新緑の中、丹生川上神社で禊する
枚岡神社で知り合った方に誘って頂いて、丹生川上神社で禊をさせて戴きました。
川での禊です。
初めてですね。
丹生川上神社
相生の杉
寄り添うように、2本の高い杉がそびえたっています。
樹齢800年。
「相生の杉」と呼ばれる杉です。
夫婦円満、延命長寿のご利益があると言われています。
夢淵
丹生川上神社から歩いて1分の所に、夢淵と呼ばれる場所があります。
丹生川、木津川、四郷川
の3つの川が合流する珍しい場所です。
緑に囲まれて美しいですね。
ここで禊をする予定でしたが、バーベキューをしている人がいましたので別な場所に変更しました。
神道行法
禊
神社の目の前の河原で禊を行いました。
参加者は10数名です。
河原で「鳥舟」を行いました。
「イェー、イエイ」
「エイ、ホー」
「エイ、サー」
と掛け声が河原に響きます。
鳥舟の後、川に入りました。
肩の高さまで、水面があります。
みんなで、「大祓詞」を何度も唱えました。
水が緩やかに流れているので、時折、体が流されます。
滝行と違って、痛みも苦しみもないです。
ただ、ただ、水の中で「大祓詞」を唱えます。
鎮魂
本殿の前で、「鎮魂」を行いました。
「大祓詞」を唱えてから、「鎮魂」を行います。
座って、「ひい、ふう、みー、よー」と数を唱えながら、手を組んで、右に左に手を振ります。
みんなの声と心が一つになっていきます。
直会
禊を終わってから、みんなで直会をしました。
食事を用意してくださいました。美味しかったです。
宮司さんのお話を聞く事が出来て良かったです。
昔、「蟻通神社」と呼ばれていたそうですが、それは参拝に訪れた朝廷の列がまるで蟻の行列のようだったからだそうです。
朱印
こちらで、新しく御朱印帳を購入しました。
表には「萬歳旛」、裏には「龍神」が施されています。
迫力のある重厚なデザインで気に入っています。
「萬歳旛」は、御代代わり、天皇即位の時にも使われた有り難い旗です。
実は、「萬歳旛」の由来は丹生川上神社にありました。
神武天皇が大和の国を平定しようとした時のことです。
天の香具山の土で酒壺を作って酒を入れ丹生川に沈め、もし魚が浮き上がれば武器を使わず大和の国を平定できると夢のお告げがありました。
実際にお告げ通りにすると、魚が浮き上がり大和の国を平定出来ました。その魚を鮎と呼び、それを形どった旗が「萬歳旛」です。
丹生川上神社の由緒
丹生川上神社は古来から水の神様として信仰されています。
神武天皇が、戦勝祈願した地という伝承があります。
五穀の豊穣に特に旱続きには降雨を、長雨の時には止雨を祈るなど朝廷からも信仰されていました。
所が戦国時代以降、そのような祈願が途絶えてしまい、「丹生川上神社」の場所さえ分からなくなります。
丹生川上神社ではないかと言われていたのは、丹生川上神社上社、丹生川上神社下社と蟻通神社の三社。(官幣大社丹生川上神社としては一社)
蟻通神社こそ丹生川上神社と判明し、丹生川上神社中社と呼びます。
(丹生川上神社中社が丹生川上神社として登記されています)
丹生川上神社の御祭神
本殿 罔象女神
相殿 伊邪奈岐命 伊邪奈美命
東殿 大日孁貴命(=天照大神) 八意思兼命 誉田別命
西殿 開化天皇 上筒男神 大国主命 事代主命 綿津見神 菅原道真公
丹生川上神社への行き方(アクセス・地図)
所在地 | 吉野路エリア〒632-2431 吉野郡東吉野村小968 |
TEL/FAX | 0746-42-0032 / 0746-42-1134 |
拝観時間 | 08:00~17:00 |
交通アクセス | |
平日 | 近鉄大阪線「榛原駅」下車、奈良交通バスの[東吉野村役場行]に乗車、「東吉野村役場」下車。 東吉野村役場からコミュニティバス[小川大又線]に乗車、「蟻通」下車。 |
休日 | 近鉄大阪線「榛原駅」下車、奈良交通バスの[菟田野行]に乗車、「菟田野」下車。 菟田野からコミュニティバス(小型タクシー)[大又菟田野線]に乗車、「蟻通」下車。 |
※休日のコミュニティバスをご利用の場合は、事前予約が必要(TEL:0746-32-5050)駐車場駐車場:無料 |
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