波切神社
波切神社
御祭神
浪切不動明王
御利益
交通安全、航海安全
(岸和田だんじり祭の安全祈願が行われます)
由緒
港湾開発の時に、今の場所から移される予定でしたが、そのまま鎮座されたようです。
岸和田カンカンベイサイドモールと波切ホールに隣接する良い場所に立地しています。
岸和田の港について
寛政3(1791)年8月、高波によって海岸付近の人家や土蔵が流される被害がありました。藩は浦奉行に命じて土砂留めを築かせるとともに、難破船や人命を救助し当地の繁栄のために防波堤を築いて船入場としました。しかし、わずか2、3年で河口の一部が土砂で埋まって船の出入りができなくなり、文化14(1817)年に改めて築港し完成しました。
ところで、当時の岸和田港の様子を描いた絵図を見ますと、魚之棚川(古城川)河口部分を沖から押し寄せる波から防ぐように突堤が描かれています。突堤上は松林となっており、その尖端には航海の安全を祈る不動堂がありました。不動堂は昭和8年の港改修時に移され、金比羅社・住吉社を合祀して浪切神社となりました。また、絵図の大北側には灯台の役割を果たしたと考えられる灯篭が描かれています。浪切神社には文化9年に建てられた灯篭が今も残り、それには「永代常夜灯」「金比羅大権現」と刻まれています。この灯篭が絵図に描かれた灯篭そのものという訳ではなさそうですが、浪切神社の灯篭もまた夜間の船の航行を助けた「灯台」の一つだったのかもしれません。
境内案内
鳥居
安全祈願碑
アクセス
〒596-0014 大阪府岸和田市港緑町1
Tel: 072-422-0686 (岸城神社)
岸和田駅から徒歩11分 (岸和田駅から商店街を抜け、真っ直ぐ)
コメント
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