西国三十三所を行く!箕面の滝から勝尾寺へ歩く(その3)

勝尾寺 弁財池 弁財天 山門 ○参拝レポート
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西国三十三所を行く!箕面の滝から勝尾寺へ歩く(その3)

勝尾寺 ダルマみくじ

参拝は勝尾寺だけですが、阪急「箕面駅」から「箕面の滝」を通り、勝尾寺まで歩こうと思います。
ハイキングコースとしても有名です。

(その1)から(その3)までの全3回。

前回は、箕面の滝を見て、勝尾寺まで歩きました。
今回はいよいよ、西国三十三所・第二十三番の勝尾寺に参拝です。
とても美しい寺で「勝ちダルマ」有名です。

〜 前回 〜

序文

しばらく行っていなかった西国三十三所ですが、今回は、第二十三番の勝尾寺に参拝する事にしました。

参拝は勝尾寺だけですが、阪急「箕面駅」から「箕面の滝」を通り、勝尾寺まで歩こうと思います。
ハイキングコースとしても有名です。

「北千里駅」「千里中央駅」からバスを乗り継いで、勝尾寺に参拝する事が出来るので、普通の人はバスを使って下さい。
(帰りのバスの最終が早いので注意して下さい)

⭐️参拝ルート全体

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勝尾寺

入り口

勝尾寺 入り口 お休み処 花の茶屋

ここは山奥のはずなのですが、近代的な美しい建物が入り口に建っています。
ここはどこ?」と言いたくなります。

石柱の「勝尾寺」の文字に、小さな達磨が幾つも押し込まれています。

なんて酷いことをするのでしょうか💢
罰当たりもんめ💢

と僕は怒りを感じましたが、早とちりでした💦

これは勝尾寺名物の「ダルマみくじ」で、おみくじを引いた後に思い思いの場所に奉納されるそうです。階段や灯籠、石垣などに敷き詰められた様子は勝尾寺ならではの光景なのです。

仏さま、まだまだ未熟者なので、腹を立ててしまった僕を許して下さい
🙇‍♀️🙇‍♀️🙇‍♀️

弁天池

勝尾寺 弁天堂 弁天池

受付で入山料を払い、中に入ると弁天池に浮かぶ弁天堂の姿に目を奪われます。
弁天池に霧がかかり、まるで天国のようです。
(この霧は人工的に発生させたものです。)

山門(仁王門)

勝尾寺 山門 仁王門

弁財池の前に赤い山門があり、ここから入って池を渡ります。

お浄め橋

勝尾寺 お浄め橋

この橋は「お浄め橋」と呼ばれ、橋の下から霧が出ています。神聖なる水を霧状にした物で、聖なるマイナスイオンを体感する事が出来ます。

勝尾寺 弁財池

勝尾寺 弁財池

勝尾寺 参道

お浄め橋を渡ると、上にあがる石畳の参道を進みます。

勝尾寺 参道

参道の左右に見える緑が美しいです。

一願不動尊

勝尾寺 一願不動尊

石段を登り切った所に、「一願不動尊」があります。
お不動さまは人の悪を懲らしめ、人を善に導く役目があります。

勝尾寺 一願不動尊

かっこいいお不動さまです。

この不動さまは、一つの願いのみ叶えてくれます。一つの願いを一心に念じ、3回唱えて下さい。

当然、僕はしっかりと願い事をしました!
何を願ったかは秘密です。

勝ちダルマ奉納棚

勝尾寺 勝ちダルマ奉納棚

一願不動尊から登る石段の脇に、「勝ちダルマ奉納棚」があり、沢山のダルマが奉納されています。

両目の入った勝ちダルマです。
このダルマは願いを勝ち取った証なのです!

僕も勝ち取りたいです・・・

厄ばらい三宝荒神社

勝尾寺 厄ばらい三宝荒神社

石段を登り切った所にある「厄ばらい三宝荒神社」です。
勝尾寺の荒神さまは最古の荒神さまです。
役行者(634701)が感得したのが最初と言われます。

三宝荒神は日本特有の神で、火で清浄が保たれる竈(かまど)に祀られ、かまどの神、火の神です。
全てを破壊し尽くす最も恐ろしい神として知られています。

開山堂

勝尾寺 開山堂

開山堂は、鎮守堂と並んで建つお堂で、善仲、善算と開成皇子の木像が安置されています。

勝尾寺 ダルマみくじ

開山堂と鎮守堂の壁面は、勝尾寺名物の「ダルマみくじ」で埋め尽くされています。

大師堂(四国八十八カ所お砂踏み)

勝尾寺 大師堂

本堂の隣にある「大師堂」。

弘法大師(空海)を祀り、ゆかり深い四国八十八ヶ所お砂踏みができます。お砂を踏む事により各霊場にお参りした事と同じ功徳が与えられるといわれています。

勝尾寺 四国八十八カ所お砂踏み

僕はしっかり、お砂踏みをしました。
きっと功徳があるに違いありません。
ありがたや〜ありがたや〜。

勝尾寺 四国八十八カ所お砂踏み

可愛い仏さまです。
是非、見てください。

本堂

勝尾寺 本堂

この見事な朱塗りの建物が本堂です。
西国二十三番札所のご本尊十一面千手観世音菩薩さまが祀られています。

全国の観音さまの縁日が毎月十八日に定ったのは、「勝尾寺縁起」に由来します。

勝尾寺 本堂

ロウソクと線香を供え、経を読みました。
般若心経と観音経、そして勝尾寺の御詠歌と真言です。

それから観音さまとお話をしました。色々聞いて頂いてすっきりしました。
観音さま、ありがとうございます。

勝尾寺 展望

法然上人第五番霊場 二階堂

勝尾寺 法然上人第五番霊場 二階堂

鎌倉期に浄土宗を開かれた法然上人が4年間とどまられ、念仏三昧に入られました。

夕方5時を回り、お堂がライトアップされ始めました。
綺麗ですね。

本堂(ライトアップ)

