西国三十三所を行く!一乗寺から圓教寺へ、そして姫路護国神社と姫路城も(その3)

姫路城 夜 天守閣 ライトアップ ○参拝レポート
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西国三十三所を行く!一乗寺から圓教寺へ、そして姫路護国神社と姫路城も(その3)

書寫山 圓教寺 摩尼殿

ゆっくりし過ぎて時間が無くなってきました。
急いで円教寺に向かいます。

円教寺は山の上にあり、ロープウェイに乗ります。西の比叡山とも呼ばれる寺です。
ギリギリでしたが、何とか参拝する事が出来ました。

寺を降りる頃は暗くなり、せっかくなので夜の姫路城へ。
夜の姫路城は美しいです。

充実した1日になりました。

〜 前回 〜

序文

西国三十三所の中でも、兵庫県にある一乗寺と圓教寺に参拝したいと思います。
田舎の方にある寺に参拝するのは、とても気持ち良いです。
楽しみにして出掛けました。

この2つの寺の最寄りの駅が姫路駅で、電車で参拝するならセットで参拝するのが良いと思います。
自動車でも、セットで参拝する方がスムーズに回れると思います。

ただ、たった2つなのですが、時間に気を付けないといけません!
厳しいスケージュールなのです。

西国三十三所とは

西国三十三所さいごくさんじゅうさんしょは、近畿地方2府4県と岐阜県に点在する33か所の観音信仰の霊場。これらの霊場を札所とした巡礼は日本で最も歴史がある巡礼行であり、現在も多くの参拝者が訪れています。

○西国巡礼の縁起は、花山かざん法皇御出家の後、徳道とくどう上人が埋納したとされる宝印を摂津中山寺で掘り出し、霊場を巡拝されたことから始まります。

○大和長谷寺の開山の徳道上人(656~735)は62歳の時に病のため一度亡くなられるのですが、冥土で閻魔大王に出会い、衆生の滅罪消滅のために三十三箇所の観音霊場を巡ることを勧められ、起請文と三十三の宝印を授かり現世に戻されました。

閻魔大王より選ばれた三十三の観音霊場の礎を築かれましたが、当時の人々には受け入れられず、三十三の宝印を摂津国中山寺の石櫃に納められ亡くなられます。

○それから約270年後、花山法皇は御出家されたその足で播磨国書寫山圓教寺えんぎょうじ性空上人をお訪ねになります。そして上人のお勧めにより、河内国石川寺(叡福寺えいふくじ)の仏眼上人と共に三十三所霊場を巡礼したことから、貴族達の観音信仰に発展します。

巡礼という形で庶民の間で一般化するのは室町時代以降といわれています。

○平成30年(2018)は徳道上人が亡くなれてから数えて1300年の記念すべき年にあたります。

第二十七番 書寫山 圓教寺

追手門前バス停からバスで30分程で、ロープウェイの山麓駅に到着です。

ロープウェイ

書寫山 圓教寺 ロープウェイ

圓教寺へは、このロープウェイで上がります。
山上まで5分。
(歩いて登りたいのですが、時間がないのでロープウェイにしました。登山コースを歩くと40分くらいだと思います。)

書寫山 圓教寺 ロープウェイ

ゴンドラがどんどんと上がって行くと、姫路の街が見渡せます。
山麓駅も、あんなに小さくなりました。

書寫山 圓教寺 ロープウェイ

書寫山 圓教寺 ロープウェイ

到着です!

書寫山 圓教寺 志納所

志納所があり、ここから歩いて摩尼殿まで20分くらい。
大変な人の為に、マイクロバスが出ています。

いつも歩いて行くのですが、今日は時間がないのでバスに乗りました。

摩尼殿

書寫山 圓教寺 摩尼殿

バスを降りて直ぐに、摩尼殿があります。

書寫山 圓教寺 摩尼殿

摩尼殿の創建前、天人が桜樹を礼拝するのを見て、上人が根のあるままの生木に観音像を刻まれました。そのために岩山の中腹に舞台造りの建物となりました。

書寫山 圓教寺 摩尼殿

摩尼殿のマニとは梵語の如意のことで、西国三十三所の本尊である六臂如意輪観世音菩薩が祀られています。

書寫山 圓教寺 摩尼殿

僕はロウソクと線香を供え、「般若心経」「観音経」「御詠歌」「御真言」を読みました。そして、ゆっくりと観音さまとお話をしました。

書寫山 圓教寺 摩尼殿

書寫山 圓教寺 摩尼殿

摩尼殿から見える景色は美しいです。

書寫山 圓教寺 摩尼殿

摩尼殿の裏から食堂・大講堂・常行堂に続く道に抜ける事が出来ます。

書寫山 圓教寺 摩尼殿

書寫山 圓教寺 摩尼殿

書寫山 圓教寺 参道

千年杉

書寫山 圓教寺 千年杉
書寫山 圓教寺 千年杉
書寫山 圓教寺 千年杉

通り道に「千年杉」と呼ばれる杉がありました。
樹齢700年から800年です。
高さは35メートル、幹回り7.6メートルあります。

大講堂・食堂・常行堂

大講堂・食堂・常行堂は、「三之堂」と呼ばれ、修行道場の中心です。コの字型に配置され、独特な空間構成をしています。

大講堂

書寫山 圓教寺 大講堂

大講堂では、かつて、お経の講義や議論など学問と修行を行う場でした。内陣には、木造の釈迦三尊が祀られています。

食堂

書寫山 圓教寺 食堂

食堂は修行僧の寝食の為の寮でした。本尊は、僧形文殊菩薩で後白河法皇の勅願で創建されました。現在1階に写経道場、2階が寺宝の展示館となっています。

常行堂

書寫山 圓教寺 常行堂

常行堂は、常行三昧(ひたすら阿弥陀仏の名を唱えながら本尊を回る修行)をするための道場です。阿弥陀如来坐像が安置され、大講堂の釈迦三尊に舞楽を奉納するための舞台があります。

