西国三十三所を行く!壺阪寺と岡寺へ(その2)

壺阪寺 大観音石像 ○参拝レポート
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西国三十三所を行く!壺阪寺と岡寺へ(その2)

壺阪寺 天竺渡来大涅槃石像

奈良の南部にある壺阪寺岡寺に参拝します。
(その1)の続きです。

朝から壺阪寺に参拝し、「天竺渡来大石像めぐり」しながら、禮堂、八角円堂で本尊の十一面千手観音菩薩さまに手を合わせました。

これから、名物の「天竺渡来大観音石像」を見に行こうと思います。
ビックリするくらい大きいですよ〜。

さあ〜行きましょう!

〜 前回 〜

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壺阪寺(続き)

天竺門

壺阪寺 天竺門

本堂から少し戻った所に、小さな赤い門があります。
天竺門と名付けられた門で、ここをくぐると、凄いものが見れるんです。
もう沢山すごい物を見たと思うのですが、この先が本番です。

レッツ・ゴー!!

壺阪寺 大観音石像

ここを通って・・

 天竺渡来大観音石像

壺阪寺 大観音石像

ここに来るまで、何処にいても、見えていた大観音石像です。
近くまで寄る事ができるんです。

近くまで行きましょう!

壺阪寺 大観音石像

石段の上まで来ると、その大きさが分かります。
デカイです!

あっ、僕の指が写っていますね・・・
ゴメンなさい・・・🙇‍♀️

もっと寄りましょう!

壺阪寺 大観音石像

デカイです!

更に・・

壺阪寺 大観音石像
壺阪寺 大観音石像
壺阪寺 大観音石像

大きいです!
なんと全長20メートルあります。

7階くらいの高さです。

・横浜にある「実物大ガンダム」で、18メートル。
・神戸にある「実物大鉄人28号」で、15メートル30センチ(直立18メートル)。
なので、この観音菩薩さまの方が強いです!

三億年前の古石が提供され、延べ7万人のインドの石工が参加してすべて手造りで製作されました。
当たり前の事ながら、20mの巨岩は動かすことも、運ぶことも不可能なので66個に分割して彫刻し、そして、日本に運ばれ組み立てられました。

インド制作ですが、やる事がアメリカン・サイズです!
(また言っていまいました・・恥ずかしいですね・・)

僕は恐れ多く感じながら、手を合わせ、観音菩薩さまに感謝を伝えました。

○この石仏が、『天竺渡来大石像めぐり』の第12番「大観音」です。
(スタンプは近くの休憩所にあります)

壺阪寺 大観音石像の御手

大観音石像の手と同じ大きさの手が飾られています。

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天竺渡来阿弥陀如来石像

壺阪寺 天竺渡来阿弥陀如来石像

大観音石像から少し戻った所に、天竺渡来の阿弥陀如来石像があります。

大観音石像を運んだ船が、「アミターバ」と言う名前だったそうです。「アミターバ」とはサンスクリット語で、「阿弥陀如来」さまです。観音さまが阿弥陀如来さまに乗って来られた、と言う事で建立されたそうです。

○この石仏が、『天竺渡来大石像めぐり』の第11番「阿弥陀如来」です。
(スタンプは近くの休憩所にあります)

天竺渡来大涅槃石像

壺阪寺 天竺渡来大涅槃石像

下を見ると、大きな人が寝転んでいました。
そんな所で寝ていると風邪を引きそうです。

誰なんでしょうか?

壺阪寺 天竺渡来大涅槃石像

僕は「そんな所で寝ていると風邪を引きますよ」と話し掛けました。

あれっもしかして!

壺阪寺 天竺渡来大涅槃石像

そうです。
釈迦如来さまです!

もしかして、皆さんは気づいていましたか?

失礼した思ったので、何度も、「南無釈迦如来」と唱えて、謝りました。
すると、釈迦如来さまはニコリと微笑んだような気がしました。
よーく見て下さい。笑顔でしょう!