勝尾寺 本堂 ライトアップ

戻ってライトアップされた本堂を撮影しました。

多宝塔(ライトアップ)

勝尾寺 多宝塔 ライトアップ

剛界大日如来さまが祀られている多宝塔

ライトアップされ、僕の下手くそな腕でも綺麗に見えます。

多宝塔と二階堂

勝尾寺 多宝塔 二階堂 ライトアップ

綺麗だったので撮りました。

勝ちダルマ奉納棚(ライトアップ)

勝尾寺 勝ちダルマ奉納棚 ライトアップ

もう一度、勝ちダルマ奉納棚です。

一願不動尊(ライトアップ)

勝尾寺 一願不動尊 ライトアップ

参道(ライトアップ)

勝尾寺 参道 ライトアップ

知恵の環

勝尾寺 知恵の環

お浄めの橋を渡った所に、「知恵の環」があります。

渦状になった道を右回りに廻って進み、中心に辿り着いたら、逆に廻って出口まで戻ります。
すると、心は一層穏やかに、そして晴れやかに湧き出る力や良い知恵が頂けます。

当然、僕はやりました!
少し、賢くなったような気がします。

知恵の環」は、本堂など参拝してからやらなければいけません。

弁天堂

勝尾寺 弁天堂

弁天池に浮かぶ弁天堂です。
弁財天さまが祀られているのですが、このライトアップされた美しい姿に満足されているでしょう。

勝尾寺 弁財池 ライトアップ

弁天堂から見た山門はライトアップされ美しいです。

勝尾寺 弁財池 弁財天 山門

弁天堂山門です。

とても美しいです。
もう満足です。

勝尾寺の由緒

今から1300年前の奈良時代前期、天平神護元年(765)、光仁天皇こうにんてんのうの皇子開成かいじょうが修行をされていた善仲ぜんちゅう善算ぜんざんの双子兄弟と出会い、一寺を建て、彌勒寺みろくじと号し、開山に至ります。

宝亀十一年(780)妙観みょうかんが彌勒寺を訪ね、七月十八日より八月十八日の間に、身丈八尺の十一面千手観世音菩薩じゅういちめんせんじゅかんぜおんぼさつを彫刻しました。これが勝尾寺のご本尊です。

稀代の名工であった妙観は、観音の化身と信じられ、観音縁日を十八日と定まったのは本尊の縁起より始まりました。

六代座主の行巡ぎょうじゅん上人は、清和天皇せいわてんのうの玉体安隠を祈って効験があったことから、「王に勝った寺」の意で「勝王寺」 の寺号を帝より賜ったのですが、それは恐れ多いので、「王」を「尾」にひかえ、勝尾寺かつおうじと号し、勝運の寺として信仰されて来ました。

勝尾寺の本尊

十一面千手観世音菩薩じゅういちめんせんじゅかんぜおんぼさつ

勝尾寺の御朱印

勝尾寺 御朱印 西国三十三所

勝尾寺への行き方(アクセス・地図)

電車

  1. 北大阪急行「千里中央駅」からバス33分 下車すぐ
  2. 阪急「北千里駅」から40分
  3. 阪急箕面駅から徒歩2時間から3時間

自動車

  1. 名神高速道路「茨木IC」から21分
  2. 近畿自動車道・中国自動車道・名神高速道路「吹田IC」から24分
  3. 中国自動車道「池田IC」から26分

勝尾寺の駐車場

普通車 2時間まで:500円 (以降1時間毎:100円)

勝尾寺の所在地・連絡先

帰り道 勝尾寺から山を降りる

勝尾寺 入り口

ああ良かった、良かった。
満足です。

勝尾寺 参詣道

しかし。
しかしですね、これから暗くなった山道を歩いて帰らなければいけません。

ええ〜って感じですが、頑張りましょう・・・
応援してください。

勝尾寺 参詣道

暗いです。
車が無情に通り過ぎて行きました。

通り過ぎると、

勝尾寺 参詣道

こんな感じです。

秋の声が森に響き渡っています。

・・

時々、車が猛スピードで走り去って行きます。

・・

随分と歩きました。

箕面大日駐車場

あっここは!

見覚えがあります。
大日駐車場です。

通り過ぎ、箕面の滝に降り、滝道を帰りました。

箕面の滝 滝道

箕面の滝 滝道

暗いのですが、時々街灯が道を照らしてくれます。

数人とすれ違いました。
今から滝の方に向かうようです。
若い女の子が一人歩いていたのが心配です。彼女の無事を祈りました。

阪急 箕面駅

「箕面駅」到着です。

正直、不安がありましたが無事に帰れました。
良かったです。

めでたし〜
めでたし〜

ここまで読んでくれた皆さん、お疲れ様でした

大変だったでしょう。
ありがとうございました。

では。では。

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