【2023年 レポート】清荒神清澄寺へ初詣、そして夜の中山寺へ✨💫
宝塚にある火の神さま『清荒神清澄寺』と観音信仰の『中山寺』に初詣しました。
どちらの素敵なお寺。
夜の中山寺は美しかったです。
清荒神と中山寺へ、初詣
「初詣は清荒神へ」のCMで有名な清荒神清澄寺へ、遅くなりましたが『初詣』をします。
清荒神清澄寺は、節分を過ぎた2月5日までは、正月の縁起物も扱っていて初詣期間なのです。
観音信仰の聖地として有名な中山寺は、清荒神清澄寺の近くにあり、中山寺にも参拝しようと思います。
寺院 | 所在地 |
---|---|
清荒神清澄寺 | 〒665-0837 兵庫県宝塚市米谷清シ1−番地 |
中山寺 | 〒665-8588 兵庫県宝塚市中山寺2丁目11−1 |
いざ、宝塚へ
阪急梅田駅はとても巨大な駅で、終端式の駅としてはJRを含め日本最大の規模を誇るターミナルです。
阪急電車は、何度見ても綺麗だな〜と思います。
阪急電車の全車両が優雅な赤みがかった素敵なえんじ色で、ビンテージ赤ワインを思わせる高級感に溢れています。
シートはゴールデンオリーブと呼ばれる高級感ある緑色で、とての座り心地がいい。車両のえんじ色と似合っています。
ふふふっ
座るのは、もちろん先頭ですよ〜。
だってねぇ〜
気持ちいいんですよ〜
出発〜!、進行〜!
清荒神駅から清荒神清澄寺へ、レッツゴー!
梅田から清荒神駅までは、遠いイメージがありますが、30分程度です。
意外と近いんですよ〜。
電車も空いていて心地よかったです。
「清荒神駅」は名前の通り、清荒神清澄寺へ参拝するための駅で、駅から山手に向かって参道が続いています。
看板には15分と書いていますが、山に向かって登りが続くので、もっとかかると思ってください。
👆 こんな感じです
それに観光や露店を見ながら参道を歩くと思うので、だいたい30分程度。この日一人で歩いたのですが、25分でした。
このアーケードを通り抜け、清荒神清澄寺まで、ひたすら上に登っていきます。
参道には色々な商店が並んでいます。
この日はとても天気が良く、自然に恵まれた参道を歩くので、気分が良かったです。
中国自動車道の下を通り抜けたところに、10m以上ある大きな灯籠があったのが印象的です。
清荒神清澄寺の近くまで来ると、露店が並んでいます。
明石焼きや唐揚げなど美味しそうです。
写真と反対側には無料の駐車場があるので、清荒神の近くまで自動車で来る事ができます。
生姜漬けや岩納豆などもあり、お土産にも良さそうですね。
あらっ、タワシも売ってますよ〜。
清荒神清澄寺(きよしこうじんせいちょうじ)
到着しました!
自然に包まれた美しい山門です。
右手にある石柱には、「日本第一 三寶大荒神王」と書かれていて、この清荒神清澄寺が大変なご利益のある寺だとわかります。
山門の先には、境内があり、多くの人で賑わっていました。
この写真からも結構な山の中であることが分かります。
とても空気が澄んで、清浄な場所です。
境内図と沿革
境内図を見ると、山の中にあるにも関わらず、立派な寺だと分かります。
清荒神清澄寺は、参拝順路が決まっていて、左手にある『拝殿(天堂)』をまず参拝し、裏側の『護法堂』・『荒神影向の榊』を回った後、本堂を参拝します。
そのあとは、右手の奥にある『龍王滝』を見て、終わりです。
清荒神清澄寺は、平安時代初期、宇多天皇が鎮護国家のため勅願寺として建立されました。
伊勢神宮の内宮・外宮など十五社を勧請し、鎮守の神として『三宝荒神社』を祀りました。
宇多天皇は、この清荒神清澄寺に対して、『日本第一清荒神』の称号を与えました。
『日本第一清荒神』は、今でも清荒神清澄寺を表す言葉として使われています。
清荒神売店
この近代的な建物が何か分かりますか?