通行止め

書寫山 圓教寺 工事中 通行止め

この奥に法華堂などがあるのですが、工事中の為、通行止めでした。
このまま帰ることにします。

書寫山 圓教寺 参道

山上駅までの道のり

書寫山 圓教寺 参道

行きはバスに乗ったのですが、帰りはバスが無く、ロープウェイ山上駅まで参道を歩きました。
歩いても20分くらいです。

山門(仁王門)

書寫山 圓教寺 山門 仁王門

行きはバスで通れなかった山門です。
やはり、山門は通りたいですね。

参道沿いの観音像

書寫山 圓教寺 参道 仏像

書寫山 圓教寺 参道 仏像

書寫山 圓教寺 参道 仏像

このように、ロープウェイ山上駅から山門までの参道には観音像が並べられています。
これを見るのも歩く価値があります。

書寫山 圓教寺 ロープウェイ山麓駅 バス

ロープウェイ山上駅に着くと、最後のロープウェイが待っていました。
姫路の街を見下ろしながら降りて、バスに乗りました。

書寫山圓教寺バナーリンク 👈 書寫山圓教寺のHP

由緒

○開基の性空しょうくう上人は、十歳で法華経を習い覚えた天才で、九州に久しくいたが、三十六歳で出家し、常に法華経を諳んじていたと言われる。

五十六歳で円教寺で庵を結び、近くの岩の上に、桜の老木があったので、生木のまま如意輪観音像にょいりんかんのんぞうを彫刻し、本尊とし、その崖にお堂を建てた。これが如意輪堂(現・摩尼殿まにでん)の創建である。

花山法皇かざんほうおうは御出家されたその足で性空上人をお訪ねになり、上人の勧めにより、三十三所霊場を巡礼した。

武蔵坊弁慶むさしぼう べんけいは、一時期、書写山で修行したと言われる。

御本尊

六臂如意輪観世音菩薩ろっぴ にょいりんかんぜおんぼさつ

御朱印

円教寺 西国三十三所 御朱印

行き方(アクセス・地図)

電車

  1. JR・山陽「姫路駅」からバス30分 → 書写ロープウェイで5分

自動車

○ナビで来られる方へ

「圓教寺」または「円教寺」で検索することができません。かならず「書写の里美術工芸館(tel.079-267-0301)(又は書写ロープウェイ)で検索して下さい。

  1. 山陽自動車道山陽姫路西ICから15分
  2. 姫路バイパス 中地ランプから30分
  3. 中国縦貫道 夢前スマートICから22分

駐車場

無料あり

ロープウェイをご利用の方のための無料駐車場(自家用車・観光バス用)が書写山麓駅横にあります。

※多客時には混雑しますので、登山道をご利用の方はできるだけ公共交通機関にてお越し下さい。

所在地・連絡先

所在地 〒671-2201 兵庫県姫路市書写2968
電話番号 079-266-3327

夜の姫路城へ

バスに乗りながら、「もしかして夜の姫路城を見れるのでは?」と思いつきます。

思いついたら即実行!

夜の追手門

姫路城 追手門 夜

姫路城でバスを降りました!

追手門から見える姫路城はライトアップされ、美しいです。

天守閣

姫路城 夜 三ノ丸 天守閣 ライトアップ

追手門をくぐると、ライトアップされた天守閣が見えます。

人のいない姫路城に輝く天守閣。
独占です。

近づいて行きましょう!

姫路城 夜 天守閣 ライトアップ

近づくと、その姿は更に美しく見えます。

姫路城 夜 天守閣 ライトアップ

姫路城 夜 天守閣 ライトアップ

白鷺城の名にふさわしい美しさです。

もし夜に姫路に来られたら、是非、姫路城を見に行って下さい。

姫路城前

さあ、姫路駅に戻りましょう!

夜の姫路駅

夜の姫路駅

夜の姫路駅は美しいので、写真に納めてみました。

夜の姫路駅前

夜の姫路駅前

夜の姫路駅前

姫路城も遠くに見えます。

こんな美しい街に住む姫路市民は羨ましいですね。

姫路駅から帰る

夜の山陽姫路駅

山陽姫路駅から直通特急に乗って帰りました。

座れて良かったと思っているうちに、睡魔が襲ってきて眠ってしまいました。
今日は一日楽しかったのですが、疲れていたみたいですね。
今日は帰って大人しく寝ます。

ブログを読んでくれた皆さんもお疲れ様でした。
お休みなさい。

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