岸和田七宮詣を行く！（令和3年）岸城神社から夜疑神社まで（その１）

今年も岸和田七宮詣

昨年と同じように、今年も岸和田七宮詣を行いました。

岸和田七宮詣は、大阪は岸和田市にある
岸城神社・岸和田天神宮・兵主神社・弥栄神社・夜疑神社・積川神社・土生神社
の7つの神社を参拝する巡礼です。

正月に専用の御朱印帳と絵馬を持って、岸和田市内にある7つの神社のいずれかで御朱印とスタンプを貰います。

今年はコロナの為、ずっと神社仏閣への参拝を自粛していて、これが最初の参拝になりました。

ずっと我慢していたので、気分は
ウッキウッキ
です！
僕の体は何センチか宙に浮いていた筈です。

蛸地蔵駅で下車して、最初は岸城神社に向かいました。
どこから始めても良いのですが、いつも岸和田のだんじりを観る時と同じようにルートを辿ります。

蛸地蔵駅

蛸地蔵駅は各駅停車しか停まらない小さな駅です。

古い駅ですが、屋根にあるステンドグラスがオシャレです。

駅から難波方面に歩き、岸和田高校の前を通ります。
すると、お城が見えるのです。

ほらっ。
岸和田城です。

小さな城なのですが、堀に囲まれた天守閣が美しいです。
だんじりの時もこのルートで歩くのは、この岸和田城を見たいからでもあります。

岸城神社

岸和田城の直ぐ側、岸和田高校のすぐ隣に岸城神社があります。
岸和田城を鎮守する神社です。

今日は十日戎の宵えびすで、神社の前に出店が出ています。
もう大人気の「鬼滅の刃」の出店もあります。なかなか良い映画でしたね。

一ノ鳥居で一礼して、境内に入りました。

境内には十日戎の歌が流れ、更に楽しくなってきます。

本殿

一ノ鳥居の正面に本殿があります。
本殿は10年ほど前に増改築されたそうで、若々しさを感じます。

美しい本殿です。

久しぶりの参拝だったので、本殿に手を合わせている間も心は悦びに満ち溢れていました。
気持ちが高揚していきました。

神社仏閣の参拝は楽しいです。

狛犬

本殿前にある狛犬は、関西では珍しい備前焼で、その顔はとても愛嬌があります。

可愛いのです。

狛犬さんは怖い顔をしようとしているのですが、「そんな顔をしても怖くないよ」と僕は心の中で話し掛けました。（声に出して言ったら、きっと狛犬は怒ると思います）

そして、背中を撫でてあげました。
きっと喜んでいると思います。

大絵馬

今年は丑年。
金地に赤色と白色の牛が描かれています。背景は岸和田の町でしょうか？

迫力があり渋い絵馬です。

岸和田戎殿

境内の一番奥にある戎殿。
今日は十日戎の宵えびすで賑やかです。

キレイな福娘さんから縁起物を購入した人たちが、戎殿で祈祷を受けています。

神宮遥拝所

七間社

神楽殿

岸城神社の由緒

岸和田城の鎮守神社

岸城神社の境内地は、当時の岸和田城主の小出秀政によって隣邑に鎮座していた牛頭天王と、岸和田城築造以前に当地で祀られていた天照大神と八幡神が併せられ成立しました。

その後天照大神は、天照太神小社として別の境内に祀られ、牛頭天王と八幡神とは同境内に祀られて、御宮と呼ばれておりました。

しかし慶応四年に出された神仏判然令に伴い、牛頭天王社と八幡社を合祀し、岸城神社と改称されました。

岸城神社の御朱印

岸城神社のアクセス

1. 南海本線「蛸地蔵駅」から徒歩5分
2. 南海本線「岸和田駅」より徒歩8分

岸城神社の所在地・連絡先

岸和田城

岸城神社を参拝して、さっきは通り過ぎた岸和田城を見に行こうと思います。

城の堀に沿って歩くと、城の入り口があります。

橋を渡り、門をくぐり、進むと天守閣の前に出て来ます。
そこには、幾何学的な形をした美しい庭園があります。

岸和田城庭園（八陣の庭）

天守閣の前にある不思議な幾何学的な形をした美しい庭園で、三国志の英雄、諸葛亮の「八陣法」をモチーフにした石庭です。

中央の“大将”の石組を中心に、天陣・地陣・竜神・虎陣・風陣・雲陣・鳥陣・蛇陣をそれぞれ周囲に配置されています。

2014年に国指定名勝に選定されました。

蛸地蔵伝説

天守閣前には、蛸地蔵伝説を紹介するブースがあり、映像で話を聞かせてくれます。

戦国時代、紀州根来の武士が岸和田城に攻め込まれ、あわや落城という苦しい時に蛸と白法師（お地蔵様）の化身が現れ、追い払ったのです。

天守閣

文政10(1827)年に落雷で焼失してしまいましたが、昭和29年に三層三階の天守閣が建てられました。
