世界の中心で、愛をさけぶ(2004年)
あらすじ(ネタバレ)
ざっくり、あらすじ
同級生で恋人同士のサクとアキ。
親に秘密で二人で無人島に遊びに行くのだが、アキは急に鼻から血を出して倒れてしまう。白血病を発病して、アキは入院してしまう。
サクとアキの気持ちを伝え、繋ぐのはカセットテープ。
感想・考察(ネタバレ)
涙が止まらない
今まで何度か「世界の中心で愛をさけぶ」は見たことがあるのですが、久しぶりに観ました。
映画を観ている間もストーリーは知っているのですが涙が止まりません。
テープを交換するような恋愛はした事はないのですが、二人の恋愛に感情移入してしまいます。
結末を知っているだけに、余計に涙が出てしまいます。
ずっとテープから聞こえるアキの声が切ないですね。
映画を観た人は、二人の恋愛を思い出しながら読んで頂けれたらと思います。
アキの夢とは
夢島でサクがキスをしようとすると、
「あのねサク。キスと言うのは夢を語ったりしながらするものよ。」
と言ってダメと断ります。
「夢」って何でしょうか?
サクの将来の事かなって思ってしまいました。
将来、都会に出て働きたい、とか、小説家になりたいとか。
無菌室で入院しているアキにサクは「婚姻届」を持って来ます。アキはガラス越しにサクにキスをします。
アキの夢は「サクと結婚する事」なのです。
女の子にしたら当たり前ですね。
ロマンチックですね。
涙が止まりません。
病院を抜け出して、ウルルへ
無人島で拾ったフィルムを現像すると、オーストラリアのウルルでした。「世界の中心」と呼ばれています。
アキは白血病にも関わらず、行くと言います。
彼女にとって、「世界の中心」ウルルに行くのは、新婚旅行だったのだと思います。
病気なのだから病院で治療したほうがいいと思うかも知れません。でも彼女は旅行を選びました。きっと自分の命が尽きる事に気づいていたのでしょう。
「愛」「結婚」
女性にとって何よりも大事な事なのです。
爆発ヒット 発行部数
未曾有の原作の爆発的ヒットでした。国民は純愛に飢えていたのだと思います。
2003年2月 3万部
2003年4月 10万部
2003年6月 36万部
2003年11月 100万部到達
2004年3月 171万部
2004年5月7日 251万部 – 『ノルウェイの森(上巻)』を超え日本国内小説の最大発行部数を記録。
2004年5月20日 306万部
2004年12月2日 321万部以上
主題歌と挿入歌 サウンドトラック
映画の中でラジオから流れる
・佐野元春『サムデイ』
・渡辺美里『君に会えて』
アキがピアノで弾く
・シャルル・グノー作曲『アヴェ・マリア』
最後に流れる主題歌
・平井堅『瞳をとじて』
どれも名作ですね。
10代の人には心に響く作品です。僕は何度も繰り返し聴きました。
作品
スタッフ・キャスト
監督 行定勲
脚本 坂元裕二 伊藤ちひろ 行定勲
原作 片山恭一
出演者 大沢たかお 柴咲コウ 長澤まさみ 森山未來 山﨑努
主題歌 平井堅「瞳をとじて」
配給 東宝
公開 日本 2004年5月8日
上映時間 138分
製作国 日本
言語 日本語
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