ロケットマン(2019年)

○ドラマ
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ロケットマン(2019年)

エルトン・ジョンの半生を映画化。

煌びやかに活躍するエルトン・ジョン。
しかし、その人生は波乱万丈で壮絶な物でありました。

精神的に虐待する両親。彼を金としか見ないマネージャー。
彼らの残酷な言葉に傷つくエルトン。

観ていると悲しみの余り泣き出したくなります。
僕は映画を観てから数日間何も出来ませんでした。

ざっくり

幼い頃から不和な家族で育ったエルトンは、ロックに魅入られ、作詞家バーニーとデビューします。

彼はゲイで、愛する男性マナージャーのリードと一緒に活動しました。
全米だけで無く、全世界で活躍し大成功をするのです。

しかし、そんな彼を苦しめたのは、彼をビジネスでしか見ていないリードと彼に愛情を持たない家族でした。
エルトンは悲しみ苦しみます。

ドラック・セックス・自殺。
エルトンの人生は悲しみと苦しみに満ちているのです。
そんな彼に救いはあるのでしょうか。

突然ライブを抜け出し、郊外へ向いました。

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本編映像

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感想・考察(ネタバレ)

虐待

映画を見て、悲しみ苦しみました。
苦しくて何も出来ない程でした。

あまりに酷い家族です。精神的に虐待する両親。(親に毒を盛らないだけマシかも知れませんが)
こんな家族で育ったらまともに生きる事は出来ない。
きっと彼らにとって、子供は「犬か猫。牛か馬」なのでしょう。

こんな家族を持てば、ドラック中毒・セックス依存症・買い物依存症になるのも仕方ない。
自殺するのも仕方がない。

自分を愛する事

そんな彼が最後に、グループセラピーで家族から自分を守り、自分を肯定するのです。
彼は自分で気付いたのです。
彼の間違いは、自分自身を大切にしない事、自分自身を愛していない事でした。

セラピーを受ける彼は小さな頃の自分自身を抱きしめます。
彼が幼い頃から望んでいたのは、ハグをしてもらう事、愛される事なのでしょう。

自分の中に存在する幼い頃の自分自身を「インナーチャイルド」と言います。セラピーでよく使われる言葉です。

思い浮かんだ映画

映画を観ながら思い浮かんだのは、「ボヘミアン・ラプソディ」「ジョーカー」「イミテーション・ゲーム」です。

同じ匂いがする。

そんな気がしました。

「ボヘミアン・ラプソディ」

「ボヘミアン・ラプソディ」では、フレディが仲間との軋轢を乗り越えて、スターダムへのし上がって行く成功へのストーリー。
「ロケットマン」は、家族との軋轢、周囲の裏切り、どんどんと落ちて行く。
テーマは似ているけど、全く違う。
どちらも名作だが、同じものを期待してはいけない。

2つの映画の監督は同じです。

ボヘミアン・ラプソディ
世界が熱狂した伝説のバンド<クイーン>。その光と影を数々の名曲とともに描く感動のミュージック・エンターテイメント。1970年、ロンドン。ライブ・ハウスに通っていた若者フレディ・マーキュリーは、ギタリストのブライアン・メイとドラマーのロジャー・テイラーのバンドのボーカルが脱退したと知り自らを売り込む。

「ジョーカー」

エルトンの苦難に満ちた波乱万丈の人生に悲しみ苦しみました。
同じようにどん底の悲しみを味わったのは「ジョーカー」です。「ロケットマン」を見ながら思い出しました。

エルトンも楽屋で、アーサーと同じように、鏡に向かって笑顔を作るのです。

「イミテーション・ゲーム」

ラストで、「お前は元々風変わりだったんだ」と言う父親に、エルトンは「僕は風変わりで言いと思っている」と言い返し、自分を肯定します。

思い出したのは、「イミテーション・ゲーム」です。人と違い、苦しみ抜くチューニングに元恋人ジョーンが「あなたが普通じゃないから、世界は素晴らしい」と励まします。
これ程、自分を肯定してくれる言葉はないのではないでしょうか。
普通では無いから、人と違うから、人と違う物事を産み出し、良い影響を与える事もできるのだと思います。

『花を咲かすも 春の風花を散らすも 春のかぜ』

エルトンの母親は、彼のスキャンダルやらで犠牲を払わされてばかりだと言う。しかし、彼のおかげで良かった事も沢山あるはずだ。

春の風は、満開に咲いた桜の花を散らす。それを酷いと思うだろう。しかし、桜の花を咲かせるのも春の風なのだ。
『花を咲かすも 春の風花を散らすも 春のかぜ』なのです。

(この言葉は、寺にあった法語です)

演奏されたエルトン・ジョンの曲

映画の中で沢山のエルトン・ジョンの楽曲が演奏されました。
22曲です。
全て、この映画にぴったり合う曲なのです。
これで、彼がどれだけ凄いアーティストかわかるでしょう。

1. The Bitch Is Back (Introduction) あばずれさんのお帰り(イントロダクション)
2. I Want Love アイ・ウォント・ラヴ
3. Saturday Night’s Alright (For Fighting) 土曜の夜は僕の生きがい
4. Thank You For All Your Loving サンキュー・フォー・オール・ユア・ラヴィング
5. Border Song 人生の壁
6. Rock & Roll Madonna – Interlude ロックンロール・マドンナ(インタールード)
7. Your Song ユア・ソング(僕の歌は君の歌)


8. Amoreena 過ぎし日のアモリーナ
9. Crocodile Rock クロコダイル・ロック
10. Tiny Dancer 可愛いダンサー (マキシンに捧ぐ)
11. Take Me To The Pilot パイロットにつれていって
12. Hercules ハーキュリーズ(ヘラクレス)
13. Don’t Go Breaking My Heart – Interlude 恋のデュエット(インタールード)
14. Honky Cat ホンキー・キャット
15. Pinball Wizard – Interlude ピンボールの魔術師(インタールード)
16. Rocket Man ロケット・マン

17. Bennie and the Jets – Interlude ベニーとジェッツ(やつらの演奏は最高)(インタールード)
18. Don’t Let The Sun Go Down – Interlude 僕の瞳に小さな太陽
19. Sorry Seems To Be The Hardest Word 悲しみのバラード
20. Goodbye Yellow Brick Road グッバイ・イエロー・ブリック・ロード
21. I’m Still Standing アイム・スティル・スタンディング

22. (I’m Gonna) Love Me Again (アイム・ゴナ)ラヴ・ミー・アゲイン

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作品

スタッフ・キャスト

監督 デクスター・フレッチャー
脚本 リー・ホール(英語版)
製作 アダム・ボーリング デヴィッド・ファーニッシュ デヴィッド・リード マシュー・ヴォーン
製作総指揮 マイケル・グレイシー エルトン・ジョン ブライアン・オリヴァー クラウディア・ヴォーン スティーヴ・ハミルトン・ショウ
出演者 タロン・エガートン ジェイミー・ベル リチャード・マッデン ブライス・ダラス・ハワード
音楽 マシュー・マージェソン(英語版)
主題歌 エルトン・ジョン & タロン・エガートン
「(アイム・ゴナ)ラヴ・ミー・アゲイン」
製作会社 ニュー・リパブリック・ピクチャーズ マーヴ・フィルムズ(英語版) ロケット・ピクチャーズ(英語版)
配給 イギリス・アメリカ合衆国 パラマウント映画 日本 東和ピクチャーズ
公開 イギリス 2019年5月24日 アメリカ合衆国 2019年5月31日 日本 2019年8月23日
上映時間 121分
製作国 イギリス アメリカ合衆国
言語 英語

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