補陀洛山 総持寺(大阪府茨木市)の基本情報
総持寺の基本情報(本尊、宗派、開基、霊場、縁起、境内、御朱印、
総持寺の本尊
総持寺の宗派
高野山真言宗
総持寺の開基
藤原山蔭
平安時代の中納言で、包丁の名人で知られる。四条流庖丁道を定めた。
総持寺の御利益
総持寺の霊場
- 西国三十三所 第22番
- 摂津国八十八箇所 第47番
- 摂津国三十三箇所 第27番
- ぼけ封じ近畿十楽観音霊場 第6番
- 神仏霊場巡拝の道 第63番
総持寺の縁起と見所
○ 総持寺は亀に乗った観音様として知られ、平安時代に中納言藤原山蔭によって開山されました。阪急総持寺駅から近い小高い丘に建てられています。
亀に乗った観音
○ 藤原高房が太宰府で赴任している時、漁師達が一匹の大亀を捕まえていたのですが、高房は今日は観音様の縁日だからと頼み、大亀を逃して上げました。
その夜、継母の企みによって、高房の息子の藤原山蔭が淀川に落とされました。なんて酷い継母でしょうか!
高房は嘆き悲しみ、観音様に祈りました。
すると、昨日助けた大亀が息子を背中に乗せて現れたのです。
藤原高房は観音様に感謝し、観音像を刻んで伽藍を建てる事を観音様に約束しました。
しかし実現出来ないまま亡くなり、息子の藤原山蔭が亡き父の遺志を引き継ぎます。
山蔭は長谷寺の観音様のお告げにより出会った童子の仏師にお願いします。観音像を彫るために童子がお堂に篭ります。千日後、藤原山蔭がお堂に入ると亀に乗った千手観世音菩薩が彫られていました。
童子は実は長谷寺の観音様だったのです。
藤原山蔭は伽藍を建立し、その亀に乗った千手観世音菩薩を祀りました。
👇 絵巻物で説明してくれています
観世音菩薩
観世音菩薩は、全ての人々をよく観察して、観音の名を唱えて助けを求める人があればすぐに救ってくれます。三十三の姿に変化して我々を救ってくれると観音経には書かれています。観音菩薩さまは救う相手によって、様々な姿になって現れます。
千手観世音菩薩は、千の手を持っていて、一つ一つの手の掌には眼があり、この眼で一切の衆生の願い事を余す事なく見届け、千の手にあるように、あらゆる手段で願いを叶えてくれます。とても人気のある観世音菩薩です。
天皇の勅願寺
○ 平安時代の中頃には西国三十三所の霊場として知られ、一条天皇・後一条天皇・白河天皇・鳥羽天皇の勅願寺となり、栄えます。
戦国時代に焼けてしまいますが、その後豊臣秀頼が再建しました。
四条流庖丁道の起源
○ 藤原山蔭は四条流庖丁道と言う新たな料理作法を定め、包丁の名人として名高い。毎年、4月18日に山蔭流庖丁式が行われ、数人の板前が、庖丁と真魚ばしで生け造りを奉納します。
境内の様子
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総持寺の御朱印
(順に、神仏霊場巡拝の道、西国三十三所)
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総持寺の拝観時間
拝観時間 6:00~17:00
納経時間 8:00〜17:00
総持寺の入山料
○ 入山料 無料
総持寺への行き方(アクセス・地図)
電車
- JR「総持寺駅」から徒歩5分
- 阪急「総持寺駅」徒歩5分
自動車
- 名神高速道路「茨木IC」から40分
総持寺の駐車場
有料あり(約20台)
最初の40分 300円。以降20分ごとに 100円。(普通車のみ)
総持寺の所在地・連絡先
所在地 | 〒567-0801 大阪府茨木市総持寺1丁目6−1 |
電話番号 | 072-622-3209 |
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