アイ・アム・レジェンド(別エンディング版)(2007年)
アイ・アム・レジェンド(別エンディング版)(2007年)
あらすじ (ネタバレ)
ざっくりと
2012年、ニューヨークで、癌治療薬が原因で、致死率の高い感染症が広がった。感染者は狂犬病と似た症状があり、凶暴になって人を襲い食べる。軍の研究医ロバート・ネビル博士(ウィルスミス)はニューヨークに残り、治療薬の研究を続ける。3年後、ニューヨークの殆どの人は死に、ネビルと愛犬サムだけになった。
詳しく
クリピン・ウィルスの感染
2012年、アリス・クリピン博士によって、癌の治療薬が開発されるが、それが原因で致死率の高い感染病クリピン・ウィルスが広がる。狂犬病のような症状があり、感染者は凶暴になり、人を襲うダーク・シーカーになる。
ニューヨークは閉鎖され、人々は避難した。ただ軍の研究医ロバート・ネビル博士(ウィル・スミス)だけは一人残り、治療薬の研究を続けた。
誰もいない街
3年後、ネビルと愛犬のサム以外人の気配はない。
ネビルが銃を持ち愛犬と一緒にニューヨークの街を車で移動するが、インパラやライオンがいるだけ。
ビデオショップに入るが、誰もいない。ネビルが並べたマネキンがあるだけだ。
致死率90%のウィルスによって、地球上の人間の殆どが感染し、死んでしまった。
ダーク・シーカーは人を襲い食べる。知能もなく、愛も憎しみも、持たない。
AM放送で、生存者がいるなら来て欲しいと呼び掛ける。
「誰かこの放送を聞いていたら、応えて欲しい。君は独りではない」
ダーク・シーカーを生け捕る
ネビルは、人影を見つけて追いかける。
ビルの中に入ると、ゾンビのような人たちに襲われた。ダーク・シーカーだ。銃で追い払う。
ネビルは、罠を仕掛けてダーク・シーカーの一人を生捕りする事に成功した。
研究室にダーク・シーカーを運んだ。ダーク・シーカーは20歳前後の女性だ。開発したワクチンを摂取させるが、効かなかった。
マネキンの罠
車に乗り犬と一緒に見回っていると、黄色い服を来た人が立っている。喜んで近寄ってみると、ネビルがフレッドと名付けているマネキンだった。
「なぜ、ここに・・嘘だ」
ネビルは怒り戸惑い、マネキンを銃で撃つ。マネキンに近づくと、ネビルは宙吊りになった。罠に引っ掛かったのだ。
ロープを切り、地上に降りたネビルにダーク・シーカーの群が襲いかかる。ネビルは銃で対抗して逃げるが、愛犬のサムは感染病に感染し死んでしまった。
ネビルは本当に一人になってしまった。
自暴自棄になる
愛犬が死んだ悲しみで自暴自棄になったネビルは、ダーク・シーカーの群に車で突っ込む。車は大破し、ネビルにダーク・シーカーのリーダーが襲いかかる。
誰かがやって来た。ネビルは、誰かに救われた。
アナとイーサン
助けたくれたのは、女性アナとその子供イーサンだった。
アンは、感染者がいない村があるので一緒に行こうと誘うが、ネビルは残って戦うと言う。
ダーク・シーカーの大群が襲う
物音が聞こえて外を見ると、ダーク・シーカーの大群がいる。
群れはネビル達を襲いかかった。
三人は、研究室に逃げ込む。生け捕りしたダーク・シーカーを置いてある研究室だ。ダーク・シーカー達は襲いかかるが、研究室に入る事は出来ない。
ダーク・シーカーのリーダーはガラスの扉を叩く。
ネビルは、ダーク・シーカー達の狙いが、生け捕りしたダーク・シーカーの女性だと気づいた。
彼女を引き渡すと、ダーク・シーカー達は、去っていった。
旅立ち
ネビル達三人は、車に乗り街を出て行く
アナはAM放送で呼び掛ける。
「君は独りではない。希望はある。聴き続けて欲しい。君は独りではない。」
感想・考察 (ネタバレ)
ダーク・シーカーが怖い
映画は、誰も生き残っていない街を確認するように話は進んでいく。突然襲いかかるダーク・シーカー。見せ方が上手く、怖い。
思い出すのが、ゲーム「バイオハザード」。こちらと設定が似ている。このゲームも怖かった。
愛犬のサムの死
愛犬のサムがダーク・シーカーに襲われ死んでしまう。このシーンが悲しい。ネビルの悲しそうな顔が涙を誘う。
ビデオショップにいるマネキンに「こんにちは」と話し掛けるが返事がない。「俺にも行ってくれよ」と叫ぶ姿が辛い。ウィルスミスは、演技が上手いと思います。
君は独りではない
AM放送のシーンは2回ある。1回目ネビルがAM放送で言った
「誰かこの放送を聞いていたら、応えて欲しい。君は独りではない」
の「独りではない」は、ネビルが自分は「独りではない」と信じ、自分自身に話し掛けているのではないでしょうか。。映画では、生存者が誰もいないと言うの強調するように話が進められていました。誰もいないと確認する毎にネビルは自分が一人であることを確認する事になります。ネビルは自分が一人しか生存していないので寂しかったのではないでしょうか。
2回目、アナがAM放送で
「君は独りではない。希望はある。聴き続けて欲しい。君は独りではない。」
の「独りではない」は、本当に独りではありませんでした。ネビル、アナ、イーサンがいます。
また、この言葉は映画を観ている人みんなに話し掛けていると思います。映画を観ている人は、一人きりの人もいるはずです。寂しく苦しんでいる人もいるでしょう。そう言う人に話し掛けているんだと思います。あなたは一人ではない。希望を持って生きて欲しいと。
作品
スタッフ・出演
監督 フランシス・ローレンス
原作 リチャード・マシスン『地球最後の男』
出演者 ウィル・スミス サリー・リチャードソン アリシー・ブラガ ダッシュ・ミホク チャーリー・ターハーン
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
公開 アメリカ合衆国 日本 2007年12月14日
上映時間 100分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
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上映中のウィル・スミス作品『ジェミニマン』
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コメント
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