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レ・ミゼラブル(2012年)

ドラマ
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レ・ミゼラブル(2012年)

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レ・ミゼラブル(2012年)

あらすじ(ネタバレ)

ざっくり、あらすじ

フランス革命から26年後、パンを盗んだ罪で投獄されていたジャン・バルジャンは仮釈放を受けた。仕事が無いバルジャンは泊めて貰った教会で銀の食器を盗む。すぐに捕まるが、司教はそれはあげた物だとバルジャンを庇う。

バルジャンは改心し、工場を経営する市長になる。警部のジャベールは、バルジャンが罪人だと気付き追いかける。
ファンテーヌは娘コゼットを宿屋に預けバルジャンの工場で働いていた。しかし、言いがかりをつけられ首になる。身売りをしていたファンテーヌは病気で死んでしまう。バルジャンは責任を感じ、娘のコゼットを宿屋から貰い受け育てる事にする。ここでも、ジャベール警部は執拗にバルジャンを追う。ジャベール警部は、ずっとバルジャンを追い回すのだ。

時は流れ大きくなったコゼット。革命運動家のマリユスに恋をする。
マリユスは革命を起こすが一夜にして鎮圧されてしまう。大怪我を負ったマリユスをバルジャンは助け、マリユスとコゼットは結ばれる。
バルジャンは二人の幸せを見届け、静かに眠りにつくのだった。

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詳しく、あらすじ

”危険人物” ジャン・バルジャン


1815年、フランス革命の勃発から26年後。
王政が復活されていた。

嵐の中船を引かされる罪人達。

その一人ジャン・バルジャンは、刑務官ジャベールに、「旗を持って来い」と命じます。
それは、大きな丸太に括り付けられた旗でした。
バルジャンは、丸太ごと持ち上げます。


ジャベールに、仮釈放を言い渡されました。
渡された「仮釈放の許可証」には、”危険人物”と書かれてあります。

俺は生まれ変わるんだ!


仮釈放されたバルジャン。
仕事を探すが全て断られる。
尾行されていたのだった。

夜が来て地面で寝ていると、
「疲れた様子だね。外では寒い。
慎ましい暮らしだ。
持てる物は分かち合わねば」
とバルジャンを教会に招き、食事とベッドを与えるのだった。

司教達が寝静まった夜。
バルジャンは食器棚から銀の食器を盗み教会から逃げ出しました。

しかし、バルジャンはすぐに捕まる。
「この男が盗んだ。司教様がくれたと言っています」
警官はバルジャンを司教の前に突き出した。

「そうです。だが彼も急ぎすぎて、うっかりなされたな。
これも差し上げたのに。
最上の品物を置いて行くのかね」
と、テーブルにある銀の燭台をバルジャンに渡すのでした。

バルジャンは、
「ジャン・バルジャンは死んだ!
俺は生まれ変わるんだ!」
と改心するのでした。
バルジャンは、仮釈放の許可証を破り捨てました。

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助けて!子供がいるんです!


8年の月日が流れた1823年。
街には貧しい民衆が溢れていました。
倒れるまで働くか、物乞いをするしかありません。

工場で働くファンテーヌは、手紙をポケットに入れていました。
女工の一人が手紙を抜き取り読み上げます。

「ファンテーヌ、金を送れ。子供が病気。大至急」
ファンテーヌには、娘がいて宿屋に預けていました。しかし、父親はいなかったのです。
ファンテーヌは大喧嘩をします。

「一体、何事だ。二人を引き離せ」
ボスのマドレーヌが入ってきました。彼は工場の経営者で市長です。

実は、マドレーヌ市長はジャン・バルジャンなのです。
警部が尋ねて来ていたので、マドレーヌは工場長に任せ、その場を去りました。

女工達は、大勢でファンテーヌを責めます。
工場長は彼女をクビにしました。

「マドレーヌ市長、助けて!子供がいるんです!」
と叫びますが、その声は市長に届きません。
ファンテーヌは追い出されました。

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どこかでお会いしたような


「ようこそ、警部」
マドレーヌ市長は挨拶をします。
市長は何故か緊張した面持ちです。
警部はお辞儀をします。

「私の名はジャベール。着任の挨拶に。市長の下、正義を果たします。」
「歓迎する。法の番人だ。我らの街を守る任務は同じ」
「どこかでお会いしたような」
とジャベールは不審そうに言います。

