法雲寺　（大阪府堺市）

大雄寳殿

Table of Contents

法雲寺　（大阪府堺市）

本尊

釈迦如来

薬師如来

阿弥陀如来

宗派

黄檗宗

開基

慧極道明禅師

霊場

河内西国霊場　第六番

縁起

法雲寺は黄檗宗三傑の一人、慧極道明禅師によって寛文一二年（１６７２年）に開山されました。寺伝によれば、法雲寺の前身は弘法大師に開基で、神福山長安寺と称する真言宗の大寺院でしたが、元和年間（１６１５年〜２４年）に西除川の氾濫で流出、その後変転を重ね、寛文一一年（１６７１年）曹洞宗の僧、宗月が霊夢によって地中より観音像を掘り起こして草庵に安置し、翌年慧極道明禅師に来住を請い、寺を委ねたという事です。禅師は後水尾天皇、徳川四代将軍家綱公、狭山藩五代藩主北条氏朝公をはじめ、全国津々浦々の人々に帰依を受け、４８カ寺もの開山となり、中本山としての法雲寺を築き上げました。現在当山は、異国を思わせる山門をはじめ、天王殿・大殿（本堂）・開山堂・輝先殿など黄檗様式独特の伽藍構成を今に残しています。

（由緒書きより）