住吉セミナーに参加しました
毎月一回、住吉大社にてセミナーが開催されます。
住吉大社に関連する話を大学の先生や神社の宮司さんなどが講義をしてくれます。聴講しているのは200名くらいいるでしょうか。まるで大学の講義のような雰囲気です。
難しい話も多いのですが、お話を聞いているのは60代から70代の方々がほとんどです。幾つになっても知識欲というのは衰えないのですね。頭が上がりません。
住吉大社
南海本線住吉大社駅から歩いていくと路面電車が走っています。
これが有名な太鼓橋です。住吉大社と言えば太鼓橋です。お参りに来られた方々が、ここで記念写真を撮っていきます。
太鼓橋を渡る途中、左右に広がる風景が好きです。木が青々と茂り堀に張られた水面に映し出されています。僕はいつもここで立ち止まり、写真を一枚撮ります。
第三本殿です。境内に入ってまず、迎えてくれるのがこの第三本殿です。
こちらで挨拶してから、セミナーに向かいました。
住吉セミナー
講師は、奈良文化財研究所主任研究員の神野恵先生です。
演題は「日本古代の植物油ー神功皇后はこの地で榛油を搾ったのか」です。
神功皇后が榛油を搾ったという話が伝わっているのですが、先生は違うのではないか、別な油ではないか、と主張されてます。
(神野先生の家は祖父母まで油問屋をされていたらしいです)
日本では古来から椿油など様々な植物油が使われている、という話が興味深かったです。灯油に使う油、髪の毛につける油、馬に塗る油など用途に合わせて様々な油が使われていました。今は、スーパーに行けば化学的に作られた物が売られていて私たちは使ってますが、そういうものがなくても古代人は植物から油をとって使っていたのですね。エコですね。
住吉大社
セミナーが終わるのは4時を回ります。その頃には種貸社や楠珺社に入る門は閉じられて、入ることは出来ません。
四つの本殿を参拝して、御朱印を頂きました。
住吉行宮跡
住吉大社から南に10分くらい歩くと住吉行宮跡があります。
南北朝時代、後村上天皇がこちらに行幸し、南朝の挽回を計りました。
明治天皇も行幸されました。
皇室と深く繋がりのあるお場所なので、国の安泰を祈るようにしてます。きっと後村上天皇、明治天皇が日本の国を守ってくれるでしょう。
そんな気分にされる場所です。
住吉大社から離れた場所にあるのですが、綺麗にされています。近所の方々が世話をしているのでしょう。
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