「君の顔は見れば忘れまい」
市長の顔から血の気が引いています。
実はマドレーヌ市長は、あのジャン・バルジャンなのです。

荷車の下敷き


「市長さん!」
と呼ぶ声が聞こえました。
男が馬車の荷車の下敷きになっているのです。
バルジャンは慌てて飛び出します。

「じっとして」
彼は荷車を持ち上げ、男を助け出すのでした。

「あなたの歳でそんなに力があるとは。
ある男の姿を思い出す。
何年も前に仮釈放の法を破り姿を消した」

病気のコゼットが救える・・・

夜の波止場を彷徨うファンテーヌ。
沢山の売春婦達が客引きをしています。

「きれいな髪だね」
老婆が声をかけて来ました。
「綺麗な髪だよ。艶のある髪だ。1サンチーム出そう」
髪を売ってくれと言うのです。
ファンテーヌは首を振ります。

「10フラン出そう」
「娘が救える。どうしよう。
借金が返せる。
10フランあれば病気のコゼットが救える」
老婆は、ファンテーヌの髪を切りました。

ファンテーヌの目には涙が溢れています。
「お次だよ」
老婆が言いました。
何のことでしょうか。

「おいで。歯1本20フランスだ。痛みは治る。物も噛めるさ」
「最初に払って」
「2本なら2倍だ」
ファンテーヌの歯は抜かれました。
痛みでうずくまっています。

「そこの女は誰だ?」
別の男が言いました。

「髪を売ったアバズレさ。仲間に入れ」
娼婦が答えます。
「あんたもあたしらと同じさ。どん底まで落ちたのだ」

船長の男がやって来ました。
ファンテーヌは、船長を連れて奥に入ります。
「どうせ、お客は拒めぬ女だもの。
ベッドに寝れば稼げる商売。
これでいい。お客は憎しみも気づかない。
抱いている女は既に死んでいるのよ!」

ファンテーヌは、男に抱かれました。
しばらくして、男は出て行きました。

ファンテーヌは昔を思い出します。
夏にあの人がそばに来て愛の喜びで満たした日々を。
秋が来て去っていった事を。
「自分が夢見た人生は、こんな地獄ではなかった。輝きに満ちていたはず」
と悲しむのでした。

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私は彼女を信じるぞ!


別な男がやって来てファンテーヌのスカートをめくろうとしました。
「嫌よ」
と思わず抵抗して男の顔に傷を負わせてしまいました。

「思い知らせてやる。痛い目に合わせてやるぞ」
と騒ぎます。

「話せ。何事だ」
ジャベール警部がやって来ました。
男は、ファンテーヌに襲われたと言うのです。
「女には罰だ。届け出てくれ。必ずや法廷が女を裁くだろう」

「お願い。子供がいるんです。こんな小さな娘が。
どうか御慈悲を。
私が牢に入れば、あの子は死ぬ」
懇願しますが、通じません。

偶然、二人の様子をジャン・バルジャンが見ていました。
「私は彼女を信じるぞ!
彼女を放せ。医者に診せる」
ファンテーヌはバルジャンを見て逃げようとします。

「見覚えがある。どうしたら助けられる?」
「から買わないで、市長さん!あなたが工場長に追い払わせたのよ」
ファンテーヌはバルジャンの顔に唾を吐き掛けました。
「私のせいで」
「娘が死にそうなの」
バルジャンは、彼女を抱えます。

「娘さんは?」
「宿屋の夫婦に」
「使いをやろう。必ず連れてくるよ」
バルジャンの言葉にファンテーヌは涙を流します。

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その男には何の罪も無い!


