ける人間だと思うか?責任を持って働く能力があると」
ドリスは戸惑っています。
「君に1ヶ月の使用期間を与えたい。どうだ?2週間持つまい」
驚くべき展開でした。

介護の仕事


ドリスはフィリップを持ち上げ車椅子に乗せますが、フィリップは前に倒れてしまいます。
フィリップは、首の付け根から下が麻痺していて動くことは出来ないのです。
体はマッサージをしなければいけないし、足にストッキングを履かなければいけません。
便の世話も必要です。

自動車は車椅子ごと後ろの荷台に載せる特別仕様です。。
「馬みたいに荷台に載せろと?」
と、ドリスは拒否します。
隣にあるスポーツカーに乗りました。

一枚の絵


美術館でフィリップは1枚の絵から離れません。
1時間も観ています。
「穏やかであると同時に秘めた暴力性も」
それは、白いキャンバスに小さな赤い模様が描いてありました。赤いシミにしか見えません。

「なぜ人は芸術に興味を持つ?唯一残せる足跡だから」
4万1500ユーロでした。
フィリップは、その絵を購入しました。

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ドリスの素性


フィリップに親戚が尋ねて来ました。
「あの男は誰だ?皆が心配している。怪しい男は近づけるな」
ドリスには前科がありました。宝石強盗です。男が調べました。
「彼は私に同情していない。彼の素性や過去など今の私にはどうでもいい事だ。」
とフィリップは言いのけました。

フィリップの手紙


フィリップは手紙を書いています。フィリップが話をし、秘書の女性が記録します。
文通をしているのです。その相手は女性でした。エレオノールと言います。もう半年も文通しているのです。

体の痛み


ドリスが寝ていると、スピーカーから荒い息が聞こえて来ます。
起きてフィリップの部屋に行きます。
彼は酷く苦しんでいました。
「ゆっくり呼吸して。大丈夫だ」
ドリスは汗を拭いてあげます。
しかし治まりません。
フィリップを車椅子に乗せ外に出ました。

海辺を二人で歩きました。
「いい気分だ。早朝のパリは久しぶりだ」
フィリップは落ち着きました。
薬の限界で幻想痛なのです。体は無感覚なのですが、焼かれるように苦しいのです。

フィリップの不幸


「妻のアリスとは学生時代に出会った。大恋愛だった」
フィリップの目には涙が溢れています。
「やがて彼女は妊娠し5回続けて流産した。彼女は不治の病だとわかった。養子をとった」
身の上を話し始めました。

パラグライダーが好きで事故に会い頸椎を怪我したのでした。
「一番つらい障害は彼女の不在だ」

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ドリスの弟


ドリスは学校に妹のミナを迎えに行きました。家に刑事から電話があったのです。弟のアグマが問題を起こしたのです。
アグマを迎えに行きますが、ドリスを拒否し悪友の元に戻ります。

恋の進展


「輝く女の眼は魅力的な珠玉・・」
フィリップはエレオノールに手紙を書いています。
半年も文通をしている事にドリスは驚きました。

ドリスは手紙の電話番号に電話し、フィリップに電話を渡しました。
「フィリップだ。」
フィリップは戸惑いながらも話します。

「君に手紙を書いててふと思ったんだ。電話してみようと」
電話の会話は弾んでいます。
ドリスと秘書は気を利かせて部屋から出て行きました。

電話の後フィリップは困っています。
写真を求められているのです。
「うざい詩を半年も喜んでた女性だ。一風変わっている。障害も気にしないさ」
写真を一枚選びました。

「障害を隠していないし写りがいい」
ドリスは車椅子に座っている写真を選びました。
しかし、フィリップはドリスがいない隙に別な写真に入れ替えました。

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しつけ


ドリスが絵を描いています。
どうしたのでしょうか。

フィリップの娘エリザが入って来ました。
「タバコある?絵を?似合わないね。字は読めるの?」
「さっさと出て行け!」
失礼な態度に怒り追い出しました。

ドリスはフィリップの部屋まで入って行きます。
「あんたの娘だ。絵を描いてたら・・・」
エリザへの怒りが治まりません。
「問題は人を見下す態度だ。あの口の利き方は何だ。敬意がない。」
隣でイヴォンヌもウンウンと頷いて聞いています。

フィリップは娘に説教をしました。
「家で働く人々に敬意を払いなさい。聞き分けないと車椅子で轢くぞ」
エリザは涙を流しています。
やりますね、フィリップ!

