ビューティフル・マインド(2002年)
あらすじ (ネタバレ)
ジョンナッシュは数学の研究をしている。
彼は「この世の全てを支配できる理論を見つけ出したい」と思い、一人研究に没頭していく。
上手く人とコミュニケーション出来ずに、友達とも上手くいかない。
大学院の寮で、同室になった友達チャールズと仲良くなった。
ジョンは研究者の道を目指すが、授業にも出ずレポートも出さない彼に推薦は出して貰えない。
ジョンは苦悩する。
何とかウィーラー研究所の推薦を貰える。
ジョンの能力に目を付けた国防省の諜報員パーチャーが、彼を諜報活動を依頼し暗号の解読を依頼する。
ジョンは、驚くべき能力で暗号を解き、ソ連からの核の脅威に対抗する。
ジョンの親友チャールズは妹夫婦の娘を引き取り、その姪を連れてジョンに会いに来る。彼はその後もいつも姪を連れている。
一方、ジョンはウィーラー研究所で講義してる聴講生の女性アリシアと恋に落ちる。
そして二人は結婚して、子供も生まれる。
そんなある日ジョンを男達が襲う。
彼は何とか何を逃れるが、ソ連のスパイに狙われていることを知る。
ジョンが講義を行なっている時、男達がジョンを追いかける。
ジョンはソ連のスパイと思い逃げる。
男達はジョンを捕まえて精神病院に連れて行く。
実は、追いかけていたのは精神科医で、ジョンは統合失調症だと言う。
ジョンは精神病院で治療を受けるが、ジョンはその男達はソ連のスパイだと言い張る。
ジョンに諜報活動の依頼をした男パーチャーは存在せず、ジョンの大学院の親友も存在しない。
幻影を見ていたのだ。
統合失調症と戦うジョン。幻影に惑わされるジョン。
そして、それを支える妻アリシア。
ある時、大学に友人を訪ねに行くと友人は図書館を使える様に取り計らってくれる。大学に通いながら、ジョンは幻影と戦って行く。
大学では、ジョンは奇異な存在と見られ、学生からも揶揄われたりしていた。
何年も時を重ねるうちにジョンの研究に興味をもつ学生が現れた。
ある時、ノーベル賞の選考員が現れる。
ジョンの研究は、様々な所で応用され、その功績を讃えてノーベル賞が与えられたのだった。
感想・考察 (ネタバレ)
幻影なのか、現実なのか
ジョンが諜報活動が幻影なのか、それとも真実なのか、観ていても分からなくなる。幻影と現実、観ている方もどちらか分からなくなり、混乱する。話が進むに連れ、幻影であるとわかる。
この観客をも混乱させ、だんだんと真実がわかる様に話を進めるのがうまいと思う。
ジョンの苦悩
学生時代、ジョンは、直接的な表現を取ってしまって上手くコミュニケーションが取れない。。同じ仲間に馬鹿にされ、避けられ引きこもるジョン。上手く人とコミュニケーションが取れないジョンが見ていて苦しい。
ジョンは、直接的な表現を取ってしまって上手くコミュニケーションが取れない。それが、だんだんと歳をとるに連れ、冗談を言って場を和ませたりする。観ていて微笑ましかった。
「ビューティフル・マインド」と名付けられている理由
どうしてビューティフル・マインドと名付けらているんだろうか。
多分、二人の愛の事だと思う。
統合失調症を患ったジョンを支えた妻。それに答えようと努力したジョン。二人の愛が困難を乗り越えさせた。二人の愛をビューティフル・マインドだと言いたいのだと思う。
愛は、実に大きな力を持っている。
(実によく出来た作品だと思います。おススメです。ラッセル・クロウの名演技が凄いです。)
希望を忘れない事の大切さ
そして、
どんな苦難に陥っていようと希望を持てる。
そんな気持ちにさせて貰えました。
作品
スタッフ
監督 ロン・ハワード
出演者 ラッセル・クロウ ジェニファー・コネリー エド・ハリス
主題歌 シャルロット・チャーチ「オール・ラヴ・キャン・ビー ~ 奇跡の愛」
公開 アメリカ 2001年12月21日 日本 2002年3月30日
上映時間 135分
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