パリの警察本部からジャベールに手紙が来ました。
手紙を読みジャベールは神妙な顔をするのでした。
そしてジャン・バルジャンに会いに行きます。

「市長様、犯罪を報告します。
私は制服に泥を塗りました。罪人と同じく罰されねば」
市長を逃亡者として通報したのですが、ジャン・バルジャンは捕まって裁判に掛けられていると言うのです。

「私を処罰してください」
とジャベールは言います。
バルジャンは彼を許すのでした。

しかし、バルジャンは悩みます。
「身代わりは自分のチャンスで、もし名乗り出れば身の破滅で、労働者達は路頭に迷う。
だが、黙っていれば自分は地獄行きだ」
とバルジャンは悩むのでした。

ジャン・バルジャンは、馬車を走らせ裁判所に向かいます。
「裁判長!真実を言います。
その男には何の罪も無い。私こそ、24601号!」
とうとう告白をしてしまいました。
しかし、裁判所は彼の言葉を無視するのでした。

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会いにいくわ


教会のベッドでファテールが寝ています。
「コゼット、冷えて来たわ。コゼット、もう寝る時間よ」
ファテールは呟きます。
バルジャンが部屋に入って来ても気付きません。

「一日中よく遊んで、もう夜になるわ。
おいで」
ファテールは手を伸ばします。彼女にはコゼットが見えるのです。
ジャンは彼女の肩に手を掛けます。

「私の子どこへ行ったの?」
コゼットの姿は消えてしまいました。
バルジャンは彼女を抱きしめます。

「娘さんは私が守ろう。
不自由なく育てよう」

「お願い。ありがとう。
あの子に伝えて、愛していると。
会いにいくわ」
ファテーヌは幸せそうな顔を見せます。
そして、動かなくなりました。
バルジャンは、彼女の目を閉じさせます。

「バルジャンついに出会ったな」
ジャベールが現れました。

「待ってくれ、ジャベール。
やり残した事がある。彼女に子を託された。
どうか慈悲を3日だけ猶予をくれ。必ず戻ると誓う」
しかし、ジャベールは信じません。剣を構えました。

バルジャンを襲うジャベール。
バルジャンは逃げて、窓からセーヌ川に飛び込みました。

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コゼットとエポニーヌ


宿屋で小さな娘が遊んでいます。
コゼットです。ボロボロの服を着ています。
「雲の上にお城があるの。夢の中で行きたいな。
お雲の上の私のお城では、掃除なんかしなくていい。
白いドレスの女の人が私を抱いて”コゼット、心から愛してるわ”と言うの。」
人形を取り出しました。布を巻いて作った人形です。

