廣峯神社(兵庫県姫路市)の基本情報
廣峯神社の基本情報(御祭神、御利益、霊場、由緒、境内、御朱印、
兵庫県姫路市の広峰山山頂にある神社で、全国にある牛頭天王の総本宮。本殿・拝殿とも国の重要文化財であり、国内最大級の大きさを誇っています。
廣峯神社の御祭神
素戔嗚尊
伊弉諾尊と伊弉冉尊から生まれた三貴神の一人で、天照大御神の弟です。古事記では高天原からの追放や八岐大蛇の退治など伝説が多く語られます。粗暴な行いが多く、凶暴なイメージが強い。牛頭天王と同一視されます。
五十猛命
素戔嗚尊の御子。大八洲に木を植えてまわった神であることから、植樹・林業の神として信仰される。
廣峯神社の御利益
廣峯神社の霊場
- 仏霊場巡拝の道 第74番(兵庫第9番)
廣峯神社の由緒と見所
標高300メートルの広峰山の山頂にあり、神社から姫路城を中心とする城下町や播磨灘を眺める事が出来ます。
道路が整備されて自動車やバイクで参拝する事が出来ます。ロードバイクやマウンテンバイクで走る人も。徒歩で参拝する場合は30分の山登りをするので、飲み物の用意をして動き易い格好が良いと思います。
神道と陰陽道の匂いにする不思議な神社で、再び訪れたい神社の一つです。
素戔嗚尊信仰
弥生時代、崇神天皇の頃に、素戔嗚尊と五十猛命を白幣山に祀ったのが始まりと伝わります。
神功皇后が三韓征伐に出兵する途中に、この地に寄られ白幣山に登り、素戔嗚尊に皇軍の勝利を祈りました。そして三韓の平定に成功すると、帰途に再び白幣山に登られ、感謝の祀りを行い、小さな宮を建立されました。
吉備真備と陰陽道
奈良時代、遣唐使であった吉備真備がこの地に訪れた所、素戔嗚の神託を受けました。真備はその事を聖武天皇に奏上して、翌年、白幣山に社殿を建立して廣峯神社と称しました。
また真備は唐で学んだ陰陽道を世に広めたいと考え、主祭神である素戔嗚尊を牛頭天王・武塔天神とし奇稲田媛命を頗梨采女・歳徳神とし、天照大御神との誓約で誕生した八王子の神を八将軍などと配して日本暦の歴神として祀りました。
この事から陰陽師の崇拝する聖地になります。
また、全国にある牛頭天王の総本宮とされています。
素戔嗚尊と奇稲田姫命の夫婦神
平安時代972年、社殿が現在の場所に移され、跡地には真備を祀る吉備社が建てられました。現在の本殿は室町時代に建てられたもので、国内最大級を大きさを誇ります。
正殿には、素戔嗚尊と御子である五十猛尊。左殿には、皇后である奇稲田姫命。右殿には、誓約で生まれた八王子神が祀られています。真備は八王子神を素戔嗚尊と奇稲田姫命の子と捉えているようです。
素戔嗚尊と奇稲田姫命の夫婦神が祀られているので、縁結びの神様として知られています。
パワースポット 九つの穴
本殿の裏に回ると、不思議な九つの穴が開いていて、運命星の一白水星から九紫火星までの守護神が鎮まっています。
表の拝殿で日頃の感謝を伝えてから、裏に回り、自分の運命星の所で賽銭と願い札を入れて願い事をすると三回ささやくと願いが叶う信じられています。
官兵衛神社
黒田官兵衛は、戦国時代から江戸時代初期にかけての武将で、天才軍師として知られ、多くの人から尊敬されています。
官兵衛は1546年に姫路で生まれ、父の代から廣峯神社と縁が深く信仰心を学びました。
廣峯神社は黒田官兵衛の聖地として多くの人々が訪れています。
この事から廣峯神社に、官兵衛神社が2019年に建立されました。
「知恵の神様」「許しの神様」「夫婦円満の神様」として祀られています。
境内の様子
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廣峯神社の御朱印
(順に、神仏霊場巡拝の道)
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廣峯神社の拝観時間
拝観時間:9:00~16:00(祈祷受付時間)
廣峯神社の拝観料
無料
廣峯神社への行き方(アクセス・地図)
電車
- JRまたは山陽「姫路駅」からバス20分「広峰」徒歩30分
自動車
- 播但連絡道路「砥堀ランプ」または「豊富ランプ」から10分
廣峯神社の駐車場
廣峯神社の所在地・連絡先
所在地 | 〒670-0891 兵庫県姫路市広嶺山52 |
電話番号 | 079-288-4777 |
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