トータルリコール(1990年)
あらすじ
ざっくり、あらすじ
火星に人が移住し、旅行する未来。
地球で夫婦で暮らすクエイドは、夢による疑似体験が出来るリコール社で、諜報員になる体験を受けようとすると何故か失敗し、次々と何者かに狙われ始めます。
クエイドは本当は火星の諜報員で別な記憶を植えつけられている事を知り、本当の自分を探すため、火星に向かいます。
感想・考察 (ネタバレ)
壮大な凄い作品
昔見た事があって、良かったと言う記憶がありましたが、こんなに凄い作品だとは思いませんでした。
始まった時は、昔の作品だから映像が古いなとか、火星が舞台ってリアリティが無さすぎるよなとか、否定的に観てたのですが、どんどん映画の世界に引き込まれて行きました。
気持ちいいアクション
派手なアクションの気持ち良いです。
破壊に継ぐ破壊。殴り飛ばし機関銃をぶっ放す。シュワルツェネッガーの力を見せつける派手なアクションシーンが爽快ですね。
彼のアクションはパワーです。アメリカらしいです。
特殊技術の見せ方が良い
特殊メイク、CGの見せ方も良いですね。火星に着いた時、クエイドは太った中年女性に化けるのですが、故障して顔が割れるんです。
映像技術を見せつけるんですね。上手いです。
ジョージのお腹からクアトーが現れる。観ていて気持ち悪いですが、ここも特殊技術を見せつけるんです。上手いです。
最後の壮大なシーン
火星を舞台とした壮大なシーンが素晴らしいです。
最後で、リアクターが作動して火星の氷が溶け、地中から水蒸気が吹き出し、火星に青空が広がります。
ここで、火星が舞台になった意味が分かります。このシーンの為に舞台が火星だったんだと。
ずっと部屋の中や地下のシーンが多かった事がより一層の効果を高めています。
こう言うのも見せ方が上手いですね。
人の価値を決めるのは行動
クアトーがクエイドに何が望みか尋ねた時、
「失われた記憶を。自分を取り戻す」
と言うクエイドに対して、クアトーは
「人の価値を決めるのは、記憶でなく行動だ」
と言います。
僕達は自分は過去に何をやったかで自分を表現します。これは、自分の価値を過去で決めてしまっているんですね。
でも 行動だと言っています。これからどう行動するかが大切だと言っているんです。過去よりも未来が大切だと言う事ですね。
覚えておきたい言葉です。
『今までは、人生の序章にすぎない』と考えて生きて行きたいと思います。
ロマンチックなラストシーン
ラストシーンで、メリーナが
「まるで夢みたい」
と言うとクエイドが不安そうな顔をして
「こう思ったんだよ。もし夢だったら」
と言います。そうしたら、メリーナが
「目が覚める前に早くキスをして」
と言って、二人はキスをします。良いシーンですね。いつかこの言い回しは使ってみたいですね。
(シャロン・ストーンは、とても美しいですね)
実は、夢落ちだった?
ラストでクエイドとメリーナがキスして終わりますが、空が光って画面が真っ白になって映画が終わります。
これが、トータルリコール社の装置からの目覚めを示唆しているかも知れません。
別エンディング、違うラストが存在する
日本語吹き替えVHSビデオ版では、エンドロールの後、トータルリコール社の装置からクエイドが目覚めるシーンで終わっていたようです。
日本語吹き替えスタッフによって追加された物です。
つまり、日本語吹き替えVHSビデオ版では、全ての物語はトータルリコール社の夢だったと言う事になります。
2012年、再映画化された
2012年に再映画化されました。
観てブログに書いたつもりだったんですが、書いていなかったですね。。。
また観て、ブログに書きます。。。
作品
スタッフ・出演
監督 ポール・バーホーベン
原作 フィリップ・K・ディック『追憶売ります』
出演者 アーノルド・シュワルツェネッガー,シャロン・ストーン
配給 アメリカ合衆国トライスター・ピクチャーズ 日本 東宝東和
公開 アメリカ合衆国 1990年6月1日 日本 1990年12月1日
上映時間 113分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
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コメント
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