「そこでは誰も泣いたりしない。
楽しい事しかしちゃいけないの」
コゼットは人形を抱きしめました。

「おやまあ!また怠けていたのね」
厚化粧の女が入って来ました。
「母親のはした金で何が買えると言うの」
女は森の井戸まで水を汲ませに行かせました。

綺麗な可愛い服を来た女の子が入って来ました。
テナルディエ夫妻の娘エポニーヌです。
「エポニーヌ、おいで。青い帽子の似合う事」
娘を抱きしめます。

コゼットは窓の外から見ていました。

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私はパパであり、ママだ


夜の森にコゼットの歌声が響きます。
コゼットは井戸の水を汲みバケツを運んでいます。

ジャン・バルジャンが通りかかりました。
コゼットはバルジャンを見て逃げようとします。

「大丈夫。怖がらなくていいよ。名前は何ていうの?」
「私はコゼットよ」
バルジャンはバケツを持ち、コゼットを連れて歩きました。

街に戻ると、コゼットは店に飾ってある人形をじっと見ます。
バルジャンはそれに気がつきました。

テナルディエの宿屋に着くと夫婦が出て来ました。
「コゼットの借金を払おう。コゼットは私が引き取る」

お金になると思ったテナルディエは、
「愛しているよ」
と、コゼットに言います。
テナルディエの妻は、涙を流すマネをしています。

「さあてどうしたものか!
パンも骨も分け合って我が子のように扱って来た。
嘘じゃないよ、旦那。金もかかったな」
バルジャンはお金を渡します。

「この子は病気がち医者代もかさんだよ」
「これまでの献身に1500」
バルジャンはお金を払い、コゼットを引き取りました。

バルジャンはコゼットを連れて歩きます。
「君に」
と人形をプレンゼントしました。
コゼットの欲しかった人形。
コゼットは大喜びです。

「私のパパになってくれるの?」
「そうだよ。その通りだ!」
バルジャンは笑顔でした。初めて笑顔を見せました。

「私はパパであり、ママだ」
コゼットを抱き抱えました。
幸せそうなジャン・バルジャンです。

テナルディエの宿屋にジャベールがやって来ました。
「コゼットは?」
「男が連れて行ったよ。行き先は言わずに」
テナルディエの妻が答えました。
ジャベールは直ぐに去って行きました。

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君を失うのが怖い


馬車が森を駆けて行きます。
ジャン・バルジャンはコゼットを膝に寝かせていました。
「昨日まで一人だった私。
今日はそばに君がいる」
バルジャンはコゼットの髪を撫でました。

「これほど早く私に幸せが訪れるとは。
私を信頼し切っている。
君を失うのが怖い」
バルジャンは今までにない幸せを感じていました。しかし、不安も感じていました。
パリの北門では検問が行われていました。
よく見るとジャベールがいます。
ジャン・バルジャンはコゼットを起こしました。

「おいで」
人形をコートの中に入れコゼットを連れて逃げます。
ジャベールが気づいて追って来ました。

市長さん!


建物があります。
中に入るとそこは修道院でした。
バルジャンは庭の方に周ります。

「誰だ!」
使用人の男に見つかりました。
「お願いだ。助けてくれ。頼む」
バルジャンは懇願します。

「市長さん!」
男は帽子をとりました。
彼は、馬車の荷車の下からバルジャンが救った男です。

「君だったのか。
安全な場所にかくまってくれ。
お礼はいつか必ず」

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パンの為に戦っている


9年たった1832年。
サン・ミッシェルの街。
大勢の貧困者が貴族に物乞いをして生活をしています。
市民が革命を急ぎ過ぎて国王を殺したのです。また別な国王が支配しますが無能でした。

”自由の為に戦った国で、パンの為に戦っている”
”平等って奴は死ななきゃ与えられない”
と市民は嘆きます。
その国王も死の病で7日も持ちません。

マリウスとエポニーヌ


マリウスは革命運動に参加していました。

部屋で銃を用意しています。
年頃の娘が入って来ました。

「マリウス、元気?国王を倒すって?
まだ貧乏人の振り?おじいさんはお金持ちなのに」
「家族とは縁は切った」
とマリウスは言い返します。

「あなたの話し方が好き」
「いつも僕をからかう」
マリウスは出て行きました。
「わかってないのね。あたしの気持ち」
娘は恋をしているのです。
実は、娘はテナルディエの娘エポニーヌでした。

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外に出ると、美しい少女がいました。
マリウスは少女を見てうっとりとしています。
少女も振り向き、マリウスを見つめるのでした。

二人は見つめ合います。
ジャン・バルジャンが少女と話をしていました。
そう、美しい少女はあのコゼットだったのです。

「エポニーヌ、彼女は誰だ?」
マリウスは尋ねます。
「どっかの金持ちの子よ」
「探してくれ」
娘の手を掴んで言います。

「だから言ったでしょ。
あたし、知ってるって」
エポニーヌは嬉しそうです。

アンジョルラス


若い男達が部屋に集まっています。
マリウスの仲間です。
「時は近づいた。
我々がなすべき事は民衆蜂起だ。彼らに武器を持たせ団結させるのだ」
革命運動家のリーダー、アンジョルラスが叫びました。

幼い子供が入って来ました。
「将軍が死んだ!」
金髪のガブローシュです。
「彼の死は運命の声だ。
その死が立ち上がれと告げている」
若者達は、革命の為に盛り上がるのでした。

その時、エポニーヌが入って来ました。
マリウスは一緒に出て行きました。

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初めての恋


「不思議ね。人生が新しく始まったよう」
コゼットはうっとりと呟きます。
「人は誰もひと目で恋に落ちるもの?
彼も私と同じ思いなの?」
マリウスに恋をしているのです。

