国軸山 金峯山寺(奈良県吉野郡吉野町)の基本情報
金峯山寺の基本情報(本尊、宗派、開基、霊場、縁起、境内、御朱印、
金峯山寺の本尊
蔵王権現 3躯(秘仏、重要文化財)
蔵王権現は日本独自の山嶽仏教である修験道の本尊である。インドに起源を持たない日本独自の仏で、蔵王堂の本尊が三体あるのは蔵王権現が最初に表した姿、釈迦如来、観音菩薩、弥勒菩薩を意味している。
金峯山寺の宗派
金峯山修験本宗
金峯山寺の開基
役行者
金峯山寺の御利益
金峯山寺の霊場
- 役行者霊蹟札所
- 神仏霊場巡拝の道 第39番
- 吉野山寺宝めぐり
金峯山寺の縁起
○ 吉野山から山上ヶ岳にかけての一帯は、古くから金の御岳、金峯山と称され、古代から世に広く知られた聖域とされました。
○ 飛鳥時代の7世紀後半、大和葛城山で修行を重ねていた役行者は、金峯山の山頂にあたる山上ヶ岳で、一千日間の参籠修行をし、金剛蔵王大権現を感得しました。その姿を山桜に刻み、山上ヶ岳(山上)と吉野山(山下)の2ヶ所に祀ったのが、金峯山寺の始まりだと伝わっています。
○ 蔵王権現は、日本独自の山嶽仏教である修験道の本尊です。
インドに起源を持たない日本独自の仏で、「金剛蔵王」とは究極不滅の真理を体現し、あらゆるものを司る王という意味。権現とは「権の姿で現れた神仏」の意味。
蔵王堂の本尊が三体あるのは蔵王権現が最初に表した姿、釈迦如来、観音菩薩、弥勒菩薩を意味しています。
(本尊の蔵王権現は物凄く怖い顔をしているのですが、すぐそばで見ると「俺に任しておけ」と言っているような頼り甲斐のある顔をしていると思います。)
○ 平安時代に入ると山岳修行者だけでなく、一般の参詣も盛んになり、白河上皇や藤原道長なども金峯山に祈り、数多の人々から崇敬をうけ、修験道の根本道場として大いに栄えることとなりました。
○ 源義経や後醍醐天皇などが吉野に逃げ込み、吉野はたびたび擾乱の舞台となります。
○ 明治維新の神仏分離令や修験道廃止令に寄って、神仏習合の色濃い金峯山寺は廃寺の憂き目を見ますが、篤い信仰に支えられ、「天台宗修験派」として生き残りました。
○ 現在、金峯山修験本宗の総本山として、全国の修験者・山伏が集う修験道の中心寺院となっています。
境内の様子
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金峯山寺の御朱印
(順に、神仏霊場巡拝の道、吉野山寺宝めぐり)
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金峯山寺の拝観時間
拝観時間 8:30~16:00
- ※蔵王堂の朝座勤行(午前6時30分~)・夕座勤行(午後4時30分~)にご参列いただくことができます。
特別ご開帳期間は有料ですが、その他の時期は無料です。
金峯山寺の入山料
○ 入山料
大人・大学生 | 高校生 | 中学生 | 小学生 | |
---|---|---|---|---|
個人 | 800円 | 600円 | 600円 | 400円 |
秘仏御本尊特別ご開帳時
大人・大学生 | 高校生 | 中学生 | 小学生 | |
---|---|---|---|---|
個人 | 1,600円 | 1,200円 | 1,200円 | 800円 |
金峯山寺への行き方(アクセス・地図)
電車
- 近鉄「吉野駅」から徒歩30分
自動車
- 南阪奈道路「葛城IC」から50分
- 西名阪自動車道「柏原IC」から1時間10分
金峯山寺の駐車場
なし
金峯山寺の所在地・連絡先
公式サイト
関連
吉野山のイベントや花など
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