鬼ガール(2020年)

○ドラマ
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鬼ガール(2020年)

鬼の末裔の女子高生の鬼瓦ももか。
彼女は女優志望で映画に出たい。
「幻の脚本」を探し出し、幼馴染みの蓮や仲間たちと映画を作成する、笑いあり涙ありの、恋と青春の物語。

ざっくり

高校生になったばかりの鬼瓦ももかは、映画女優を夢見る女子高生。
彼女には秘密があった。実は鬼の末裔だったのだ。
幼馴染みの蓮の父は世界的監督で、自分も監督になりたいと夢見ていた。

蓮の父が高校生の頃、撮影しようとし残念した「幻の脚本」を撮影したいと思い、脚本を探していた。

実は、ももかの父は高校生の頃、蓮の父と「幻の脚本」で映画を作ろうとした仲間だったのだ。
「幻の脚本」は高校生では難しい映像と舞台を組み合わせた「連鎖劇」だった。

ももかは仲間を集め、「幻の脚本」に挑戦する。

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本編映像

感想・考察(ネタバレ)

感動でした

観心寺で見つけた「鬼ガール」。ブルーハーツのカバーが主題歌と言う事もあり、大阪先行の上映を観て来ました。
事前情報が少ない事もあり、実は、あまり期待してませんでした。

テンポ良くストーリーが展開され、最後まで飽きる事事なく楽しめました。最後のももかのセリフを言うシーンに不覚にも涙が止まりませんでした。

蓮が何故あのセリフに納得出来なかったか、最後のシーンで何となく分かりました。上手く言えませんが、前の言い方は弱々しく、ただゴメンなさいと断っているだけに見えます。
所が、恋愛には力があるはずなのです。あなたが好きなのだ、欲しいのだと言う感情がもっとセリフに出なければいけないのです。

映画後半の「連鎖劇」は見応えがありました。
銀幕と舞台で演劇が繰り広げられる迫力があります。これは映画の中の「連鎖劇」なのに引き込まれるのです。面白い作り方をしていると思います。
「世界の中心で、愛をさけぶ(2004年)」と同じくらいの傑作だと思います。今回の上映は、あまり話題になりませんでしたが、後々、傑作と評価されるのは間違いないと思います。

連鎖劇とは

連鎖劇とは、演劇と映画を組み合わせて物で、実演と映写を交互に行う演劇です。明治末期に生まれ、大正初期に流行しました。

映画が産業として成り立つ前の過渡期の形態としか捉えられていませんでした。法改正で,映画,舞台劇の同時併演が困難となり,ほとんど姿を消しました。しかし近年,3世市川猿之助が歌舞伎公演でこの手法を採用しています。

僕も「鬼ガール」を観るまでは、知識すらありませんでした。面白い手法だと思います。

ブルーハーツ

1985年結成。1987年にメジャーデビューし、1980年代後半から1990年代前半にかけて活動し、1995年に解散したロックバンドです。

「リンダリンダ」「TRAIN-TRAIN」「情熱の薔薇」「夢」など多くのヒット曲を生み出し、10代20代の心を捉えました。

青春に生きる人の色々な気持ち(特に世の中に対する不満)をストレートに表現する歌詞が、自分の気持ちを代弁してくれているように思えます。聞いていて気持ちいいです。

随分と時代が流れましたが、今聞いてもすっきりした気分になれます。

今回カバーと言う形で歌われ、色々な人に受け入れられる事が嬉しいです。

この歌は、リアルタイムで聞いていた上の方の世代の歌ですが、今を青春に生きる者の歌でもあります。今の10代20代の人の物になればいいと思います。

「トレイン・トレイン」

「リンダ・リンダ」

「キスしてほしい」

桃太郎の話

弟のたいがに「桃太郎」を読んであげると、「なんで鬼は退治されるん?」と悲しそうに言いました。言われてみれば、疑問に思う所です。

「桃太郎」の話では鬼は何も悪いことはしていません。ただ「鬼」と言うだけで退治され、宝物を奪われてしまうのです。冷静に考えれば酷い話です。善良な鬼だっているはずです。何も悪い事はしていないのに、鬼というだけで殺されては可哀想です。

(疑問に思う人もやはりいて、畠中恵の小説しゃばけシリーズ「物語のつづき」でも、「桃太郎」の話で鬼が退治される事に納得がいかないと鳴家やなりたちが怒っていました。

○しゃばけシリーズ(畠中恵)
江戸にある薬問屋の若旦那一太郎は、少し歩けば倒れ布団に運ばれる程、体が弱い。そんな一太郎は、実は、荼枳尼天だきにてんの孫で半妖。一太郎を守る為、小鬼の鳴家やなりなどの色んなあやかしが付いているのだ。彼の日常を描いた笑いあり、涙ありの物語です

最後の連鎖劇で、映像が止まったのは何故?

まるで事故で映像が止まったように描かれていますが、ももかが映像を止めたのだと思います。ももか自身もあのセリフに納得がいかなかったのでしょう。

そして、ももかは蓮にどうしても伝えたかったのだと思います。映画を止めてまで、と思う人もいるでしょうが、恋とはこう言うもんだと思います。恋とは熱い冒険なのです。

ロケ地

地図

鬼ガール ロケ地マップ
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ロケの範囲が狭いので、いつか聖地周りをしたいです。

観心寺

観心寺 山門

大阪の河内長野市にあり、真言宗の修行道場で、楠木正成が学問を修めた寺です。楠木正成の首塚や後村上天皇の御陵があり、由緒正しさを伺わせます。

北斗七星の塚があり、星塚めぐりをして厄落としが出来ます。

https://inorilog.com/020710-kanshinji/

金剛寺

金剛寺は大阪府河内長野市にある真言宗の寺。高野山が女人禁制だったのに対して女性も参詣ができたため、「女人高野」とも呼ばれます。
南北朝時代(1336年 – 1392年)には、南朝の最重要拠点の一つとして、後醍醐天皇によって勅願寺とされました。

「天野山八十八ヶ所巡り」と呼ばれる、ミニ八十八箇所霊場を回る事が出来ます

延命寺

大阪の河内長野市にある真言宗御室派の寺で、紅葉の美しさで有名です。

この周辺は昔は鬼住村と呼ばれて鬼伝説があります。鬼が住み着いていて、子女や家畜をさらうなど悪い事をする為、9人の勇敢な村人が弓を使って鬼を退治したそうです。現在も近くを流れる石見川には、鬼住橋という橋が架かっています。

ゾクゾクっとしますね。

作品

板垣 瑞生 出演映画

原作

オフィシャル・ブック

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スタッフ・キャスト

監督 滝川元気
脚本 中村航 作道雄 瀧川元気
原作 中村航 「鬼ガール!! ツノは出るけど女優めざしますっ!」
製作 西野修平 内海直大
製作総指揮 中西康浩 瀧川元気
出演者 井頭愛海 板垣瑞生 上村海成 桜田ひより 吉田美月喜 曽野舜太 山口智充
音楽 梶原徹也
撮影 岡田賢三
制作会社 Studio-884.Pro
製作会社 「鬼ガール!!」製作委員会
配給 SDP
公開 日本 2020年10月16日
製作国 日本
言語 日本語

公式サイト

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