マリウスとエポニーヌは、ジャン・バルジャンの屋敷の前にいました。
「僕の人生に天使の音楽が満ち溢れているようだ」
マリウスは、コゼットの事で頭がいっぱいです。

「連れて来てくれてありがとう」
エポニーヌの手を握ります。彼女は嬉しそうです。
「あたしには彼ほど素敵な人は他にいない。
彼が求めたらあたし上げるわ」
エポニーヌの恋は切ないのです。

柵の向こうにコゼットが見えます。
コゼットもマリウスに気付きました。

二人は見つめ合います。
「何てこどだ。君の名前さえ知らない。
僕はマリウス・ポンメルシー」
「私はコゼットよ」

「初めての恋」
「見つけたわ。この胸に溢れる愛」
二人の恋は淡く燃え上がります。
「コゼット、何してる?」
バルジャンが声を掛けました。コゼットは去ります。

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エポニーヌの悲鳴


「こんな所で何をしている?
エポニーヌ、帰れ!」
テナルディエと仲間が現れました。

「この家を知ってる。金なんか無いよ」
「邪魔するな。行け!」
「悲鳴を上げてやる」
「やってみろ。後悔するぞ」

エポニーヌは悲鳴を上げました。悲鳴は響き渡ります。
「警官が来た!」
仲間の一人が叫びます。

「ジャベールだ」
バルジャンは焦ります。
「とうとう見つかった。支度しろ。すぐ出発だ」

「嫌よ。そんな」
二人は荷物をまとめました。

バルジャンの荷物には、あの銀の燭台がありました。
コゼットは玄関にマリウスへの手紙を置きました。

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自由の旗を高く掲げろ


部屋に若者達が集まっています。
「嵐を起こすまであと1日。
自由への戦い。
自由の旗を高く掲げろ」
革命が始まろうとしています。

街では国王の葬儀のパレードが行われていました。

沿道でマリウス達も見ています。

赤い旗を掲げ、パレードに進入しました。

パレードは若者達によって乗っ取られたのです。

そいつはジャベール警部だ!


若者達は広場に砦を築きます。
兵隊が銃を向けました。一発の銃声が鳴り響きます。
戦いが始まりました。

「敵の作戦を持って来い」
リーダーのアンジョルナスが命じます。

「俺が行こう。奴らを知っている」
ジャベールでした。ジャベールが革命運動に忍び込んでいたのです。

しばらくしてジャベールは戻って来ました。
「用心しろ、大軍だ。
今夜は攻めてこない。飢えさせてから攻め込む作戦だ」
若者達が真剣に聞いています。

「嘘つき!」
叫んだのは少年ガブローシュでした。
「そいつはジャベール警部だ!
信じるな、全部デタラメだ!」

ジャベールは若者達に捕まりました。

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今は抱いて何も言わずに。それだけでいいの・・


マリウスの元にエポニーヌがやって来て手紙を渡しました。
苦しそうです。

「どうした?」
「大丈夫よ」
エポニーヌのお腹から血が流れているのです。
マリウスが抱き寄せます。

「痛みは少しも感じない」
エポニーヌの顔が微笑んでいます。
「あなたがいる。
それだけでいいの。
あたしをそばに居させて」
エポニーヌはマリウスを見つめます。
「今は抱いて何も言わずに。
それだけでいいの」

エポニーヌの目は閉じられました。
マリウスはそっと額にキスをしました。
もしかしたら、エポニーヌの人生で一番幸せな瞬間だったのかも知れません。

マリウスからの手紙


マリウスは、コゼットからの手紙を読みました。
「ガブローシュ、頼みがある」
ガブローシュを呼びました。

ガブローシュはマンションの部屋を叩きました。
ジャン・バルジャンが出て来ます。
ガブローシュはマリウスからの手紙を渡しました。

”愛するコゼット。
運命の出会いからたった1日だが、もし戦いで死んだらこれでお別れ”
バルジャンは苦しそうです。
「この日を恐れていた。若者が現れる日を。
だが今夜死ぬかも知れぬ。この若者を探さねば」
バルジャンはバリケードに向かいました。

