河内西国を行く!第五番、大林寺へ
河内西国を行く!第五番、大林寺へ
路面電車、阪堺電車に乗る
住吉大社へお詣りしてから河内西国第五番、大林寺へ向かいました。
住吉大社の鳥居前にある阪堺電車に乗ります。
阪堺電車は全国的にも珍しくなった路面電車です。小さなプラットホームからバスに乗るように後ろから乗り、降車駅に着くと運賃を払っております。
線路は、南海電車と並行に南北に伸びています。南は「浜寺駅前」、北は「天王寺駅前」と「恵比寿町前」に分かれています。上り列車に乗る時は行き先に注意が必要ですね。
「住吉鳥居前」で乗ると、割合空いていて座る事が出来ました。ゆっくりと列車は進んでいきます。普通の電車より若干揺れがあり、それが良い味を出しています。
「天王寺駅前」で降りました。終点です。直ぐそばにJR「天王寺駅」があります。
(実は、阪堺電車を降りてから違う方向に歩いてしまいました。直ぐ近くなのですが注意が必要です。物凄く近いので間違うのは僕くらいかも知れませんが。。。)
今回は、大林寺に向かうので近鉄電車に乗ります。
近鉄「阿部野橋」から各駅停車で7駅です。20分弱列車に揺られると「布忍(ぬのせ)」に到着です。
「布忍」駅から大林寺へ
布忍駅です。
直ぐそばの道を線路と並行に進みます。
この細い小道です。
突き当たりに階段があり、お地蔵さんが祀られています。
左に曲がると
直ぐに、大林寺があります
駅から5分くらいなので近いですよ。
大林寺にお参り
山門
とても綺麗な山門です。
夕方に参拝したので、夕日に当たって良い感じですね。
本堂
山門の正面に本堂があります。
とても綺麗ですね。右手に納経所があり、左に見えるのは水子地蔵です。
地蔵さまが優しいお顔をしてらっしゃるので、暖かい雰囲気がしてます。
この大林寺は、リニューアルされました。平成12年に新しく建て替えられたそうです。新しい本堂にお参りするという機会はあまりないので、良い時期に来たと思います。
大聖歓喜天
山門を入って左に大聖歓喜天が祀られています。
仏足石
右手に、仏足石があります。
手を当ててお祈りしました。
ここの仏足石はとても綺麗ですね。まるで近代美術品のようです。
とても綺麗だったので、大きく表示しました。
本尊 阿弥陀如来さま
本堂に入らせて頂きました。
正面に阿弥陀如来、左に十一面観音菩薩、右に不動明王と弘法大師、が祀られています。
本堂は、とても綺麗にされていて、落ち着いた感じがしますね。
御本尊の阿弥陀如来さまです。
豪華絢爛に祀られていて、その風格から阿弥陀如来さまだと感じる事が出来ます。
十一面観音菩薩さま
十一面観音菩薩さまです。
こちらの観音さまは、高さが1.7メートルあり、普通の人と同じ大きさです。
じっと見ていると動き出しそうな雰囲気です。その足が上がって、こちらに歩み出し何か話しかけて来そうでした。
国宝になりかけたそうで、この美しさを見れば頷けますよ。
河内西国の朱印掛け軸の中央に描かれています。河内西国のシンボルとも言える観音さまです。
余程名のある仏師の作だと思ったのですが、残念ながら作者は分からないそうです。
大林寺は幕末1873年に廃寺になり、ずっと放置され、この観音菩薩さまも雨ざらしにされていたそうです。よく見れば観音菩薩さまのお体に穴が沢山空いています。
平安時代10世期末から11世期初めの制作と言われますから、今から1000年前と言う事ですね。ロマンを感じますね。
国宝級の十一面観音菩薩さまで是非お詣りしてください。
(十一面観音菩薩さまを見学したい場合は、大林寺申し出ください。)
四天王さま
本堂の天井の4隅に四天王さまが祀られていました。
お詣りする僕達を守ってくれているんだと思います。
御朱印
御朱印を描いて頂きました。
夕方、遅い時間にお詣りしたにも関わらず、とても丁寧に対応して頂きました。
ありがとうございました。
地図
近鉄布忍駅から徒歩5分
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