紫金山 法楽寺(大阪府大阪市)の基本情報
法楽寺の基本情報(本尊、宗派、開基、霊場、縁起、境内、御朱印、
法楽寺の本尊
不動明王
凄まじい破壊と人々を救済する慈悲の心を兼ね備えた大日如来の化身
法楽寺の宗派
真言宗泉涌寺派
法楽寺の開基
平重盛
平安時代末期の武将で、平清盛の嫡男として、保元の乱、平治の乱で父を助け武功をあげた
法楽寺の御利益
法楽寺の霊場
- 近畿三十六不動尊霊場 第3番
- おおさか十三仏霊場 第1番
- 摂津国八十八箇所 第40番
- 神仏霊場巡拝の道 第47番
- 役行者霊蹟札所
法楽寺の縁起
○ 法楽寺は、大阪にあり、最寄りの駅から歩いて5分ほどの好立地にある寺で、「田辺のお不動さん」と親しまれています。毎月28日の不動明王の縁日にはたくさんの人々が訪れて、寺は賑やかになります。
平重盛
○ 開基の平重盛は、平安時代末期の武将で、平清盛の嫡男です。保元の乱、平治の乱では、父を助け武功をあげました。
平重盛は熱心な仏教信者で、宋の禅師・育王山仏照に結縁を求めると、仏照は重盛の志の篤さに感銘し、阿育王山伝来の仏舎利二粒を送りました。現在、この仏舎利二粒は、最上最尊の寺宝として三重塔に安置されています。
慈雲尊者
○ 法楽寺が歴史に登場するようになるのは、江戸時代以降です。「日本の小釈迦」と呼ばれる慈雲尊者が、この法楽寺で得度したのです。
○ 慈雲尊者は、十三歳で法楽寺にて出家し、江戸中期の大阪を中心として活躍した仏教僧です。正法律という一つの思想、つまり、釈迦が説いた教えそのものを重視し、私情を交えず、仏教の真髄を極めようとする原点回帰の姿勢を重んじました。
○ 仏教で重要な「十善戒」の意味内容および功徳を説いた「十善法語」を書き記します。江戸時代の大阪商人に大きな影響を与え、「片手にそろばん、片手に十善法語」と言われ、商人とはいえ、人の道を外さないと言う気質を育てました。
十善戒とは
古くから仏教で説かれてきた教え方ですが、「よい習慣を身につける」という意味です。
不殺生(ふせっしょう)・・・・むやみに生き物を傷つけない
不偸盗(ふちゅうとう)・・・・ものを盗まない
不邪婬(ふじゃいん)・・・・・邪淫しない
不妄語(ふもうご)・・・・・・うそをつかない
不綺語(ふきご)・・・・・・・無意味なおしゃべりをしない
不悪口(ふあっく)・・・・・・悪口を言わない
不両舌(ふりょうぜつ)・・・・二枚舌を使わない
不慳貪(ふけんどん)・・・・・欲深いことをしない
不瞋恚(ふしんに)・・・・・・耐え忍んで怒らない
不邪見(ふじゃけん)・・・・・まちがった考え方をしない
四国八十八箇所 お遍路ポータル
平成の三重塔
法楽寺の山門をくぐると、目の前に、まだ新しい木造の三重塔がそびえ立っています。
この美しさに目を留まらせるでしょう。
この三重塔は、開祖の平重盛が阿育王山より伝来の紫金二顆の仏舎利を安置する為に、平成8年に建てられてたものです。
塔内には本尊として大日如来、脇侍に不動明王、愛染明王が祀られていて、毎月28日の不動明王の縁日には開扉され、参拝の方々が内陣を拝礼する事が出来ます。
不動明王図像 (青不動の原画)
昭和53年秋、法楽寺の蔵から偶然不動明王図像が発見されました。
この不動明王図像は、「天下の三不動」の一つ京都青連院の国宝「青不動」の原画と判明しました。
「天下の三不動」とは、大津市園城寺(三井寺)の黄不動尊像、高野山明王院の赤不動尊像、京都青蓮院の青不動尊像の3つです。
境内の様子
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法楽寺の御朱印
(順に、神仏霊場巡拝の道、おおさか十三仏霊場)
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法楽寺の拝観時間
拝観時間
(夏季)6:00〜18:00
(冬季)5:00〜17:00
法楽寺の入山料
無料
法楽寺への行き方(アクセス・地図)
電車
- JR「南田辺駅」から徒歩4分
- 大阪地下鉄「田辺駅」徒歩10分
自動車
- 阪神高速道路「駒川IC」から5分
法楽寺の駐車場
無料あり(10台ほど)
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