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ジャベールを任してくれ


「志願兵だ!」
ジャン・バルジャンはバリケードに向かって言いました。

「処刑する」
銃が向けられます。若者達は信じません。

「狙撃兵だ!」
バルジャンは銃を撃ちました。
リーダーのアンジョルラスは礼を言います。

「それよりも頼みがある。
ジャベールを任してくれ」

ジャベールは縄で縛られています。
「やめろ」
今までずっとジャン・バルジャンを追い回して来たジャベールが叫びます。

バルジャンは彼を外に連れ出しました。
ナイフを取り出します。

「この瞬間を待ってただろう。
復讐しろ。ナイフで殺すか」
ジャベールはよく喋ります。
バルジャンは、ナイフでジャベールの縄を切りました。

「出て行け。早く行くんだ」
「俺を逃せば、また追うぞ、どこまでも」
「君は自由だ。私が生きていたら、また会おう」
ジャベールは逃げて行きます。

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ガブローシュ


若者達がバリケードに集まっています。
火薬は雨で湿っています。
銃弾も足りません。

ガブローシュは、兵隊の死体から弾を集めます。

バーン!
その時、銃声がしました。

銃弾はガブローシュのそばに当てたりました。
それでもガブローシュは弾を集めます。

バーン!
また銃声が響きます。
ガブローシュは倒れました。

俺たちは戦って死のう


兵隊の隊長が立ち上がります。
「砦の中の者ども!
市民は寝ているぞ。勝ち目はない」
民衆は若者達の味方になりませんでした。

「俺たちは戦って死のう。
倒れた仲間の仇を討つのだ」
若者達は一斉に銃を撃ちました。

兵隊は応戦します。銃を撃ち、バリケードに進入します。
若者達が次々倒れて行きます。
マリウスも撃たれました。

リーダーのアンジョルラスは射殺されます。
広場の地面は赤く染まっていました。

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下水道


バルジャンはマリウスを抱え下水道に逃げました。

奥へ奥へ逃げます。
下水道の中に、変な男がいました。

「出口はどこだ」
「突き当たって左」
バルジャンは、下水道から出ることが出来ました。

天使なのか悪魔なのか


見上げると、ジャベールが立っていました。

「彼は無実だ。急いで医者へ」
「忠告したはずだ。俺は諦めないと」
「1時間くれ。そうすれば捕まる」

「動くと撃つ」
ジャベールは銃を向けました。

それでもバルジャンはマリウスを担いで歩いて行きます。
ジャベールは銃を撃ちませんでした。

「奴はどんな悪魔だ。
捕まっていた俺を放した 。あの時殺せたはず」
銃をセーヌ川に捨てました。

「俺こそが法だ。舐めるな。
情けなど反吐が出る。
俺と奴、法か善か。正しいのはどちらか一人。
俺の心が惑う。
奴は天使なのか悪魔なのか。
俺には絶望だけ。早く逃れたい」

ジャベールはセーヌ川に身を投げました。

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この愛は夢じゃない


「見たかい、学生達の戦いを。
一晩もたずに砦は落ちた。
見たかい、学生達の屍を。」
民衆は、革命の話で持ちきりです。

マリウスは、日に日に回復していきます。

「私のそばにいる。一緒にいるわ」
コゼットはマリウスと見つめ合います。

「あなたでいっぱいの夜」
「ああ、コゼット。君を待っていた」
「この愛は夢じゃない」
二人はキスをします。

ジャン・バルジャンという男


マリウスは喜びでいっぱいです。
「今日という日は忘れません。結婚のお許し。
感謝しても足りない。
僕達と一緒に暮らしましょう」
マリウスはジャン・バルジャンに感謝しています。

「君にだけ伝えておきたい話がある。
その昔ジャン・バルジャンという男が妹の為にパン一つ盗み19年牢獄に繫がれた。
仮釈放の許可証を破り捨て逃げた」
マリウスは黙って聞いています。
「コゼットを悲しませる話だ。
その男が捕まればあの子が辱めを受ける。
今、旅立つ。今日限り、男は姿を消す」

「行かないで。彼女に話しようがない」
バルジャンは黙っておくように約束をさせ、出て行きました。

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マリウスとコゼットの結婚式


マリウスとコゼットの結婚式が始まろうとしています。

怪しげな男と女が入って来ました

「出てけ!テナルディエ!」
マリウスが叫びます。
あのテナルディエ夫妻でした。金をせびりに来たのです!

