御香宮神社(京都府京都市)の基本情報
御香宮神社の基本情報(御祭神、御利益、霊場、由緒、境内、御朱印、
神功皇后を主祭神とし、夫の仲哀天皇、子の応神天皇ほか六神を祀る。神功皇后の神話における伝承から、安産の神として信仰を集める。
御香宮神社の御祭神
- 神功皇后 (主祭神)
仲哀天皇の皇后で応神天皇の母。急逝した夫の仲哀天皇に代わり、応神天皇を身籠りながら新羅・百済、高句麗の三韓を征伐をして帰服させた。 - 仲哀天皇
第14代天皇。日本武尊の子であり、神功皇后を妻とし、応神天皇の父である、。新羅を征伐せよと言う神託を疑ったので神の怒りに触れて急死する。 - 応神天皇
仲哀天皇と神功皇后の皇子で第15代天皇。源氏の氏神である八幡神、八幡大菩薩として信仰される。 - 他六柱
仁徳天皇、高良大明神、宇倍大明神、瀧祭神、河上大明神、菟道稚郎子尊、白菊大明神
御香宮神社の御利益
安産守護・子育て
御香宮神社の霊場
- 神仏霊場巡拝の道 第82番(京都2番)
御香宮神社の由緒と見所
歴史の舞台となった京都の伏見、かつて伏見城があった場所に鎮座しています。
京阪・近鉄・JRの駅から近く、現在は商店街があり賑やかです。
大通りに面した表門から長い参道が続いています。
「香りの良い水」
創建年は不明で、御諸神社と称しました。神功皇后を主祭神として夫の仲哀天皇、皇子の応神天皇と他六柱の神が祀られています。
平安時代862年、神社の境内から「香りの良い水」が湧き出たと知った清和天皇から「御香宮」の名を賜り、御香宮神社となりました。
清和天皇の後も、円融天皇、御宇多天皇、後伏見天皇などから寄進や幣物を賜り、宮中と結びつきの深い神社でした。
伏見城の鬼門
応仁の乱では社殿は焼けますが、1592年に、豊臣秀吉は伏見城を建設し、御香宮神社を城内に移して鬼門の守護神とし、社領300石を与えました。
のちに徳川家康によって元に戻され、表門は伏見城の大手門を移築したものです。
明治維新の鳥羽伏見の戦いでは、薩摩藩(官軍)の本営となりましたが、被害はまぬがれました。
石井の御香水
名の由来となった水は「石井の御香水」と呼ばれ、伏見の七名水に選ばれています。
徳川頼宣、頼房、義直の各公は、 この水を産湯として使われました。
明治以降は枯れていましが、1982年に復元し、京の名水の代表として「名水百選」に選ばれています。
神功皇后と腹帯
神功皇后は身籠りながら三韓征伐に出兵されました。
途中で産気づいた神功皇后は、石を腰に巻き付けて出産を遅らせ、帰国後、無事に応神天皇(八幡伸)を出産されました。
この故事にならって、妊婦は安産の帯を締める習俗が、今に伝わっています。
主祭神を神功皇后する御香宮神社は、安産守護・子育てで知られています。
境内の様子
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御香宮神社の御朱印
(順に、神仏霊場巡拝の道)
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御香宮神社の拝観時間
拝観時間: 9:00~16:00(受付終了16:00)
御香宮神社の拝観料
無料
御香宮神社への行き方(アクセス・地図)
電車
- 京阪電車「伏見桃山駅」または近鉄「桃山御陵前」から徒歩4分
- JR「桃山駅」から徒歩5分
自動車
- 第二京阪道路 「巨椋池IC」から6分
- 京滋バイパス「宇治西IC」から7分
御香宮神社の駐車場
御香宮神社の所在地・連絡先
所在地 | 〒612-8039 京都府京都市伏見区御香宮門前町174 |
電話番号 | 075-611-0559 |
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