天野山 金剛寺(大阪府河内長野市)の基本情報
金剛寺の基本情報(本尊、宗派、開基、霊場、縁起、境内、御朱印、
金剛寺の本尊
金剛寺の宗派
真言宗御室派
金剛寺の開基
- 開山 行基
大阪府堺市で生まれた行基は、民間布教や社会事業に尽力し、東大寺の大仏建立、久米田池など大きな国家事業に携わりました。生涯に49の寺を建立しています。 - 開基 聖武天皇(勅願)
文武天皇の皇子で、皇后は光明皇后。仏教に帰依して諸国に国分寺、国分尼寺を建て、奈良に東大寺の大仏を建立した。政情・世情が安定せず、恭仁京,紫香楽宮,難波京と3回も都を遷した事でも知られる。
金剛寺の御利益
金剛寺の霊場
- 新西国三十三箇所 第7番
- 河泉二十四地蔵霊場 第12番
- 河内飛鳥古社寺霊場 第8番
- 神仏霊場巡拝の道 第55番
金剛寺の縁起
行基の開基
○ 金剛寺は、奈良時代に聖武天皇の命により、行基が開きました。また、平安時代には弘法大師空海が修行しました。
阿観上人による再興と女人高野
○ 残念ながら400年もの間に、金剛寺は荒廃していきます。
平安時代の末期に高野山より阿観上人が来られ、伽藍が復興されました。後白河上皇とその妹の八条女院の篤い帰依と庇護を受けました。八条女院は皇室の領地を管理し、当時は「日本第一の富裕者」と呼ばれた女性です。
そして阿観上人は、高野山より真如親王筆の弘法大師像を拝受し御影堂を建立し、女性が弘法大師と縁を結ぶ霊場として、以後、「女人高野」呼ばれるようになりました。
南朝の拠点
○ 鎌倉時代の終わり、南北朝時代に後醍醐天皇の勅願寺となり、金剛寺は南朝方の拠点となりました。
1354年から6年間、その皇子の後村上天皇は行宮として、摩尼院と食堂を用いました。行宮とは、天皇が行幸のとき、旅先に設けた仮宮(仮の御殿)です。
その頃、 4年の間、北朝の三人の上皇が幽閉されました。そのせいで寺の財政が圧迫したといいます。
天野酒
○ 南北朝時代が終わり、米や木材、炭、特に「天野酒」が商品として寺の経済を潤しました。織田信長や豊臣秀吉の庇護を受け、豊臣秀吉は、「酒に心を入れるように」と記した朱印状を与えています。
平成の大修理
○ 江戸時代の1700年に徳川綱吉の命により大修理が行われました。それから300年の時を経て、2009年に建物や仏像の大修理が行われました。9年に及ぶ大修理で、平成30年3月27日、落慶法要が行われました。
映画「鬼ガール!!」
○ 金剛寺は、映画「鬼ガール!!」のロケ地に選ばれ、境内にステージが組まれ、主人公の妹のバンドが演奏しました。
境内の様子
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金剛寺の御朱印
(順に、神仏霊場巡拝の道)
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金剛寺の拝観時間
拝観時間 9:00~16:30
金剛寺の入山料
○ 入山料 無料
大人・大学生 | 高校生 | 中学生 | 小学生 | |
---|---|---|---|---|
伽藍 | 200円 | 200円 | 200円 | 100円 |
本坊 | 400円 | 400円 | 400円 | 200円 |
伽藍本坊共通券 | 500円 | 500円 | 500円 | ー |
金剛寺への行き方(アクセス・地図)
電車
- 近鉄「河内長野駅」からバス「天野山」下車、徒歩1分
- 泉北高速鉄道「光明池駅」からバス「天野山」徒歩1分
自動車
- 阪神高速道路「三宅出入口」から40分
- 南阪奈道路「羽曳野IC」から25分
- 阪和自動車道「貝塚IC」から25分
金剛寺の駐車場
有料あり(500円/1日(普通車))
営業時間7:00~18:00(年中無休)
金剛寺の所在地・連絡先
所在地 | 〒586-0086 大阪府河内長野市天野996 |
電話番号 | 0721-52-2046 |
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