お月さまの下、四天王寺で落語を聞く、そしてラッピング列車(2019年11月11日)
お月さまの下、四天王寺で落語を聞く(2019年11月11日)
四天王寺に行く
四天王寺では、年に数回「てんのじ寄席」が開かれます。
四天王寺へは、今宮戎神社にお詣りしてから行きました。
今宮戎神社から東に歩いていくと石の鳥居に着きます。
するとですね、綺麗なお月様がいたんです。
とても美しいお月さまでした。
お月さまとお寺ってとても似合うんです。
落語
会場は、四天王寺の五智光院です。
会場着くと、席は満員でした。とても人気なんです。
露の瑞(つゆのみずほ) さん
若い女性の方です。
漢字が難しくて名前がちゃんと読んで貰えないと、名前ネタから始まりました。
ネタは、長屋に住む男の家に泥棒が入る話です。男の家には布団以外何もなく、寂しいので、絵の得意な人に、壁に家具やら金庫やら描いてもらいます。
そこに、泥棒が入ってくるんですが、どうなることやら。
なんとなく結末は予想出来るんですが、その口調に、会場からは笑いで満たされます。
小ネタをテンポある話し方をするので、面白いです。子供もよく笑っていました。
桂 ひろば(かつらひろば) さん
「てんのじ寄席」のレギュラーです。と言うよりも、この方が仕切っているのだと思います。
ひろばさんは相撲が好きで、大砂嵐が以前いた「大嶽部屋」を応援しているそうです。「大嶽部屋を激励しに行った時、幕下力士と相撲をとることになり、殺されれるかと思った。中学生にも敵わなかった」と自虐ネタで、会場大笑いでした。
大嶽部屋に、あの大鵬のお孫さんが二人入るらしいです。これからの大嶽部屋は、間違いないと太鼓判を押していました。
ネタは、やはり相撲取りの話でした。相撲取りが歩いていたので話を聞きます。江戸に相撲に行ったとかで、活躍したのかと思ったら、負けに負ける。残念な相撲取りの話です。
ひろばさんは、話の展開がとても上手いので、ドンドン話に吸い込まれていきます。その上、顔芸をするなど芸も面白いですね。今回も相撲取りの役柄が面白かったです。天性だと思いますね。30分の落語ですが、数分に思える程夢中になりました。
笑福亭生喬(しょうふくていせいきょう) さん
四天王寺の近くの病院が落語家に縁が深いだそうです。なんで縁が深いかと言うと、何人もの落語の名人が、そこで亡くなられたからだとか。会場にみんなは、大爆笑でした。今日一番の爆笑だと思います。普通に聞けば不謹慎な話ですが、落語家が話すと笑い話になる。まさに魔法ですね。
昔、四天王寺に落語家さん達を案内したとかで、今回は「天王寺詣り」でした。
物凄く有名な落語ネタで、笑福亭一門のお家芸の一つです。若い落語家がやるには敷居が高い、そんな恐れ多いネタだそうです。
犬が死んだので、その供養にと四天王寺の引導鐘を突きに行きます。「イヌ」「引導鐘」と洒落ですね。四天王寺の様子が話されるので、四天王寺にお詣りする者にとっては嬉しい落語です。石の鳥居や池の亀の話やら、へぇーと思う話が出て来ます。露天商の様子もリアルでした。目の前に見えるようでしたね。会場の皆さんも聞き入っている様子でしたね。
四天王寺を知る人は、嬉しいネタです。
四天王寺の話が出て来たら、この「天王寺詣り」の話をしてやろうと思います。
「てんのじ寄席」は、あっと言う間に終わりました。
夜の四天王寺
夜の四天王寺は美しいです。
お月さまと極楽門
お月さまと五重塔
夜の亀井堂
六時礼讃堂
夜の中門、金剛力士 (仁王像)
五重塔と中門
ラッピング列車「泉佐野市70周年×キン肉マン40周年 友情タッグラピート」
駅で、向かいのホームに「キン肉マン」がいました。「イヌナキン」とのコラボのようです。
運がいいですね。
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