手を合わせて、少しの間、釈迦如来さまとお話をしました。
ウン、ウンとうなずいたような気がします。

涅槃像はすべての教えを説き終えて入滅せんとする釈迦の姿です。
釈迦の最後の説法は「自灯明じとうみょう法灯明ほうとうみょう」、つまり、自らを灯明とし、自らをよりどころとし、法を灯明し、法をよりどころとすることを説かれました。
釈迦がいる、いないにもかかわらず「自分を頼りとし、正しい教えを頼りとすることを意味しています。

○この石仏が、『天竺渡来大石像めぐり』の第13番「大涅槃」です。
(スタンプは近くの休憩所にあります)

壺阪寺 天竺渡来大涅槃石像 風景

釈迦如来さまの近くから奈良の街が見えました。
美しいです。
この景色を、釈迦如来さまと観音菩薩さまは見ておられるのでしょうか。

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天竺渡来 大石堂

壺阪寺 天竺渡来 大石堂

一度天竺門まで戻り、階段を使って下に降りた所に、この石造りの建物があります。
一体何処の国に来たのだろうかと思ってしまいました。

壺阪寺 天竺渡来 大石堂

中に入っても良いのだろうか?とも思いました。
でも、中に入ってみましょうか。

壺阪寺 天竺渡来 大石堂

皆さんに中を見せたかったので、得意??のパノラマ撮影をしました!
反対側も、どうぞ!

壺阪寺 天竺渡来 大石堂

凄いでしょう!!

正面に大仏舎利石塔、左手に千手観世音菩薩、右手に一字金輪曼荼羅があります。

天竺渡来 大仏舎利石塔

壺阪寺 大仏舎利石塔

正面にあるのが、大仏舎利石塔です。
釈尊の遺骨(仏舎利)を納める塔なのですが、ここには、仏跡涅槃の地クシナガラの砂を納めています。

○この石仏が、『天竺渡来大石像めぐり』の番外「仏舎利塔」です。
(スタンプはここにあります)

天竺渡来 千手観世音菩薩

壺阪寺 天竺渡来 千手観音菩薩

入って左側に、大きな観音さまがおられます。天竺渡来の千手観世音菩薩です。

○この石仏が、『天竺渡来大石像めぐり』の第7番「千手観音」です。
(スタンプはここにあります)

天竺渡来 一字金輪曼荼羅

壺阪寺 天竺渡来 一字金輪曼荼羅

右側の一字金輪曼荼羅です。

余り馴染みがないですね。
僕も初めて見ました。

調べてみると、一字金輪曼荼羅は、息災や敬愛のための密教修法である一字金輪法に用いられる本尊像だそうです。

つぼさか茶屋

大石堂を出て、更に階段を降りると、食事が出来る店があります。
ここに最初の方に見た第2番、第3番、第4番、第5番のスタンプがありました。
良かったです。

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あれ〜、スタンプが・・・?

これでスタンプが全部・・揃っている・・はず・・?
あれ〜・・そろってない!!!😅

大変です。
全部回ったはずなのに、スタンプがそろっていないのです。
足らないのは、第八番の「眼鏡供養観音」、第九番の「七福神尊」、第十番の「真言八祖」の3つ。

泣きそうです!😭

ここだけの話、笑をもすがる思いで受付で尋ねました。
すると、受付の女性が「何処だろう?」と言いながら調べてくれて教えてれました。
壺阪寺の女性は優しいですね!☺️

残り3つは、寺の上の方で行くのは大変ですが、頑張って行きます。
レッツゴー!

再び、眼鏡供養観音とお里観音六角堂へ

壺阪寺 眼鏡供養観音 お里観音六角堂

本堂の横を抜けた所にある眼鏡供養観音。その右奥に見える赤い建物が「お里観音六角堂」です。
行ったような気がするのですが・・。

壺阪寺 お里観音六角堂

ありました!
美しい姿の観音さまに感謝を伝えてから、スタンプを押しました。
観音さま、ありがとうございます!

壺阪寺 お里観音六角堂

「壺阪霊験記」のお里は、目が不自由な夫・澤市の苦しみに寄り添い、彼を観音さまの御宝前に導きました。そして澤市の開眼と言う奇跡が生まれました。お里の澤市へのいたわりの心は正に、観音さまの教えてを具現したものです。
その心を伝えていくために、この「お里観音」は開眼したそうです。

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真言の森

壺阪寺 真言の森

大観音の入り口の「天竺門」の左手に上に登る階段があります。
最初に行った時は、全く気付きませんでした。

看板には「四国八十八ヶ所 お砂踏み道場」「天竺渡来七福神石像」と書いてありますね。
ここであっています。

行きましょう!