サプライズ誕生会


イヴォンヌがフィリップのサプライズ誕生会を準備していました。毎年大騒ぎして企画して、親戚を呼ぶのです。
「私がまだ生きているか、みんな確認に来るのさ」
フィリップは嫌そうです。

誕生会が始まりました。
親戚が勢ぞろいです。

フィリップは親戚の一人にドリスの絵を見せました。
「確かに独特のスタイルがあるが、無名の画家に1万1000ユーロは安くない買い物だ」
ドリスの絵は売れたのでした。

踊ろう!フィリップの誕生日だ


パーティー会場ではバンドによる音楽鑑賞が行われています。
「私の為にもう1曲」
フィリップはヴィヴァルディの「四季」を頼みました。ドリスの為に次々に曲を頼みますが、満足しないようです。

ドリスはiPodを用意しました。
「今度は俺のお勧めを聞いてくれ」
アース・ウィンド&ファイアーが流れ、ドリスがステップを踏んで踊り始めました。

「誕生会だ。踊ろう。フィリップの誕生日だ」
みんな、ご機嫌に踊り始めました。

それじゃあ俺からのプレゼント


ドリスはフィリップをベッドに寝かせました。
「それじゃあ俺からのプレゼント。彼女の返事だ」
手紙を渡しました。
ドリスは手紙を開けて読みます。
「来週パリに行くの。電話待っています」

エレオノールの写真をベッドの横に立てました。
「彼女は見てる。おやすみ。いい夢を」

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デート


フィリップはデートに出掛けました。イヴォンヌと一緒です。
レストランで待っています。
「何時だ」
とフィリップは何度も聞いて落ち着きません。

母親


ドリスは車で出掛けていました。
ビルを眺めています。

ビルの窓を拭く女性がいました。
彼女は暗くなってビルから出て行きました。
それはドリスの母親でした。

逃げたい


当然ドリスの電話がなりました。
「遠くに行きたくないか?」
フィリップからです。

「逃げたい?」
ドリスは尋ねます。
「そうだ」
「どこへ」
「息をしに」
エレオノールが現れる前にフィリップは逃げたのでした。

遠くへ


ドリスとフィリップは自家用ジョットに乗り出掛けました。
「例の包みを」
ドリスに渡された包みにはお金が入っていました。

「君の絵は1万1000ユーロで売れた。続け給え。才能がある」
お金を見て、ドリスは喜んでいます。

二人は山でパラグライダーを飛ばしました。
大騒ぎする二人です。

イヴォンヌと一緒に

ドリスの家庭


屋敷に帰ると、弟のアグマが訪ねていました。
「ここに逃げて来たんだな。馬鹿め」
アグマを追い出し、妹のミナに電話で知らせました。

「弟と似ているね。名前はアグマ?」
「弟じゃない。複雑なんだ」
ドリスは家族の説明をします。

ドリスの親は実の親ではないのです。正確には叔父と叔母なのです。
彼らには子供がいなくてドリスを養子に貰ったのです。所が叔母に2人子供が出来たが叔父が死んでしまいます。再婚してまた子供。
複雑なドリスの家庭です。

別れ


「アグマは君を頼って来た。ドリス、やめにしよう。これは君の一生の仕事じゃない」

聞いていたドリスの目には涙が溢れていました。

荷物を片付け出ていくドリス。
イヴォンヌの頬にキスをします。

彼女は大きな封筒を渡しました。
それにはフィリップの写真が入っていました。

イヴォンヌと一緒に

出て行け!


フィリップの新しい世話係が決まりました。
新しい世話係はフィリップの食事を手伝おうとしますが、フィリップは黙って出て行ってしまいます。

新しい手伝いが寝ているとコールが鳴りました。
フィリップが苦しんでいます。
手伝いが「湿布でも」と声を掛けますが、
「出て行け!行け!」
と追い出しました。

やあ、調子はどう?


