勝尾寺(大阪府箕面市)の基本情報
勝尾寺の基本情報(本尊、宗派、開基、霊場、縁起、境内、御朱印、
勝尾寺の本尊
十一面千手観世音菩薩
観世音菩薩は、観音の名を唱えて助けを求める人があれば、どんな願いでも聞き入れてくれます。33の姿になって現れるのですが、十一面千手観世音菩薩は、十一の顔と千の手を持ち、四方八方に顔を向け、全ての人々をあらゆる手段で救ってくれます。
勝尾寺の宗派
真言宗(高野山真言宗)
勝尾寺の開基
開基: 善仲、善算
双子の僧侶で、箕面の山中で修行をしながら大般若経を書写する誓いを立てた。のちに山で開成皇子と出会い弟子とする。
開山: 開成
光仁天皇の皇子で桓武天皇の兄。善仲・善算の二人に出会って出家し二人の遺志を継いで大般若経書写を完成させた。
勝尾寺の御利益
勝運・厄除け・厄払い
勝尾寺の霊場
- 西国三十三所 第23番
- 法然上人二十五霊場 第6番(二階堂)
- 摂津国八十八箇所 第54番
- 摂津国三十三箇所 第22番
- 神仏霊場巡拝の道 第65番
勝尾寺の縁起
天皇の皇子である開成皇子
○ 今から1300年前、奈良時代前期の765年、光仁天皇の皇子開成皇子が修行をされていた善仲、善算の双子兄弟と出会い、出家して、彌勒寺を建てました。
二人の亡き後も遺志を受け継ぎ、大般若経を書写します。
開成皇子は光仁天皇の皇子で桓武天皇の兄です。
観音様の縁日
○ 宝亀十一年(780)、稀代の名工である妙観が弟子十八人を連れて彌勒寺を訪ね、七月十八日より八月十八日の間に、身丈八尺の十一面千手観世音菩薩を彫刻しました。これが勝尾寺のご本尊です。
開成皇子は、妙観とは「妙法蓮華経、観世音菩薩」の「妙」と「観」の事で、観音の化身だと気づきました。
観音縁日を十八日と定まったのは、この本尊の縁起によるものです。
王に勝った寺、勝尾寺
○ 六代座主の行巡上人は、清和天皇の玉体安隠を祈って効験があったことから、王の権力に法力が勝った、「王に勝った寺」の意で、清和天皇から「勝王寺」 の寺号を賜ったのですが、それは恐れ多いので、「王」を「尾」にひかえ、勝尾寺と号し、勝運の寺として信仰されて来ました。
観世音菩薩
観世音菩薩は、全ての人々をよく観察して、観音の名を唱えて助けを求める人があればすぐに救ってくれます。三十三の姿に変化して我々を救ってくれると観音経には書かれています。観音菩薩さまは救う相手によって、様々な姿になって現れます。
十一面観千手世音菩薩は、十一の顔と千の手を持ち、四方八方に顔を向けて、全ての人々をあらゆる手段で救う観音様です。十一の顔には、慈悲に満ちた菩薩の顔、恐ろしい憤怒の顔、牙を剥いた顔が含まれています。手には、摩尼宝珠、宝剣、蓮華、数珠、錫杖、宝珠など、およそ仏像が持つ、ありとあらゆる物を持っています。千の手を持つ仏像は稀で、手が42本である場合が多い。
勝ちダルマ
「ここはまさに王に勝った寺、勝王寺である。」と帝より命名されて以来、勝尾寺は「勝運の寺」として広く信仰されています。
勝尾寺では、「勝ちダルマ」に祈願する事で有名です。
ダルマは2000円から高いもので20万円のものまで。
やり方は、
❶ダルマを選んで、あらゆる努力を惜しまない事を自分自身に誓い、右目を入れます。
❷願った日より一年を区切りとし、本堂にて結果のご報告、感謝の気持ちを伝えます。もし目標が叶ったら左目を入れ奉納します。
願いを叶える為には、目標達成の為に一切妥協せず、あらゆる努力を惜しまないといけません。
山門から階段をあがったところにある「勝ちダルマ奉納棚」に沢山のダルマが並んでいるので、驚くでしょう!
ダルマみくじ
勝尾寺の境内の至る所に並べられている「ダルマみくじ」。
階段や灯籠、石垣、、、
色々な所にダルマが置かれています。
おみくじを引いた後に思い思いの場所に奉納してお帰りになる方が多く、階段や灯籠、石垣などに敷き詰められた様子は勝尾寺ならではの光景です。
別に、家に持って帰って自宅に飾っても構いません。
紅葉の名所
紅葉の名所として知られ、秋には境内が紅葉で赤く染まります。本堂へ向かう参道を覆う紅葉のトンネルが美しいです。
夜にはライトアップされ、幻想的な景色を見る事が出来ます。
近くには、箕面の滝があり、こちらも紅葉の名所として有名で、一緒に観光するのもおすすめです。
境内の様子
☝️クリックすると拡大表示されます
勝尾寺の御朱印
勝尾寺の拝観時間
平日 | 8:00~17:00 |
---|---|
土曜日 | 8:00~17:30 |
日曜・祝日 | 8:00~18:00 |
※参拝受付は閉門15分前までとなります。
勝尾寺の入山料
個人 | |
---|---|
大人(高校生以上) | 400円 |
小・中学生 | 300円 |
未就学児 | 100円 |
2歳以下 | 無料 |
勝尾寺への行き方(アクセス・地図)
電車
- 北大阪急行「千里中央駅」からバス33分 下車すぐ
- 阪急「北千里駅」から40分
- 阪急箕面駅から徒歩2時間から3時間
自動車
- 名神高速道路「茨木IC」から21分
- 近畿自動車道・中国自動車道・名神高速道路「吹田IC」から24分
- 中国自動車道「池田IC」から26分
勝尾寺の駐車場
普通車 | 1時間まで:500円 以降30分毎:200円 |
---|
屋外バス駐車場(応頂閣前)
大型・中型バス | 2,000円 |
---|---|
小型・マイクロバス | 1,000円 |
勝尾寺の所在地・連絡先
所在地 | 〒 562-8508 大阪府箕面市勝尾寺 |
電話番号 | 072-721-7010 |
コメント