御朱印帳やグッズ、お土産などを扱った売店なのです。
凄く綺麗でしょう!
御朱印帳は寺用と神社用に分けて使っているのですが、今使っている寺用の御朱印帳はここで購入したものです。
木で出来た高級感のある御朱印帳で気に入っています。
境内の様子
真っ直ぐに進むと、本堂があるんですが、順路通りに左手にある『拝殿(天堂)』から参拝します。
ここから見える風景が綺麗なので、いつもこの場所を写真におさめます。
左手を見ると、こんな感じです。
あれっ、逆光ですね・・
すみません🙇♀️
奥の方に、『拝殿(天堂)』があります。
修行大師(しゅぎょうだいし)
手前には、『修行大師(しゅぎょうだいし)』が祀られています。
この修行大師が気に入っているのです。
深々とかぶった笠、右手には長い錫杖、左手には鉄鉢を持って、諸国を巡歴された時のお姿です。
つや消しの黒色の体がカッコいいと思います。
布袋尊(ほていそん)
さて、順路通りに、『拝殿(天堂)』へ向かいましょう
『拝殿(天堂)』の前には、鳥居があり、その両側には大きな布袋尊の銅像が置かれています。
狛犬ならぬ、狛布袋尊ですね。
『拝殿(天堂)』には、三宝荒神王が祀られているのですが、布袋尊はその眷属(従者)です。
『拝殿(天堂)』の前には、鳥居があります。
不思議でしょう!
寺なのに鳥居があるのですよ〜。
拝殿(天堂)
『拝殿(天堂)』のある一帯は森に囲まれて、清浄なる空気に包まれています。
ゆっくりと深く空気を吸うと、心も体も清められるようでした。
僕は手を合わせ、日頃の感謝を伝えました。
拝殿(天堂)には、三宝荒神王、大聖歓喜天(聖天)、十一面観世音菩薩など、福徳を授ける諸神諸仏が祀られています。
浴油堂が棟つづきになっていて、三宝荒神・歓喜天尊の合行如法浴油供(ごうぎょうにょほうよくゆく)の秘法が、厳かに行われています。
清荒神清澄寺は、強力なご利益があることで知られています。
眷属堂(けんぞくどう)
『拝殿(天堂)』に向かって左には、眷属堂(けんぞくどう)があり、三宝荒神王の眷属(従者)である「布袋尊(ほていそん)」をお祀りしています。
布袋尊は中国の高僧で、七福神の一人として知られています。大きなお腹をした太った男が大きな袋を持ち、ガハハっと笑っている姿を思い浮かべると思います。
鳥居の前にあった大きな銅像が布袋尊です。
護法堂(ごほうどう)
拝殿(天堂)の左手から奥に進むと、護法堂(ごほうどう)があります。
大勝金剛転輪王(如来荒神)、右に歓喜童子、左に弁才天がお祀りされています。
荒神影向の榊(こうじんようごう の さかき)
護法堂の裏には、『荒神影向の榊(こうじんようごう の さかき)』と呼ばれるパワースポットがあります。
清荒神清澄寺を開創されたとき荒神さまが姿を現されました。宇多天皇は大変に感銘され、「日本第一清荒神」の称号を与えました。
『荒神影向の榊』の周りには、賽銭がたくさん散らばっています。
榊に供えられたお賽銭を、木の棒で引き寄せていただいて帰り、次回参詣されたときに、お賽銭を倍にしてお返しして下さい。
いただいたお賽銭を紙に包んで財布に入れておくと小遣銭に不自由しない、と言われています。
僕は、木の棒を使って榊の根元にあった5円玉を引き寄せて、財布に入れました。頑張って働いて倍にして返したいと思います。
金持ちになるぞ〜😤
本堂
十分に満喫しましたが、境内はここだけではありません。
まだ本堂に参拝していないのです。
この石段の登り、通り抜けると本堂があります。
こちらが本堂になります。
ちょうど、山門の正面に当たる場所です。
真ん中には本尊大日如来、向かって左に不動明王、右に弘法大師が祀られています。
受付所があり、本尊「大日如来」、守護神「清荒神王」、七福神「布袋尊」の3種類の御朱印を受ける事ができます。
僕は、守護神の「清荒神王」の御朱印をいただきました。
