安倍山 安倍文殊院(奈良県桜井市)の基本情報
安倍文殊院の基本情報(本尊、宗派、開基、霊場、縁起、境内、御朱印、
安倍文殊院の本尊
文殊菩薩
数々の菩薩の中で最も優れた知恵の持ち主。釈迦が亡くなった後も釈迦の遺した教えを説き、生まれ故郷の木の下で悟りを開いたと言われる。獅子に乗って右手に剣、左手に経巻を持つ像が多い。
安倍文殊院の宗派
華厳宗
安倍文殊院の開基
安倍倉梯麻呂
安倍文殊院の御利益
安倍文殊院の霊場
- 大和ぼけ封じ霊場
- 大和十三仏霊場 第3番
- 大和七福八宝めぐり(弁財天)
- 神仏霊場巡拝の道 第34番
- 大和北部八十八ヶ所霊場 第82番
- 奈良大和四寺巡礼
安倍文殊院の縁起
○ 飛鳥時代645年、大化の改新の時に初代左大臣になった安倍倉梯麻呂が、孝徳天皇の勅願によって一族の本拠地に氏寺として建立した「安倍山崇敬寺」(安倍寺)が安倍文殊院の前身です。
安倍山崇敬寺は、現在の場所の南西300メートルの丘陵にあり、法隆寺式の大伽藍を誇っていました。
○ 本尊の文殊菩薩は獅子に乗った高さ7メートルの巨大な像で、日本最大の大きさです。菩薩は右手には「降魔の利剣」という剣を持ち、左手には慈悲・慈愛を象徴する蓮華(ハスの花)を持っている美しい姿です。
○ この文殊菩薩像は、智恩寺(京都府)の切戸文殊、大聖寺(山形県)の亀岡文殊と共に「日本三大文殊」の一つに数えられ、国宝に指定されています。
○ 明治維新の神仏分離によって寺院としての存続したのは、文殊菩薩像を守り抜こうとする為だと言われています。
○ 明治維新の神仏分離によって、多武峯妙楽寺(現在の談山神社)の御本尊の阿弥陀三尊像を引き取るのですが、なぜか釈迦三尊像として祀られています。
○ 安倍晴明は安倍文殊院で生まれたと伝わる陰陽師で、安倍晴明信仰の聖地となっています。
○ 安倍文殊院は、数年前に参拝したのですが、今も美しい本尊の文殊菩薩やその他の仏像が記憶に残っていて、再び訪れたい寺の一つです。
境内の様子
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安倍文殊院の御朱印
(順に、神仏霊場巡拝の道、奈良大和四寺巡礼)
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安倍文殊院の拝観時間
拝観時間 9:00~17:00
安倍文殊院の入山料
○ 入山料 無料
一般・大学生 | 中学生・高校生 | 小学生 | |
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本堂 国宝・文殊菩薩 | 700円 | 700円 | 500円 |
金閣浮御堂霊宝館 | 700円 | 700円 | 500円 |
二ヶ所共通拝観券 | 1,200円 | 1,200円 | 800円 |
安倍文殊院への行き方(アクセス・地図)
電車
- 近鉄「桜井駅」からバス「安倍文殊院」下車、徒歩9分
- 近鉄「桜井駅」から徒歩20分
自動車
- 南阪奈道路 最終出口から20分
- 京奈和道路 最終出口「樫原北IC」から20分
- 名阪国道「針IC」から35分
安倍文殊院の駐車場
有料あり(乗用車200台・大型バス20台)
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