ブラッド・ダイヤモンド (2006年)

ブラッドダイヤモンド ○ドラマ
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ブラッド・ダイヤモンド (2006年)

あらすじ (ネタバレ)

 西アフリカのシエラレオネでは、政府とそれに反抗する反政府武装勢力の革命統一戦線(RUF)が内紛を起こしている。

 漁師ソロモンのいる村に反政府勢力RUFが襲ってきた。ソロモンと家族は生き別れになった。ソロモンはダイヤモンドの採掘に連れられていく。

 ソロモンは大きなダイヤモンドを盗み出し、土の中に埋めた。その時に、政府軍がダイヤモンド採掘場を襲っていた。

 

 ローデシア出身の元白人傭兵アーチャー。アーチャーは武器と交換してダイヤモンドを受け取る。ダイヤモンドを密輸しようとするが、シエラレオネ政府軍に見つかり捕まってしまう。そこで、アーチャーとソロモンが出会う。アーチャーはソロモンが埋めたダイヤモンドに興味を持ち、ダイヤモンドと交換に家族を助け出す事を約束する。

 ダイヤモンドが欲しいアーチャー。家族を探すソロモン。二人がダイヤモンド採掘場に着くと、息子と出会う。息子はソロモンを敵だと言い、銃を向ける。息子に話し掛けるソロモン。ソロモンの愛が通じ息子は銃を下ろす。銃弾の当たったアーチャーの腹から血が流れる。

 アーチャーはダイヤモンドをソロモンに渡す。横取りするつもりだったが、ソロモンに渡した。ソロモンはマディーに電話して、ソロモンの事を頼んだ。アーチャーの言葉にはマディーに対する愛があった。

 

 マディーに救われたソロモン。ダイヤモンドの密輸商人と会い、お金と家族を手に入れる。それを写真に撮るマディー。

 ダイヤモンドの密輸商人は逮捕される。ソロモンのいたアフリカの国に平和が戻った。

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感想・考察 (ネタバレ)

 政府対反政府勢力RUFの戦いも、いつしか利権の争いになる。

 武器の売買、ダイヤモンドの売買、金のためなら何でもやる、人さえ殺すアーチャー。社会的正義を振りかざしながら、村を襲い、村人の手をきおり落とし、人をさらってダイヤモンドを売る解放軍。お金のためなら人さえ殺すのが普通。以上な世界となっているアフリカ。TIA=This is Africa.。

 

 バンディーから「お金を手に入れたら結婚して子供を作るのか」と聞かれ「結婚しない」と答える。結婚して家族を作ることの意味さえ分からないアーチャー。欲しいものを手に入れるために、人を裏切り、人を殺すのも当たり前になっているアーチャー。それが、バンディーと出会い、死ぬ直前になって、愛を知る。

 

 アフリカは、ダイヤモンドの産地として有名だが、それは、このような反政府勢力・ゲリラの資金源として子供や奴隷に採掘させたもので、血塗られたダイヤ「紛争ダイヤ」「ブラッド・ダイヤモンド」と言う。女性はダイヤモンドを欲しがるが、その手助けをしていると、映画の中でも言及している。

 ジャンルはアクションとなっているが、タブーとされている社会問題を取り扱った映画。

作品

スタッフ・俳優

監督 エドワード・ズウィック

出演者 レオナルド・ディカプリオ ジャイモン・フンスー ジェニファー・コネリー

公開 アメリカ2006128日 日本 200747

上映時間 143

製作国アメリカ

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コメント

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