「俺は見たのさ。ハッキリと。
ジャン・バルジャンが下水道で肩に死体を担いでいた」
あの下水道でいた変な男はテナルディエだったのです。

「やはり、そうだったのか!
僕を救ってくれたのはジャン・バルジャン」
テナルディエを殴ります。
「どこだ、言え」
「修道院だ」

テナルディエ夫妻は摘み出されました。
気持ちいいですね!

ジャン・バルジャン


修道院です。
「今、私は死を待つ。
夢の中でコゼットが私の死を知って泣いていた。」
バルジャンは十字架の前に一人座っています。
「今こそ私召し給え。
あなたのおそばへ迎え給え」
バルジャンの目には涙が溢れています。

「あなたの名を称えましょう。
重荷を降ろして」
ファンテーヌが目の前に現れました。神からの使いなのでしょうか。
「私の子を愛してくれた。
神の許へ召されるでしょう」
バルジャンの額にキスをしました。

コゼットとマリウスがやって来ました。
「パパ、私には分からない。
どうしてなの?なぜ去ったの?」
「コゼット、許してくれるのかい。ありがとう。救われた」

「許して欲しいのは、この愚かで恩知らずの僕です。
命あるのはあなたのおかげ」
「お前が来てくれた。また私のそばへ」

バルジャンは二人の手を重ねます。
「これで安らかに死んでいける。今、私の命は祝福された」
「生きて、パパ。生きるのよ。
お別れを言うにはまだ早すぎるわ」

「そうだね、コゼット。
この手紙に最後の告白をしたためた。
憎しみに満ちた男が愛に生きることを知った物語だ。お前を預かった日から」
「分かっているわパパ」
コゼットの目には涙が溢れています。

「行きましょう。二度と鎖につながれぬ所へ。
苦しみは全てようやく去ったわ」
ファンテーヌは言います。
「主よ、我が罪を許し給え」

「さあ、この手を取って。救いの地へ導いていくわ」
ジャン・バルジャンはファンテーヌに引かれて歩いて行きます。
司教が待っていました。


サン・ミッシェルの街には若者達が溢れ、自由と平和を謳歌しました。
その中には、エポニーヌ、アンジョルラス、ガブローシュの姿がありました。

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感想・考察(ネタバレ)

無情としか言いようが無い

たった一つのパンを盗んだ罪で19年も牢獄に入れられたジャン・バルジャン。それを執拗に追うジャベール。その周りに現れる人々。登場人物が哀れな人生を歩みます。特に、ファンテーヌは悲惨でした。彼女の人生を観て観るのを止めようと思ったくらいです。
しかし、ストーリーに引き込まれてしまいます。
神の教えを守ろうとするジャン・バルジャンが天に召されるのが救いでした。
きっと天国に行って、神様に愛されると思います。
邦訳は「ああ、無情」です。上手く訳したものだと思います。
(ラストは、映画では亡くなったバルジャンがファンテーヌに導かれて司教の元に歩いて行きます。原作では、ジャン・バルジャン は、ただ見守られて死ぬのです。何か虚しい気持ちでした。ああ、無情と言う気持ちでした)

「レ・ミゼラブル(Les Misérables)」の意味

「レ・ミゼラブル (Les Misérables)」とはフランス語で、「悲惨な人々」「哀れな人々」と言う意味です。

・ジャン・バルジャンは、パン一つ盗んだ罪で19年も牢獄に入れられ、その後も追われる
・ファンテーヌは、男に捨てられ、生まれた娘の為に髪を売り、歯を売り、身を売る
・コゼットは、親と離れ離れになり、テナルディエにこき使われる
・エポニーヌは、片思いのマリウスにどんなに尽くしても振り向いて貰えず死んでしまう
・ジャベールは、不幸な生まれで法の下僕として働くが、それが正しいか揺らぎ自殺する
本当に神様はいらっしゃるのだろうか!と言いたくなる。