天竺渡来 七福神石像

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ジャジャーン!
階段を上がって右手に、1メートルくらいの可愛い石の七福神さまが並んでいました。

皆さん、にこやかです。
会えて良かったです。

四国八十八ヶ所 お砂踏み道場

壺阪寺 四国八十八ヶ所 お砂踏み道場

階段を上がって右手に、弘法大師さまがズラリと並んでいます。これが「四国八十八ヶ所 お砂踏み道場」です。

「お砂踏み」とは、四国八十八ヶ所のお砂を踏んでお本尊に礼拝し霊場参拝に替えようとする勤行です。様々な事情で礼所を周れない人が、せめてお砂を踏み、病気平癒や厄除など御利益に預かろうと言うものです。
壺阪寺では、弘法大師さまを礼拝して前にある石を踏み、「南無大師遍照金剛」と唱えながら進みます。

きっと御利益があるので、皆さん「お砂踏み」をして下さい。
僕ですか?
当然、やりました!

時空殿

壺阪寺 真言の森

七福神はあったのですが、スタンプはありませんでした。
きっと奥にあるはず。
奥に進みましょう!

壺阪寺 時空殿

思った通り!祠があり、スタンプがありました!
偉いでしょ!

「時空殿」には、2003年に開創1300年を記念して、信徒の皆様の未来への願いを込めたカプセルと観音さまが奉納されています。
なんと!次回の開扉は2053年です!生きているのかしら?

これで、第9番「七福神像」と第10番「真言八祖」のスタンプを手に入れました。

真言八祖?
まだでしたね
ご心配なく。

ジャジャーン!

天竺渡来真言八祖像

壺阪寺 天竺渡来真言八祖像

お坊さまが沢山並んでいます。
真言八祖とは、龍猛菩薩、龍智菩薩、金剛智三蔵、不空三蔵、 善無畏三蔵ぜんむいさんぞう 、 一行阿闍梨いちぎょうあじゃり 、恵果和尚、弘法大師の事です。

壺阪寺 壺阪寺 天竺渡来真言八祖像 弘法大師

一番手前にいらっしゃるのが、弘法大師空海さまです。

その隣にいらっしゃるのが、恵果和尚けいかかしょうです。恵果和尚は、不空三蔵ふくうさんぞうから「金剛頂経」系の密教を、 善無畏三蔵ぜんむいさんぞうの弟子の玄超げんちょうから「大日経」系の密教を受け継ぎました。

そして、弘法大師空海は恵果和尚けいかかしょうから密教を受け継ぎ、日本で真言宗を開きました。東寺や高野山は空海によるものです。

スタンプ満願

やりました!
これでスタンプが満願です。

急いで、受付に行って満願になりましたと、スタンプで一杯になった用紙を見せました。
「おめでとうございます」と、壺阪寺の絵葉書を頂きました。
嬉しいです。

壺阪寺 天竺渡来大石像めぐり 絵葉書

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壺阪寺の基本情報

南法華寺(壺阪寺)の本尊

十一面千手観世音菩薩

南法華寺(壺阪寺)の縁起

○ 創建は寺蔵の『南法花寺古老伝』によると、大宝3年(703)年に元興寺の僧、弁基上人がこの山で修行していたところ、愛用の水晶の壺を坂の上の庵に納め、感得した観音像を刻んで祀ったのが始まりといわれる。

○ 明治の初め、盲目の夫沢市とその妻お里の夫婦の物語、人形浄瑠璃『壺坂霊験記つぼさかれいげんき』が初演され、歌舞伎、講談、浪曲となり壷阪寺の名は大きく世に広まっていった。

御朱印

壺阪寺 南法華寺 御朱印

南法華寺(壺阪寺)への行き方(アクセス・地図)

電車
  1. 近鉄「壺阪山駅」からバス11分「壺阪寺前」下車、徒歩5分
  2. 近鉄「壺阪山駅」から徒歩50分
自動車
  1. 南阪奈道路 葛城ICから30分
  2. 西名阪自動車道 郡山ICから35分

南法華寺(壺阪寺)の駐車場

第一駐車場33台(大型4台/普通車30台) 第二駐車場53台(大型6台/普通車50台)

駐車料金(1日料金) 普通車:500円/バス:2,000円/自動二輪:200円

団体昼食ご利用のお客様(バス)駐車料金無料

営業時間 8:30~17:00

南法華寺(壺阪寺)の所在地・連絡先

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続きへ

4時間も壺阪寺で過ごしました。
沢山の仏さまを見る事が出来て、喜びでお腹が一杯です。

昼ごはんは食べてませんが、このまま岡寺へ向かいます。

岡寺も楽しみですね。

続きは、(その3)です。

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基本情報

西国三十三所を行く!壺阪寺と岡寺へ

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