「調子悪いのよ」
イヴォンヌがドリスを屋敷に呼びました。

庭からフィリップの姿が見えます。
ヒゲが伸びていました。
「やあ、調子はどう?凄いヒゲ。文豪風かな。ヴィクトル・ユゴー?俺が来て良かった?待ってて」
二人は車で出掛けました。

調子が戻ったね


渋滞をすり抜け飛ばします。
「どうする?」
フィリップが訪ねます。
「任してくれ」

ドリスは、どこまでも遠くへ車を走らせました。
田園風景が広がっています。

「最高だろ」
海の見えるバルコニーに連れて行きました。

ドリスはフィリップのヒゲを剃り始めました。
「喉を掻っ切れ」
フィリップは口を開きました。

「調子が戻ったね」
とドリスは戯けます。

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力作


「力作だ。目を開けていいよ」
「酷い。最悪だゾッとする」
フィリップのヒゲは顎だけ剃られていました。

フィリップに帽子を被せて
「ロシア正教の聖職者だな」
とドリス。
フィリップが笑顔を見せました。

今度は逃げるなよ


ドリスはレストランに連れて行きました。
美しい海の見える席です。

「俺はランチに残らない」
「なぜ?」
「安心してデートの相手が来るから」

「デートって何だ」
「今度は逃げるなよ」
ドリスは席を離れました。

「フィリップね」
エレオノールが現れました。戸惑いながらも嬉しそうなフィリップ。

外を見るとドリスが手を振りながら去って行きます。
二人は楽しく話をしました。

フィリップは現在、モロッコ在住。再婚して2人の娘がいます。
ドリスは現在、会社社長。結婚して3人の子供がいます。
彼らは今も深い絆で結ばれています。

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感想・考察(ネタバレ)

本音の言える友達

大富豪の白人で障害者のフィリップと貧民街に住む黒人ドリス。出会う筈のない二人が出会い友情を築きます。一人一人は最弱なのですが、二人合わせれば困難を乗り越えれるわけです。「最強のふたり」ですね。
ラストでフィリップの為に恋する文通相手とのデートをセッティングするドリスは、素晴らしい人間だと思います。

原題「アントゥシャーブラ(Intouchables)」の意味

Intouchablesはフランス語で、英語で言うと「untouchables」です。「アンタッチャブル」つまり「触れることの出来ない」と言う意味ですね。
移民で黒人の貧困の問題。障害者の為の車が実は障害者を馬のように扱っている事。芸術的な絵もシミにしか見えない事。ミュージカルが冷静に見れば滑稽である事。ヒトラーの話題。・・・など触れることの出来ない話題に触れて行きます。

フランスの移民問題

移民の多いフランスで移民の問題は避けられないフランスの問題です。
移民である黒人が職を得るのは難しく、ドリスのように失業手当を貰いながら生活するしかないのでしょう。有色人種は差別されています。
元から住むフランス国民にとって移民は侵略者。職を得るのも苦しい移民にとってフランス国民は自分達を差別する敵。双方の争いがフランスでは起こっています。フランスでテロが多いのも移民の問題が絡んでいます。

障害者の扱い

障害者用の特別仕様の車に載せるのは「馬みたいに荷台に載せろと?」と、フィリップをスポーツカーに乗せます。きっとフィリップも乗りたかった筈です。
障害者も出来るだけ普通に扱うの大切なのです。

フランスは障害者?

フィリップは大富豪で、パラグライダーの事故で、首から下が麻痺し障害者になります。
フランスは白人は学問や芸術の仕事をするのを好み、他は移民に労働を頼ります。
フィリップは、今のフランスを比喩しているのではないでしょうか。

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作品

スタッフ・キャスト

監督 エリック・トレダノ(フランス語版)オリヴィエ・ナカシュ(フランス語版)
脚本 エリック・トレダノ オリヴィエ・ナカシュ
出演者 フランソワ・クリュゼ オマール・シー アンヌ・ル・ニ(フランス語版) オドレイ・フルーロ
配給 ゴーモン
公開 フランス 2011年11月2日 日本 2012年9月1日
上映時間 112分
製作国 フランス
言語 フランス語

ドラマ 映画
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祈りログ

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