小説を読んで、映画も見たのですが、『無情』としか言いようが無いですね。

フランス革命

フランス革命は1789年に、バスティーユ牢獄が襲撃した事で勃発します。ルイ16世は処刑され王政は廃止されます。
しかし、その後も混乱は続くのです。
映画では、1832年になっても民は貧しく、マリウス達は革命を起こそうとします。
一夜にしてフランス革命が起こったような印象がありますが、ずっとフランスの政治は混乱し続けるのです。
フランスでは、18世紀から飢饉が続いていました。
”自由の為に戦った国で、パンの為に戦っている”と映画で言っています。
結局、パンなんですね。

何故、ジャベールは自殺したのか?

法に遵守するジャベール。ジャベールは法の番人として生きて来ました。法を遵守し、自分にも罰を与えようとする程です。
(逆に、ジャン・バルジャンは、法を破っても神の教えを守って来ました)
ジャン・バルジャンは、ジャベールを革命家達から逃します。逆にジャベールは下水道から出て来たバルジャンを逃しました。彼らを動かしたのは”善(神の教え)”です。しかし、バルジャンを逃すことは法に逆らう事です。
法の番人であるジャベールが法に逆らい、善(神の教え)を行ったわけです。
信念が揺らいだジャベールには、この世に意味はありません。
それで死んでしまったのです。

ジャン・バルジャンはコゼットの下を去った理由

バルジャンは、ずっとジャベールに追われていました。コゼットを連れてからも追われ、彼女を危険に合わせます。
ジャベールはセーヌ川に身を投げますが、バルジャンは知りません。
マリウスとの結婚生活を送れるように、コゼットの元から去ったのだと思います。
その後、生きがいを失ったバルジャンは体を壊し、天に召されます。

ラストのファンテーヌ

悲惨な人生を送ったファンテーヌがラストで現れ、ジャン・バルジャンを司教の元へ導きます。
これは、天の使いとしてファンテーヌが現れたのだと思います。
きっとファンテーヌは天国に行き、神様に愛されているのだと思います。
僕は心から喜びました。
小説ではファンテーヌはラストで現れません。
無情な「レ・ミゼラブル 」ですが、このシーンで救われました。

ビクトルユゴーの手紙

原作者ビクトル・ユゴーが「レ・ミゼラブル」の売れ行きを心配して出版社に

と書いた手紙を出します。
出版社から返ってきた手紙には

と書かれていました。とても売れているよ!と言う意味です。
有名なエピソードですね。

作品

スタッフ・キャスト

監督 トム・フーパー
脚本 ウィリアム・ニコルソン(英語版) アラン・ブーブリル(英語版) クロード=ミシェル・シェーンベルク ハーバート・クレッツマー(英語版)
原作 (小説) ヴィクトル・ユゴー
(ミュージカル) アラン・ブーブリル クロード=ミシェル・シェーンベルク
製作 ティム・ビーヴァン エリック・フェルナー デブラ・ヘイワード キャメロン・マッキントッシュ
製作総指揮 ライザ・チェイシン アンジェラ・モリソン ニコラス・アロット リチャード・パパス
出演者 ヒュー・ジャックマン ラッセル・クロウ アン・ハサウェイ アマンダ・サイフリッド エディ・レッドメイン ヘレナ・ボナム=カーター サシャ・バロン・コーエン アーロン・トヴェイト
音楽 クロード=ミシェル・シェーンベルク
製作会社 ワーキング・タイトル・フィルムズ レラティビティ・メディア
配給 アメリカ合衆国 ユニバーサル・ピクチャーズ 日本 東宝東和
公開 イギリス 2012年12月7日(ロンドンプレミア)日本 2012年12月21日 アメリカ合衆国 2012年12月25日 イギリス 2013年1月11日
上映時間 158分
製作国 イギリス アメリカ合衆国
言語 英語

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ラッセル・クロウ出演

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