シャザム!
シャザム!
あらすじ (ネタバレなし)
ざっくり、あらすじ
孤児のビリーは里親を転々としながら、本当の母を探していた。里親に呆れられて、フレディー達がいるグループホームに預けられる事になった。
自分の後継者を探していた魔術師シャザムは、ビリーを呼び寄せ後継者として自分の全ての力を与える。ビリーは「シャザム」と唱えると、シャザムに変身できるようになり、、スーパーマンのような強い力を得た。
封印されるかもしれないと危険を感じた魔物達は、ビリーを殺すようにDr.シヴァナに命じる。
こうして、ビリーとDr.シヴァナの戦いは始まった。
感想・考察 (ネタバレ)
感動しました、家族で観るには最適な映画
楽しめました。孤児のビリーが映画の中で精神的に成長していく姿に感動しました。家族で観るには最適な映画でしょうね。
実は、全く期待していなかったんです。「見た目は大人、中身は子供」のキャッチフレーズで、観るのも止めようかと思うくらい。でも、観て良かったです。名場面だと思えるシーンもたくさん有りました。
(字幕版で観ました。吹き替え版は、かなり不評だった様です)
「強い精神力と「純粋な心」を持つ勇者
魔術師シャズナは「強い精神力と「純粋な心」を持つ勇者に自分の魔術を渡したいと言っていましたが、ビリーは警官に悪さをするわ、家ではするわ、変身して調子に乗るわ。どこが「純粋な心」を持っているんだと突っ込みたくなりますが、シャズナの言う「純粋な心」と言うのは違う意味なんでしょうね。
それが分からない僕は、全く「純粋な心」を持っていないのでしょう。
でもね、ビリーには感情移入してしまうのです。素晴らしい少年だと思いました。
家族を守れなければヒーローじゃない
逃げてばかりのビリーは、Dr.シヴァナに「お前は腰抜けだ」と言われてしまします。しかし、カーニバルでDr.シヴァナに襲われた時、
「ヒーローの出番だ。家族を守れなければヒーローじゃない」
とDr.シヴァナに立ち向かいます。これが本当の勇気なんでしょうね。
一人でいる時のビリーは好き勝手していました。ホームの仲間を家族と認め、仲間を守りたいと思った時に本当の勇気が出るのですね。ヒーローは自分の為に戦うのではなく、大切な仲間の為に戦うものなんでしょう。また、家族、仲間と言うものは人を強くするのでしょう。
母親に渡した方位磁針の意味
ビリーと会った母親の話は残酷でした。幼いビリーが警察に保護されるのを見ていて、自分と一緒よりもあなたにはいいと思った、言っているけど、どう見ても自分可愛さだなと思ってしまいます。ビリーも思ったんじゃないでしょうか。
ビリーは、「ママに必要なもの」と言って、子供の頃母親から貰った方位磁針を母親に渡します。ビリーの父は刑務所に入っているし、再婚相手もロクでも無さそうです。ずっと道を間違えていたのは、母親だと言いたいのでしょう。僕はこの時に、ビリーは大人になったと思いました。肉親からの別れと言うのも、「勇気」なのかも知れません。。
ここは、名場面だと思います。
シャザムの意味
映画では、
- S =「ソロモンの知恵」
- H =「ヘラクレスの剛力」
- A =「アトラスの体力」
- Z =「ゼウスの全能」
- A =「アキレスの勇気」
- M =「マーキュリーの神速」
の意味です。
この6つの力をビリーは貰ったのです。
そして、Dr.シヴァナと魔物達と戦う為に兄弟に力を分け与えます。
(ビリーは、Dr.シヴァナに言いまいした。「分け与えられない力なんて意味がない」)
辞書で調べると、
〈俗〉ジャーン、そらっ◆《1》手品師が技を披露するときに発する声。《2》すごいことを成し遂げたときの歓喜の声。《3》周囲の人の注目を集めるために発する声。
と説明されています。
作品
スタッフ・出演
監督 デヴィッド・F・サンドバーグ
脚本 ヘンリー・ゲイデン
原案 ヘンリー・ゲイデン ダーレン・レムケ(英語版)
原作 フォーセットコミックス『キャプテン・マーベル』
出演者 ザッカリー・リーヴァイ マーク・ストロング アッシャー・エンジェル(英語版) ジャック・ディラン・グレイザー ジャイモン・フンスー
音楽 ベンジャミン・ウォルフィッシュ
配給 ワーナー・ブラザース
公開 アメリカ合衆国2019年4月5日 日本2019年4月19日[2]
上映時間 132分
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公式サイト
DCエクステンデッド・ユニバース シリーズ まとめ(『スティール・オブ・マン』から『シャザム!』まで)
コメント
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