北野天満宮(京都府京都市)の基本情報(御祭神、御利益、霊場、由緒、境内、御朱印、 アクセス)
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北野天満宮の基本情報(御祭神、御利益、霊場、由緒、境内、御朱印、
北野天満宮は全国にある菅原道真を祀る1万2000の神社の総本社です。
御祭神の菅原道真はは学芸に優れていたので、学問の神様として信仰されています。
北野天満宮の御祭神
- 菅原道真公
右大臣まで出世するが濡れ衣を着せられ、太宰府に左遷され亡くなる。怨霊となったが祀られて鎮まり、「天神さま」と呼ばれて学問の神とされた。
北野天満宮の御利益
北野天満宮の霊場
- 菅公聖蹟二十五拝
- 洛陽天満宮二十五社順拝
- 神仏霊場巡拝の道 第95番(京都第15番)
北野天満宮の由緒と見所
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菅原道真は冤罪を掛けられ不遇の死を遂げ、怨霊となりました。道真の怨霊を鎮めるために建てられたのです。
道真は学芸に優れていたので、学問の神様として信仰されています。
北野天満宮は全国にある菅原道真を祀る1万2000の神社の総本社です。
北野天満宮の創建と菅原道真
菅原道真は、幼い頃から学業や和歌・漢詩など文学に優れ、学者出身の政治家として越した手腕を発揮しました。
宇多天皇から寵愛され、異例の出世をして、899年に右大臣にまで上り詰めます。
ところが妬まれたのか、左大臣・藤原時平、中納言・藤原菅根、源光らの讒言により冤罪をかけられ、突如、904年に醍醐天皇によって大宰権帥に左遷されました。
東風(こち)吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ
と、道真が京を旅立つときに詠んだ歌は有名です。
そのわずか2年後、大宰府にて生涯を終えられました。
相次ぐ死 道真の祟り
その後、恐ろしい出来事が続きます。道真の怨霊だと言える出来事が続くのです。
以下、ゆっくりと読んでください。道真の怨霊に醍醐天皇が追い詰められて行くのが分かると思います。
道真の死から5年後、陥れた3人が相次いで死にます。911年、藤原菅根が落雷で死亡し、翌年の912年、藤原時平は39歳の若さで急死しました。913年、源光が狩りの最中に泥沼に沈んで溺死してしまうのです。
この頃から洪水、長雨、干ばつ、伝染病など天変地異が毎年続くようになります。
923年、道真の左遷を決定した張本人、醍醐天皇の皇太子である保明親王が21歳の若さで亡くなりました。
次々と続く関係者の死に、人々は「道真公の祟りだ」と噂しました。
醍醐天皇は道真の祟りではないかと考えるようになり、もう死んでしまった道真の地位を右大臣に戻し、正二位を与えました。
しかしそれでも怪異はおさまらず、更に衝撃的な事件が起こります。
925年、保明親王と藤原時平の娘との第一王子である慶頼王が、わずか満3歳で死去。
930年、朝議中であった御所の清涼殿に雷が落ち、冤罪に関与した、大納言の藤原清貫と右中弁の平希世をはじめ、朝廷要人に多くの死傷者が出ました。(清涼殿落雷事件)
あまりにも衝撃的で凄惨な事件でした。
これにショックを受けた醍醐天皇は体調を崩し、道真の子らの流罪を解いて京に呼び戻しますが、醍醐天皇の病はいえず崩御されました。
942年、多治比文子が「道真の御霊を北野右近の馬場に祀れ」と託宣を受けます。947年、北野の祠を建てて祀りました。
これが北野天満宮の始まりです。
道真が亡くなってから約40年後のことでした。
一条天皇の時代には、993年に左大臣、太政大臣の位を与えられます。
朝廷の保護
北野天満宮は菅原一族が管理し、社格は二十二社となりました。
道真が学問に優れていた事から、学問の神としても信仰されます。怨霊から学問の神様に変わっていくのです。
現在、全国各地には菅原道真を祀る神社は、北野天満宮のほか、太宰府天満宮、大阪天満宮、亀戸天神、湯島天神、防府天満宮など1万2000社となります。
星欠けの三光門
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楼門と拝殿の間に建つ中門は三光門と呼ばれます。
三光とは、日、月、星の意味で、梁の間に彫刻があることが名の由来ですが、星の彫刻だけが見られないともいわれています。
北野天満宮のシンボル的な建築として知られています。
梅苑
梅を愛した菅原道真。
白梅、紅梅、一重、八重など50種約1500本の梅が約2万坪の敷地に咲き乱れます。
例年2月初旬から3月下旬に公開されます。
また、菅原道真の命日の2月25日には梅花祭が行われます。
もみじ苑
菅原道真公が手向山八幡宮に紅葉の枝を奉じて祈願された。
約350本の紅葉を有する名所「もみじ苑」。
10月下旬~12月上旬(ライトアップは11月中旬~12月上旬)に公開されます。
(青もみじの公開は5月上旬~6月下旬です。)
梅花祭
菅原道真の命日の2月25日には、「桜花祭」が行われます。
境内の様子
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北野天満宮の御朱印
(順に、神仏霊場巡拝の道)
☝️クリックすると拡大表示されます
北野天満宮の拝観時間
拝観時間:
- 楼門の開閉時間
4月~9月:5:00〜18:00
10月~3月:5:30〜17:30 - 社務所・授与所
受付時間:9:00〜17:00
*境内の拝観は自由です。*もみじ苑ライトアップ期間中:9:00〜20:00 - 縁日
毎月25日 6:00〜21:00
北野天満宮の拝観料
無料
宝物殿
- 開館日 1月1日、12月1日、毎月25日、観梅・青もみじ・紅葉シーズン
- 開館時間:9:00〜16:00
- 入館料:一般800円/中・高校生400円/こども250円(未就学児童無料)
北野天満宮への行き方(アクセス・地図)
電車
- JR「京都駅」からバス33分「北野天満宮前」すぐ
- 阪急「西院駅」からバス13分「北野天満宮前」すぐ
- 京阪「出町柳駅」からバス17分「北野天満宮前」すぐ
- 京福電鉄「北野白梅町駅」下車、徒歩5分
自動車
- 名神高速道路 「京都南IC」から30分
- 名神高速道路「京都東IC」から30分
北野天満宮の駐車場
北野天満宮の所在地・連絡先
所在地 | 〒602-8386 京都府京都市上京区馬喰町 |
電話番号 | 075-461-0005 |
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