受付で伺ったのですが、「南無三宝荒神」とは唱えないそうです。真言宗なので、「オン・ケンバヤ・ケンバヤ・ソワカ」と「三宝荒神」の真言を唱えます。
また一つ賢くなりました😊
本堂は、山門の正面に当たる高台にあり、気持ちのいい光景が広がっています。
正面に山門があり、左手に見える大きな仏像が『一願地蔵尊』です。
右手には、美しい池泉回遊式庭園の『池苑』と鉄斎美術館別館の『資料館』があります。
一願地蔵尊 (いちがんふどうそん)
石段を降りて、『一願地蔵尊 (いちがんふどうそん)』に参拝しました。
金銅製の美しい巨大な立像で、頭上にまで水を掛けて一つの願いを念ずれば、ご利益があると言われています。
当然、僕は、「お金持ちになれますように」と強くお願いしました。🙏😊
池苑(ちえん)
本堂から見えた『池苑』です。
池泉回遊式庭園で、池泉を中心とした豪華な石組を配し、滝、亀島、船着石などを組み合せた観賞式庭園となっています。
鯉や亀などが気持ち良く泳いでいました。
お経が聞こえる
もう夕方の4時前です。
辺りは薄暗くなり、気温が下がってきます。
売店の隣に休憩所で、温かいコーヒーを飲んでくつろいでいると、ボーン、ボーンと拝殿(天堂)の方から鐘の音がしました。
拝殿(天堂)では、僧侶の方々が般若心経や理趣経などのお経や真言を唱えています。
僕は手を合わせました。
お経を聞いていると心が清められていくように思えました。
清荒神清澄寺の御朱印
(クリックすると、拡大されます)
清荒神清澄寺 の所在地・連絡先
所在地 | 〒665-0837 兵庫県宝塚市米谷清シ1−番地 |
電話番号 | 0797-86-6641 |
中山寺へ向かう
法要が終わると、もう5時です。
僕は清荒神清澄寺を去り、中山寺へ向かいました。
大抵の寺院は夕方5時には閉門するのですが、中山寺は夜も開いているのです。
山を降りていくと、大きな灯籠には、灯りが点されていました。
途中から中山寺へ案内する標識があるので、それに従って歩きます。
清荒神清澄寺から中山寺まで、徒歩で38分でした。
夜の中山寺
中山寺は24時間拝観可能で、夜も参拝する事ができます。
それも無料なのが嬉しいです。
山門 〜望海楼〜
この格式高い山門は『望海楼』とも呼ばれ、昔は山門の上から遠く海を望むことができたと言われます。
阿形・吽形の仁王像がいらっしゃり、水晶の目を光らせていました。
とても力強いです。
これから参拝する僕を守ってくれるのだと思います。
山門の向こうには、青色の五重塔が見えています。
参道の端にある欄干の赤色と五重塔の青色のコントラストが美しいです。
参道の両側には、総寺院や成就院など5つの塔頭寺院が建ち並んでいます。
山内2ヶ所と塔頭寺院5ヶ所に七福神が祀られていて、『七福神めぐり』ができます。
たった1時間で廻れるのでオススメですよ!。
境内へ
参道の突き当たりには石段があり、ここを登れば境内が広がっています。
歩行が困難な人のために、右手にはエスカレーターが設置されています。
バリアフリーな寺なのです。
石段を上り、周りを見渡すと誰もいません。
僕一人のようです。
正面には、本堂に上がる石段、右手には涅槃堂や納経所、左手には閻魔堂や大黒堂、梅林などがあります。
左手の方にいくと、宝塚の夜景を見ることができます。
閻魔堂(えんまどう)
閻魔大王が祀られている『閻魔堂(えんまどう)』です。
怖い怖い閻魔大王ですが、『西国三十三所観音巡礼』は、この閻魔大王から始まりました。
徳道上人(とくどうしょうにん)という僧侶が仮死状態になったとき、閻魔大王から観音菩薩の教えを広めなさいと言われて御宝印と起請文を授かりました。
当時は世に浸透せず、機を熟すのを待つために、御宝印を納めたのが中山寺なのです。
👆 西国三十三所は、
とても有名で
オススメだよ〜😊
大黒堂(だいこくどう)
大黒天が祀られている『大黒堂(だいこくどう)』です。
宝塚の夜景
中山寺からは宝塚の街並みが見渡せます。
今なら美しい夜景が観れるでしょう。
ほ〜ら!
