教王護国寺（東寺）（京都府京都市）の基本情報（本尊、宗派、開基、霊場、縁起、境内、御朱印、アクセス）

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教王護国寺（東寺）きょうおうごこくじ（とうじ）の基本情報（本尊、宗派、開基、霊場、縁起、境内、御朱印、アクセス）です。

東寺は真言宗の根本道場であり、総本山です。平安京鎮護のための官寺として建立され、嵯峨天皇から空海（弘法大師）に下賜された。東寺は、唯一残る平安京の遺構で、世界遺産に登録されています。

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教王護国寺（東寺）の本尊

薬師如来やくしにょらい（重要文化財）

東方の浄瑠璃じょうるり世界に住む仏である事から薬師瑠璃光如来やくしるりこうにょらいと言う。病気を治す、寿命を伸ばすなどの十二の大願を立てた事から現世利益の仏として信仰される。

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教王護国寺（東寺）の宗派

東寺真言宗

教王護国寺（東寺）の開基

桓武天皇かんむてんのう
第50代天皇。平城京から長岡京へ更に平安京への遷都を行った。空海、最澄らを唐に派遣し、新仏教を保護する。蝦夷の抵抗を鎮めるため坂上田村麻呂さかのうえのたむらまろを征夷大将軍にする。

教王護国寺（東寺）の霊場

真言宗十八本山　第9番
西国愛染十七霊場　第8番
洛陽三十三所観音霊場　第23番
京都十三仏霊場　第12番
都七福神（毘沙門天）
神仏霊場巡拝の道　第84番(京都4番)
京都十二薬師霊場　第2番
京都三弘法まいり

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教王護国寺（東寺）の縁起と見所

平安京と鎮護する寺　　〜　東寺

794年、桓武天皇かんむてんのうにより平安京へいあんきょうは築かれました。
都の正門、羅城門らじょうもんから北へまっすぐに朱雀大路すざくおおじが伸び、その先に壮麗な大内裏だいだいりがありました。

その平安京の正門にあたる羅城門の東西に「東寺とうじ」と「西寺」が建立されました。
それぞれ平安京の左京と右京を守る王城鎮護、さらには東国と西国とを守る国家鎮護を担う官寺かんじつまり国立の寺院です。

東寺は、796年に大納言の藤原伊勢人が造営にあたります。

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嵯峨天皇と空海　〜　真言密教の根本道場へ

桓武天皇の次に即位した嵯峨天皇さがてんのうは、唐で密教を学んだ弘法大師空海こうぼうだいし　くうかいを大変信頼し、東寺を託しました。

824年、空海は、真言密教しんごんみっきょうの根本道場こんぽんどうじょうを作りはじめます。
密教の中心伽藍となる講堂の建立に着手します。
現在、東寺のシンボルとなっている五重塔の工事は、この頃、はじまったといわれます。

大日如来だいにちにょらいを中心とする五智如来ごちにょらい、金剛波羅蜜多こんごうはらみったを中心とする五大菩薩ごだいぼさつ、不動明王を中心とする五大明王ごだいみょうおうなど２１体の密教の仏像を配置した「立体曼荼羅りったいまんだら」を作り始めます。
しかし、残念にも空海は落慶を見ずに入定されました。