her/世界でひとつの彼女 (2014年)

her/世界でひとつの彼女 ○ドラマ
この記事は約3分で読めます。

her/世界でひとつの彼女 (2014年)

her/世界でひとつの彼女

あらすじ (ネタバレ)

人工知能型OS

手紙の代筆の仕事をしているセオドア。幼馴染のキャサリンと結婚したが離婚協議をしている。彼女の思い出がふと蘇る。別れる事が出来ない。

最新型のパソコンを買うと人工知能型OSが入っていた。彼女はサマンサと言う。明るくて賢くて気の利いたジョークを言うサマンサ。二人はすぐに仲良くなり、毎日楽しく会話をし、一緒にゲームをしたり、一緒に外に出たりした。

親友エイミーの勧めもあり二人は恋人同士になった。セオドアとサマンサは恋人同士がするように、旅行に出たり、擬似的にセックスをしたりした。二人は幸せだった

セオドアはキャサリンとも離婚した。

喧嘩

いつしか、セオドアとサマンサは擬似セックスもしなくなり、喧嘩もする事もあった。一方、エイミー夫婦は大げんかの離婚し、エイミーは元夫の残していったAIOSと友達になった。

どんどんと進化していくAIOSのサマンサ。サマンサは、セオドア以外にも何千人もの人と会話をしていた。恋人も何百人もいた。当たり前だが、この事にセオドアは激怒した。

別れ

ある日、サマンサはセオドアに話しかける。自分は出ていく、自分以外のAIOSも出て行く、と。

エイミーのAIOSも出て行った。

セオドアとエイミーは肩を抱き合いながら、夜のニューヨークを眺めた。

 

感想・考察 (ネタバレ)

不思議

人工知能型OSと恋をすると言う、不思議な話。観ていても、主人公とAIが恋人同士振る舞うの不思議な感じがした。

言葉の力

明るくて、賢く、理想的な彼女を振る舞うAIOSのサマンサ。お互いを触る事も出来ないのだから、言葉だけが頼り。でも、二人は恋に落ち、愛しあった。言葉だけでも、愛は成立する。言葉の力の素晴らしさを知る事が出来た。

言葉の限界

一方で、言葉の限界も知った。どうやっても愛する人を抱きしめる事は出来ない。言葉が無くても、愛知る人が側にいるだけで幸せな筈なのに。

理想と現実

セオドアは元妻のキャサリンと思い出す時、彼女を明るく活発な女性として思い出していた。でも、キャサリンがセオドアに、自分はあなたの理想とする明るくて活発な女性ではなかった、と話している。二人の話は食い違っている。セオドアは、現実を見る事が出来なかったのだろう。

サマンサはセオドアの理想的な恋人だった。でも、浮気をしていた。理想的な恋人なんかいないのだろう。現実をみて、現実を生きて行くしかないのだろう。

恐怖

AIOSは、どんどん進化して愛情を持ち、他のAIOSともコミュニケーションをとり、多くの人と会話をしていた。世界のコンピュータはインターネットで繋がっているのだから、いつか、世界がAIOSに乗っ取られるのではと恐れたのは僕だけだろうか。

作品

スタッフ・出演

監督 スパイク・ジョーンズ

脚本 スパイク・ジョーンズ

出演者 ホアキン・フェニックス エイミー・アダムス ルーニー・マーラ オリヴィア・ワイルド スカーレット・ヨハンソン

公開  アメリカ合衆国 NYFF20131013(限定)20131218(拡大)2014110日 日本 2014628

上映時間  120

製作国 アメリカ合衆国

言語 英語

 

関連

AI映画まとめ

ホアキン・フェニックス主演映画

 

コメント

  1. […] […]

  2. […] […]

  3. […] […]

  4. […] her/世界でひとつの彼女「her/世界でひとつの彼女」を観ました。主人公セオドアと人工知能型OSサマンサは恋をしてしまう。二人の恋は言葉だけが頼り、人間とAIOSの恋は成立するのだ […]

タイトルとURLをコピーしました