宀一山 室生寺(奈良県宇陀市)の基本情報
室生寺の基本情報(本尊、宗派、開基、霊場、縁起、境内、御朱印、
室生寺の本尊
- 釈迦如来(金堂本尊)
紀元前6世紀インドの小国の王子として生まれ、29歳で出家し、厳しい修行をした結果35歳で悟りを開いて、その教えを広めた。仏教の開祖です。 - 如意輪観世音菩薩(本堂本尊)
観世音菩薩は、観音の名を唱えて助けを求める人があれば、どんな願いでも聞き入れてくれます。33の姿になって現れるのですが、如意輪観世音菩薩は、手に如意宝珠を持ち、あらゆる願い事を叶え全ての人々に財宝を与えてくれる。
室生寺の宗派
真言宗 室生寺派
室生寺の開基
役行者
室生寺の御利益
室生寺の霊場
- 仏塔古寺十八尊 第18番
- 西国薬師四十九霊場 第8番
- 役行者霊蹟札所
- 神仏霊場巡拝の道 第36番
- 奈良大和四寺巡礼
室生寺の縁起
○ 天武天皇の勅願により、修験道の祖である役行者が初めて寺を建立したと伝わります。
○ 奈良時代、山部親王(のちの桓武天皇)の病気平癒を、興福寺の賢璟が室生の山中で祈祷し、勅命を受けて平安遷都後に弟子の修圓が堂塔伽藍を建立しました。
○ 修圓は最澄や空海とも親交があり、興福寺の末寺でありながらも、密教色が強まっていきました。
○ 江戸時代に入り真言宗の寺院となり、1698年に室生寺は真言宗豊山派の一寺院となりました。さらに1964年、真言宗豊山派から独立し、真言宗室生寺派の大本山となります。
○ 金堂にある本尊の釈迦如来像は、平安前期を代表する仏像なのですが、持仏を取らない古式の薬師如来とみられます。国宝に指定されています。
○ 本堂にある本尊の如意輪観音像は、手を頬に当て片膝を立てて、穏やかな雰囲気がある美しい坐像で、大阪の観心寺・兵庫の神咒寺の如意輪観音とともに日本三如意輪の一つとされています。
○ 奥の院に行く途中にある五重塔は優美な姿をしており、法隆寺に次ぐ古塔であります。室生寺を代表する建物として、写真で見る事が多いと思います。
1998年に台風で倒れた巨木により破損しましたが、2000年には修復が完了し、元の優美な姿を取り戻しました。国宝に指定されています。
○ 山号は、宀一山と書き、べんいちさんと読みます。見た事もない字だと思いますが仕方がありません。
「室」のウ冠と「生」の最終画の一をとったものなのです。ウ冠は屋根で山を意味し、山に覆い隠すことを、一は最も優れた大切なものがあることを示しています。
境内の様子
☝️クリックすると拡大表示されます
室生寺の御朱印
(順に、神仏霊場巡拝の道、奈良大和四寺巡礼)
☝️クリックすると拡大表示されます
室生寺の拝観時間
拝観時間 9:00~16:00
※寳物殿は9:30~15:30 但し受付は15:00まで
室生寺の入山料
○ 入山料 無料
一般・大学生 | 中学生・高校生 | 小学生 | |
---|---|---|---|
個人 | 600円 | 600円 | 400円 |
室生寺への行き方(アクセス・地図)
電車
- 近鉄「室生寺大野口駅」からバス「室生寺」下車、徒歩5分
バス時刻表 (2020年3月現在)
室生口大野駅 発 | 時間 | 室生寺前 発 |
---|---|---|
20(土日祝日のみ) | 8時 | 45(土日祝日のみ) |
20 | 9時 | 45 |
20 | 10時 | 45 |
20 | 11時 | 45 |
12時 | ||
0 | 13時 | 25 |
0 | 14時 | 25 |
0 50 | 15時 | 25 |
16時 | 20 |
自動車
- 名阪国道「針IC」から20分
- 南阪奈道路 最終出口から50分
室生寺の駐車場
有料あり(乗用車100台)
室生寺の所在地・連絡先
所在地 | 〒633-0421 奈良県宇陀市室生78 |
電話 | 0745-93-2003 |
コメント