真正極楽寺(真如堂)(京都府京都市)の基本情報
【真正極楽寺】
京都市左京区通称・真如堂と呼ばれる
984年、比叡山の僧である戒算が夢告により、比叡山常行堂の本尊阿弥陀如来を一条天皇生母の離宮に安置したのが始まりです。
紅葉の名所として最近人気ですが普段は静かな寺院
只今色づき始めてきたところ
紅葉のグラデーションが綺麗でした🍁✨ pic.twitter.com/MGmT6cVPsu— 藤白 小鈴(cotu-cotu) (@cotucotu1) November 8, 2017
真正極楽寺(真如堂)の基本情報(本尊、宗派、開基、霊場、縁起、境内、御朱印、
真正極楽寺とは、「極楽寺と名乗る寺は多いが、ここが正真正銘の極楽の霊地」と言う意味を込めて名付けられました。
真正極楽寺(真如堂)の本尊
阿弥陀如来 (重要文化財)
西方の極楽浄土で教えを説き、どんな人間でも阿弥陀如来の名を唱えて、拝めば必ず極楽往生が遂げられると言われています。四十八の大願を成就して如来となった。
真正極楽寺(真如堂)の宗派
天台宗
真正極楽寺(真如堂)の開基
- 戒算
真正極楽寺(真如堂)の霊場
- 洛陽三十三所観音霊場 第5番(新長谷寺)
- 洛陽六阿弥陀めぐり 第1番
- 神仏霊場巡拝の道 第111番(京都第31番)
- 京洛十八大師めぐり 第 3 番
- 洛陽四十八願地蔵霊場 第 23 番
- 十二薬師霊場 第 1 番
- 善光寺四十八願寺霊場 第 32 番
- 西方四十八願所 第 18 番
- 通称寺の会
真正極楽寺(真如堂)の縁起と見所
光明寺の隣、『眞正極樂寺』
『真如堂』として知られるのは多くの伽藍が応仁の乱によって焼失してしまった故である。
本尊は近江の穴太に運び無事であったとか。
多くの仏像が残る寺である。
京の中でも儂の気に入った寺の一つである。#京都 #真如堂 #真正極楽寺 #仏像 #寺 #紅葉 #日本史 pic.twitter.com/UQ7d1T0hYu— 山本勘助晴幸 (@yamakandoukisai) September 18, 2021
真正極楽寺とは、「極楽寺と名乗る寺は多いが、ここが正真正銘の極楽の霊地」と言う意味を込めて名付けられました。
真正極楽寺(真如堂)の創建
平安時代984年、戒算が延暦寺常行堂の阿弥陀如来像を、神楽岡東の東三条院の離宮に移したのが始まりです。
この阿弥陀如来像は、慈覚大師円仁が苗鹿大明神で見つけた霊木で彫った阿弥陀如来像で、衆生済度、特に女人済度の「うなずきの弥陀」と呼ばれています。
戒算は、992年に、離宮を寺院として開山しました。
994年には、一条天皇の勅命で、本堂を建立して勅願寺となりました。
女性を救う、うなずきの弥陀
本尊の阿弥陀如来像は、延暦寺常行堂の本尊として、慈覚大師円仁が自ら掘った阿弥陀如来です。
円仁が苗鹿大明神で見つけた霊木で阿弥陀如来を彫り、本尊として白毫を入れて完成させようとしたところ、阿弥陀如来は首を振って拒否しました。
「では、京に出て全ての人々、特に女性をお救い下さい」
と頼むと、阿弥陀如来は三度うなずいたそうです。
阿弥陀如来は、しばらく、比叡山に祀られてたのですが、円仁の夢枕に
「急いで京に下山すべし」
とお告げがあり、東三条院の離宮に移され、真如堂を開山しました。
阿弥陀如来像は、衆生済度、特に女人済度の「うなずきの弥陀」と呼ばれています。
晴明の命を救った不動明王
本尊の阿弥陀如来像の左に不動明王が祀られています。
陰陽師・安倍晴明が不慮の死に遭った時、家に祀っていた不動明王像が飛来して、閻魔大王に直談判し命乞いをして、晴明を蘇生させました。
閻魔大王は「この印鑑を施し、あまねく諸人を導くべし」と「五行之印(決定往生の秘印)」を授けました。
85歳まで生きた安倍晴明は、この秘印を多くの人々に施したと伝えられています。
「涅槃の庭」と「随縁の庭」
東山三十六峰を借景とした枯山水「涅槃の庭」とモダンな「随縁の庭」で静寂を感じていただけます。
「随縁の庭」は、日本を代表する作庭家・重森三玲の流れを引く重森千青氏が設計した庭です。
(祖父の重森三玲は、岸和田城や東福寺、豊国神社、松尾大社、林昌寺などの庭を設計した作庭家)
「随縁」とは「随縁真如」の略で、「真理が縁に従って種々の相を生じる」という教えで、季節や天候、時間帯など条件の違いによって様々な表情を見せることで随縁を体現する、モダンな庭です。
お十夜 (11月5日〜15日)
お十夜(おじゅうや)は、「この世で十日十夜善いことをすれば、仏国土で千年善いことをするに勝る」という「無量寿経」の教えに基づき、阿弥陀如来の法恩に感謝する法要です。
十日十夜の間、講員が八つの鉦を打ち鳴らしながら念仏を唱えます。
この期間は、秘仏本尊・阿弥陀如来は一般に公開され、御手に結ばれた糸・白い綱に触れると、阿弥陀如来立像に直接触れたのと同じ御利益があるとされています。
境内の様子
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真正極楽寺(京都市左京区)
天台宗
通称・真如堂(しんにょどう)本尊は阿弥陀如来境内には三重塔、山門、元三大師堂、鐘楼など京都府指定文化財の伽藍が並ぶ。
紅葉の名所としても有名✨金戒光明寺から徒歩5分ほど〜😊
11月20日参拝 pic.twitter.com/LIYgM2Q1g2
— なるなる (@2HIEV4iN3rvdk7b) November 24, 2021
真正極楽寺(真如堂)の御朱印
(順に、神仏霊場巡拝の道)
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真正極楽寺(真如堂)の拝観時間
拝観時間 9:00〜16:00(受付15:45まで)
真正極楽寺(真如堂)の入山料
○ 入山料
一般 | 高校生 | 中学生 | 小学生 | |
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通常期 | 500円 | 500円 | 400円 | 無料 |
特別拝観 | 1000円 | 1000円 | 900円 | 無料 |
※特別拝観:3月1日〜3月31日、11月1日〜12月8日(2019年)
真正極楽寺(真如堂)への行き方(アクセス・地図)
電車
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- 京阪電鉄「出町柳駅」下車、バス9分「錦林車庫前」下車、徒歩5分
- JR「京都駅」下車、バス31分「真如堂前」下車、徒歩3分
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自動車
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- 名神高速道路「京都南IC」から24分
- 名神高速道路「京都南IC」から24分
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真正極楽寺(真如堂)の駐車場
あり(普通車5台、紅葉期不可)
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- 真如堂境内の駐⾞場は⾮常に狭いため、バス・タクシーでお越しください。
真正極楽寺(真如堂)の所在地・連絡先
所在地 | 〒606-8414 京都市左京区浄土寺真如町82 |
電話番号 | 075-771-0915 |
参拝レポート
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