本来は五層の天守閣でした。

天守閣の中は博物館になっていて、有料ですが、見ることが出来ます。
（有料と言っても300円です）

大昔に見た事があるのですが、記憶にも残っていないので、お金を払って、天守閣に入りました。

最近流行りの御城印も頂きました！
タコの絵が書いてあって、可愛いですね。

１階には、代々の殿様の絵や甲冑が展示されています。
目玉は、模造品ですが、明智光秀の肖像画があります。
落ち着いた品がある光秀が描かれていました。あの教科書に載っている物です。
（実物は近くにある寺に保存されています）

皆さんに展示品を写真で見せたいのですが、残念ながら撮影不可でした。

２階は、感染症と災害をテーマにした展示が行われていました。

３階は、ベランダから岸和田の街並みを見る事が出来ます。
正面が大阪湾で、向こうに見えるのは左手が淡路島、右手が六甲山です。

城から街を眺めると、まるで殿様になったような気分になれました。

下で見た岸和田城庭園（八陣の庭）が見る事が出来ます。

こう言う見晴らしの良い場所に出るとパノラマで撮りたくなるものです。得意の（？）パノラマ写真も撮りました！
ニヤリ(￣▽￣)

岸和田城の由緒

建武の新政期に楠木正成の一族、和田高家が築いたといわれています。元々この辺は「岸」と呼ばれる地で、和田氏いる「岸」なので「岸和田」と呼ばれるようになったと言う説があります。

天正13（1585）年、羽柴秀吉は紀州根来寺討滅の後、叔父小出秀政を城主とし、秀政によって城郭が整備され、天守閣もこの時に築かれました。

天守閣は文政10（1827）年に落雷で焼失、維新期には櫓・門など城郭施設を自ら破壊したため、近世以前の構造物は堀と石垣以外には残存していません。

現天守閣は、昭和29年に建造された3層3階の天守です。本来は5 層天守であったことが絵図などで確認されています。

岸和田城のアクセス

電車・バス

南海電鉄「蛸地蔵駅」から徒歩5分

JR阪和線「東岸和田駅」よりバスで南海本線
「岸和田駅」まで13分

自動車

阪神高速「岸和田南IC」から5分

岸和田城の所在地・連絡先

あやこ食堂

岸和田城を観た僕は岸和田駅の方へ歩き、岸和田商店街にある「あやこ食堂」で昼食を食べました。

2011年に放映されたNHK連続テレビ小説「カーネーション」で有名ですよね！

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世界的に有名なデザイナーのコシノ姉妹の母である小篠綾子さんが生涯を過ごした生家を「あやこ食堂」と記念館としてリニューアルの食事処です。

昨年もここで昼食ととりました。

内装は和風の雰囲気ですが、ジャズが静かに流れていて、オシャレです。
秋刀魚の塩焼きと小鉢2つをセットにした定食を頼みました。

秋刀魚を目の前で焼いてくれました。

秋刀魚は良い加減に焼かれ、ふわふわとしていて、食感が良かったです。
小鉢に頼んだ茄子も上品な味がしました。

お店で働いていた女性もとても愛想がよく上品な感じがしました。
接客が良いと美味しく食べる事が出来ますね。

＊岸和田だんじり祭の時は閉まっていました。

＊東京都観光ボランティアの新ユニフォームをデザインしたのは、小篠 綾子（こしの あやこ）さんの娘コシノジュンコ（小篠順子）さんです。
前のダサすぎるデザインから一転してシンプルな青と黒の市松模様になりました。爽やかな感じがしてボランティアの人はカッコ良く見えると思います。

（東京都HPより引用）

何かの運命なのか、偶然なのか、「鬼滅の刃」の炭治郎を彷彿させます。もしかしたら、「さすがアニメ大国日本！」と海外にも受けるかも知れません。

	おばんざい あやこ食堂
営業時間	11:30～15:00　17:00～22:00　無休
所在地	大阪府岸和田市五軒屋町16-11
電話番号	072-433-1188

・公式ブログ

アクセス

南海電鉄「岸和田駅」から徒歩5分

続きへ

久しぶりの神社巡りで、楽しい気分でいっぱいです。
岸城神社はいつもに増して楽しいかったです。
去年は行かなかった岸和田城も見れたし、順調です。

去年も行った「あやこ食堂」はおいしかった。

次は岸和田天神宮。
さあ、行きましょう！

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基本情報

岸城神社や岸和田城関連

昨年の岸和田七宮詣