2020年、犬鳴山七宝龍寺へ初詣り
2020年、犬鳴山七宝龍寺へ初詣り
犬鳴山へ
犬鳴山七宝龍寺は、参詣するまでの山道も境内も自然に囲まれて、気持ちのいいので、何度もお詣りした事があります。
今年も年始のご挨拶にと、七宝龍寺にお詣りしました。
写真は、犬鳴山のバス停です。
もう山の中です。気持ちは、ハイキング気分です。
山登り
大師堂
大師堂です。
霊域に入る手前にあります。バス停から5分も歩く程です。
まずは、ここで無事にお詣りできるように祈りました。
弘法大師さま、よろしくお願いします🙇♀️
総門
総門です。
この通り、しめ縄が張ってあります。
「これより霊域」と書いてあります。
魔界に通じそうな雰囲気ですね。
ワクワクしてきます。
でも、霊域ですから心を引き締めなければいきません。
失礼します🙇♀️
ずっと山道が続き、直ぐそばに川が流れています。
とても気持ち良いです。
空気が美味しいです。
両界の滝
両界の滝です。
修験行者が修行されますので、厳しい警告が書かれています。
ここに関わらず、行者の方が修行され、守って来た場所ですので、気を付けたいと思います。
皆さんもよろしくお願いします。
瑞龍門
『瑞龍門』です。
一礼して入らせて頂きました。
塔の滝
『塔の滝』です。
『さざれ石』です。
長い年月を経て、小さな石が集まって出来ています。
「君が代」で有名ですよね。
大きな物事も小さな事の積み重ねと言う意味でしょうか。
「コツコツ、ゆっくり気長に」ですね!
義犬の墓
犬鳴山の名前の由来となっている犬の墓です。
山に猟犬を連れて行った時に獲物がいるのに吠えるので、カッとなって犬の首を切って殺してしてしまうのですね。よく見ると大蛇がいるので吠えていたんです。切り落とされた犬の首は大蛇に噛み付いて倒したそうです。
悲しい犬の話です。
随分と歩きました。もう直ぐです。
読むだけでも疲れたのではないでしょうか。
でも僕は、綺麗な空気をいっぱい吸って、お腹が一杯です。☺️
七宝龍寺の由来
寺の名前は「七宝龍寺」と言います。七つの滝があり、それに由来します。両界の滝、塔の瀧、弁天の瀧、布引の瀧、固津喜の瀧、行者の瀧、千手の瀧の七つです。七つの滝を金銀の財宝に喩えて「七宝龍寺」と言います。
七宝龍寺
赤い鳥居が出迎えてくれます。
志津の涙水
ある修行僧が、志津女と言う美人に思われたが、修行の妨げになると思い、犬鳴山に隠れたそうです。志津はそれでも修行僧を追い求め、飢えと寒さで亡くなったそうです。
それから、白雲が立ち込めると雨が降り、志津が倒れていた所から岩清水が湧いて出たそうです。
村人は、その雨を「志津の涙雨」湧き出た水を「志津の涙水」と呼んだそうです。
一心込めた願い事がある場合、この水を毎日飲めば必ず願い事が叶うそうです。
悲しい話ですね。
ガン除けお岩竜王
胃癌と診断された女性が、犬鳴山不動明王が命乞いの霊験があると聞いて、月参りの御祈祷を受け、「志津の涙水」を薬と一緒に飲んだそうです。するとある夜、夢の中で、「志津の涙水」の付近から大竜王が現れて「我はお岩竜王なり、汝の癌を救うべし」と告げられたそうです。
それから「志津の涙水」の付近をお岩竜王の住処と信じて、一心に祈ったら病気は回復して全快したそうです。
それから昭和13年10月にお礼として、このお岩竜王の祠を建てられたそうです。
迷信なのでしょうか?
迷信だと思う方が多いと思います。
月参りの為ここに通ったのが、綺麗な空気を吸って良い運動になり体に良かったと考えられるし、湧き水が体に良かったとも考えられます。
科学的にも、不動明王さまのハロー効果やプラシーボ効果があるのではないでしょうか。
それに、月参りをしている姿を見て、犬鳴山の信仰者が彼女を救いたいと思い、力を貸したとも想像できます。
僕は、水筒にいっぱい水を持って帰りました。
身代わり不動明王
『身代わり不動明王』さまです。
七宝龍寺と言えば、この『身代わり不動明王』を想像される人も多いと思います。
太い腕っぷしに右手に剣、左手に縄。
お顔は、どう見ても怒っています。
そして、背中には炎です。
とても大きくて強そうです。
『身代わり不動明王』さま、お願いです。いつも僕の味方でいて下さい。🙇♀️🙇♀️🙇♀️
弘法大師
左横におられるのが、『弘法大師』さまです。言わずと知れた仏教界のスーパーヒーローです。
他のお坊さまの名前は知らなくても、弘法大師・空海は知っていると思います。
映画になる程の方です。
因みに、『空海-KU-KAI-美しき王妃の謎』のエンディングは、RADWINPSが歌っています。とても美しい曲です。
空海 (1984年)
空海-KU-KAI-美しき王妃の謎(吹替版) (2019年)
役行者
右手におられるのが「役行者」さまです。
弘法大師さまよりも150年も前の人物で、修験道の開祖です。
山岳修行者で呪術者でもありますが、伝説の人物とされています。
不思議な力で空を山を駆け巡り、鬼神を自在に操ったとそうです。
つまり、凄い人なんですね。
お砂踏み場
石の下に、四国八十八ヶ所の砂が埋められています。
一番から順にお詣りすると良いそうです。
当然、僕はお詣りしました。☺️
布袋尊
七福神で有名な『布袋尊』さまです。
あれ、良く見えませんね。
では、もう一枚。
布袋さまの姿が見えました。
とてもにこやかです。
こうありたいです。
こんなにニコニコしていたら、良い事しか起こらないでしょう。
「笑う角には福来る」と言いますもんね。
倶利伽羅大龍不動明王
倶利伽羅大龍不動明王さまです。
御本尊の倶利伽羅大龍不動明王さまは秘仏で12年に一度しか見れませんが、これは本堂前の物です。
剣に龍が巻きついています。
役行者くぐり岩
役行者さまが座っておられる岩の下に穴があります。
真言を唱えて三回潜れば、汚れ不浄がなくなるそうです。
当然、僕はくぐりました!
行者の滝
『行者の滝』です。
滝の中で最も美しい滝です。
犬鳴山の滝が金銀財宝に例えられるのが分かります。
水量が多いので、まるで龍が暴れているようにも見えます。
滝を眺めていると、嫌な気分、記憶が洗い流されるように思えます。
ここで、30分滝を眺めていました。
御朱印
『大龍不動』
地図・アクセス
泉佐野駅からバス40分、更に犬鳴山バス停から徒歩40分
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