あれ〜〜
あれ〜〜
ブレてしまいました〜〜
写真を3枚撮ったのですが、3枚ともブレています。😅
見せたかったのに・・・
ごめんなさい🙇♀️
本堂
閻魔堂の近く、元の場所に戻ると、本堂に上がる石段があります。
石段の先には、本堂、石段の右側にはエレベーター。
五重塔も見えていて、美しい光景だと思います。
石段を上がると、中山寺の本堂があります。
本尊は、十一面観世音菩薩です。
豊臣秀吉が秀頼を授かってから子授け・安産の観音さまとして名高く知られるようになりました。
五重塔 〜青龍塔(しょうりゅうとう)〜
本堂の右手から青色の五重塔が美しく見えています。
さあ、石段を登りましょう。
中山寺に来たとき山門から見えていた五重塔が目の前にあります。
美しいです。
夜はライトアップされ、遠くからでも見えます。
この五重塔は、他にはない、色鮮やかな深い青色をしていています。
東方を守護する聖獣、青龍の名を冠して「青龍塔(しょうりゅうとう)」と名付けられました。
大師堂(だいしどう)
真言宗の祖、弘法大師空海を祀る『大師堂(だいしどう)』です。
落ち着いた趣きがあります。
ここで、子授け祈願を受け付けています。
大師堂・五重塔のある一角に、『修行大師像』が建てられていました。
真っ暗な道を歩く弘法大師・空海のように見えます。
向こうに朱色の多宝塔が見えていますね。
あとで見に行きましょう。
夜景
あれ〜
また、また、ブレてる〜😅
ここは、中山寺でも一番場所にあり、街並みが見下ろせます。
見せたかったのですが・・・ごめんなさい🙇♀️
子授け地蔵
西の方に歩いていくと、『子授け地蔵』がありました。
子宝を望む方が願布を奉納しています。
大願塔(だいがんとう)
これが本堂や五重塔から見えていた『大願塔(だいがんとう)』です。
朱色の多宝塔で、大日如来をお祀りしています。
夜はライトアップされ、遠くからでも見えます。
『大願塔』からも、青い五重塔が見えました。
さよなら、中山寺
一通り参拝したので、山を降りました。
山門で振り返ると、青い五重塔が見えました。
さよなら、五重塔。
青い五重塔はずっと僕の心をとらえています。
「ご苦労様です」
山門で警備員の方が、警備をされていたので挨拶をしてから帰りました。
さよなら、中山寺。
また会いにきます。
中山寺 の所在地・連絡先
所在地 | 〒665-8588 兵庫県宝塚市中山寺2丁目11−1 |
電話番号 | 0797-87-0024 |
お疲れ様でした
最寄りの「中山観音駅」まで徒歩で1分。
すぐそばです。
今日は、清荒神清澄寺と夜の中山寺を参拝しました。
満足できる一日でした。
読者の皆さん、お疲れ様でした。
ゆっくりと体を休めてください。
公式
過去の参拝レポート
2021年(令和5年)のレポート
①清荒神 ②売布神社・市杵島姫神社 ③中山寺
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