佛母摩耶山 忉利天上寺(兵庫県神戸市)の基本情報
忉利天上寺の基本情報(本尊、宗派、開基、霊場、縁起、境内、御朱印、
六甲山系の摩耶山上にある、摩耶夫人を本尊とする日本唯一の寺。
忉利天上寺の本尊
十一面観世音菩薩
観世音菩薩は、観音の名を唱えて助けを求める人があれば、どんな願いでも聞き入れてくれる。33の姿になって現れるのですが、十一面観世音菩薩は11の顔を持ち、四方八方に顔を向けて全ての人々を救う。
仏母摩耶夫人尊
忉利天上寺の宗派
古義真言宗
忉利天上寺の開基
法道上人
インドから渡来した高僧。西国三十三所で知られる播州清水寺、一乗寺、花山院菩提寺などを開く。
忉利天上寺の御利益
女性守護・安産と子授け・子育て
忉利天上寺の霊場
- 新西国三十三箇所 第22番
- 関西花の寺二十五霊場 第10番
- 西国愛染十七霊場 第4番
- 摂津国八十八箇所 第80番
- 摂津国三十三箇所 第4番
- 神戸十三仏霊場 第2番
- 神戸七福神(布袋尊)
- 福原西国三十三観音霊場 客番奥之院
- 神仏霊場巡拝の道 第69番(兵庫第4番)
忉利天上寺の縁起と見所
インドから来た法道仙人
摩耶山忉利天上寺は、通称、摩耶山天上寺と呼ばれ、兵庫県神戸市にある六甲山系の摩耶山上にあります。古来より摩耶山は山自体がご神体として崇められた霊山です。
飛鳥時代646年に孝徳天皇の勅願によってインドから渡来した高僧の法道仙人によって開創されました。
法道仙人は、西国三十三所で知られる播州清水寺、一乗寺、花山院菩提寺なども開いています。
釈迦の作った十一面観世音菩薩
本尊は、釈迦が自ら作ったと伝わる一寸八分の秘仏十一面観世音菩薩です。インドの法道仙人が日本に伝えました。
釈迦が42歳の厄年の時に作った事から、「厄除招福の秘仏」として信仰されています。
摩耶山は六甲山系の最南に位置し、茅渟の海(大阪湾)を眼下に守護している事から、沖を通う船はことごとく帆を下げて、遥かから航海の安全を祈願する慣わしがあった為、「帆下げ観音」の愛称で親しまれました。
観世音菩薩
観世音菩薩は、全ての人々をよく観察して、観音の名を唱えて助けを求める人があればすぐに救ってくれます。三十三の姿に変化して我々を救ってくれると観音経には書かれています。観音菩薩さまは救う相手によって、様々な姿になって現れます。
十一面観世音菩薩は、頭上に、慈悲に満ちた菩薩の顔、恐ろしい憤怒の顔など11の顔を持ち、四方八方に顔を向けて全ての人々を救ってくれます。現世利益が人気で、奈良時代中頃からよく作られました。
お釈迦さまの生母、摩耶夫人
摩耶夫人はお釈迦様の生母です。
唐に留学していた弘法大師空海は、女人守護の女身仏として盛んに信仰されていた、梁の武帝自作の香木造りの仏母摩耶夫人像を持って帰りました。
これ以来、「仏母摩耶山 忉利天上寺」と呼びます。
「女人守護の本山」「女人の御寺」「女人高野」などと女性の信仰を集め、日本で最初に安産腹帯を授けた寺「安産腹帯発祥の霊場」として知られます。
境内の様子
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忉利天上寺の御朱印
(順に、西国愛染十七霊場、神仏霊場巡拝の道)
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忉利天上寺の拝観時間
拝観時間 9:00~17:00
忉利天上寺の入山料
○ 入山料 無料
忉利天上寺への行き方(アクセス・地図)
電車
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- JR「三ノ宮」または阪急・阪神「三宮」からバス24分「摩耶ケーブル下」下車、ケーブル「星の駅」徒歩10分
- 阪急「六甲駅」またはJR「六甲道」からバス「摩耶ロッジ前」下車、徒歩4分
- JR「三ノ宮」または阪急・阪神「三宮」からバス24分「摩耶ケーブル下」下車、ケーブル「星の駅」徒歩10分
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自動車
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- 阪神高速道路「魚崎出口」から32分
- 阪神高速北神戸線「からと西」または「からと東」から20分
- 阪神高速道路「魚崎出口」から32分
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忉利天上寺の駐車場
有料あり40台(市営駐車場 500円/回)
忉利天上寺の所在地・連絡先
所在地 | 〒657-0105 兵庫県神戸市灘区摩耶山町2−12 |
電話番号 | 078-861-2684 |
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