最強のふたり(2011年)

○ドラマ
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最強のふたり(2011年)

ざっくり、あらすじ

パリで貧民街に住む黒人ドリス。
ドリスは大金持ちの障害者フィリップの介護の手伝いに採用されました。

演劇鑑賞もゲラゲラ笑って周りに迷惑をかける。
パーティーでの音楽鑑賞では自分の好きな音楽を掛けて踊り出す。

ドリスの行動はとんでもないです。
でもフィリップは喜んでいます。彼の事を気に入っているのです。

二人の間で交わされる楽しい会話。

何もかもが違う二人ですが、二人の友情は続きます。

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感想・考察(ネタバレ)

本音の言える友達

大富豪の白人で障害者のフィリップと貧民街に住む黒人ドリス。出会う筈のない二人が出会い友情を築きます。一人一人は最弱なのですが、二人合わせれば困難を乗り越えれるわけです。「最強のふたり」ですね。
ラストでフィリップの為に恋する文通相手とのデートをセッティングするドリスは、素晴らしい人間だと思います。

原題「アントゥシャーブラ(Intouchables)」の意味

Intouchablesはフランス語で、英語で言うと「untouchables」です。「アンタッチャブル」つまり「触れることの出来ない」と言う意味ですね。
移民で黒人の貧困の問題。障害者の為の車が実は障害者を馬のように扱っている事。芸術的な絵もシミにしか見えない事。ミュージカルが冷静に見れば滑稽である事。ヒトラーの話題。・・・など触れることの出来ない話題に触れて行きます。

フランスの移民問題

移民の多いフランスで移民の問題は避けられないフランスの問題です。
移民である黒人が職を得るのは難しく、ドリスのように失業手当を貰いながら生活するしかないのでしょう。

有色人種は差別されています。

元から住むフランス国民にとって移民は侵略者。職を得るのも苦しい移民にとってフランス国民は自分達を差別する敵。双方の争いがフランスでは起こっています。フランスでテロが多いのも移民の問題が絡んでいます。

障害者の扱い

障害者用の特別仕様の車に載せるのは「馬みたいに荷台に載せろと?」と、フィリップをスポーツカーに乗せます。きっとフィリップも乗りたかった筈です。
障害者も出来るだけ普通に扱うの大切なのです。

フランスは障害者?

フィリップは大富豪で、パラグライダーの事故で、首から下が麻痺し障害者になります。
フランスは白人は学問や芸術の仕事をするのを好み、他は移民に労働を頼ります。
フィリップは、今のフランスを比喩しているのではないでしょうか。

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名シーン

サウンドトラック

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作品

スタッフ・キャスト

監督 エリック・トレダノ(フランス語版)オリヴィエ・ナカシュ(フランス語版)
脚本 エリック・トレダノ オリヴィエ・ナカシュ
出演者 フランソワ・クリュゼ オマール・シー アンヌ・ル・ニ(フランス語版) オドレイ・フルーロ
配給 ゴーモン
公開 フランス 2011年11月2日 日本 2012年9月1日
上映時間 112分
製作国 フランス
言語 フランス語

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